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O・MO・RA・SHI、なのか。 [W650('99)]

0歳児が成人する以上の時間をバイク乗りとして過ごした訳だが、もう長い事「洗車」と言う行為をした覚えが無い。基本、清掃&メンテをしていれば問題ないし。

大体、洗車って外層が殆どで、駆動部のメンテナンスはまた別になるからなあ。逆に言えば、外装の手入れは怠ってもトラブル出ないから、ついつい後回し。

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□…あれ

そんな中、ふと気が付いたのがE/gの汚れ…んー。ヘッドガスケットのパッキン辺りに薄らとした汚れが見える。これはオイル滲み…かな、漏れって程ではないし。

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□Shit

なんて思いながら、反対側(スタンド側)へ回り込んで確認してみると、空冷フィンになにやら黄ばんだ液体が…OMORASHI、だなあ。ガスケットがやられたか。

kawasaki特有と言うのも変だが、メーカーの威信をかけてゼロから開発された最新のリッタースポーツ、市販車最高峰のJSB1000を走るZX-10Rすら漏れたからな。

拘りの基に作成されたとは言え、部品精度は比べるべくもないミドルクラスの空冷ツインでは、あって然るべき…とは言わないが、10Rよりはありそうな話だけど、な。

しかも20,000km越えた辺りから…30,000km未満で。10R同様にこの子も発病。

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□お預け

幸運だったのは購入から2カ月と少しで、走行で2,000km以下だった事…お店の保証が聞いた事、かな。10Rの時はガスケット交換に20,000円ちょいだったし。

まぁ、Wは10Rと違い、タンクを外せばヘッドが見えて、ヘッドカバーを開ければ交換が出来るレベルの構成だから、お店の保証が無ければ自分でやったけどね。

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□代車

ともあれ、今すぐに作業…と行かない部分の為、代車のスケジュールを確認してもらい、日曜日の夜に預けて、翌週の金曜日に回収…これで週末には乗れるし、問題なしと。

ただ、大型バイクを預けても、代車は125ccスクーターなのはちとションボリ。

2stクォーターレプリカとか乗りたいなんて我儘はさすがに無理としてもか、普段から原付2種スクーターに乗っている身には、新鮮味が欠片もないんだけどなあ。

まぁ電車に乗らずに家に帰れて、電車に乗らずに店に来れれば良いんだけどね。

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□お帰り

そして、約一週間のお預けを過ぎて、帰ってきたW650…お帰り!

これでまた20,000㎞を越えてお漏らしを始めたら、今度は自力でガスケットを変えて上げよう。ついでにタペット調整もするかな…Wはシム式だけども、簡単な方だしね。
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Factory KONDO 訪問 [W650('99)]

予備タンクを部屋に寝かせて数日間…寝かせて置いても良い事は無いし、早めに打合せてデザインを決めるべくnariさんの所へお邪魔する事とする。

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□出発

繁忙期とのお話であまり時間が無い為、早朝に打合せ&タンク引き渡し…は構わないのだが、むしろ都内を抜けて都下へ下る以上、時間が早い方が混まないのだが。

9時待合わせで、都内よりの神奈川で、7時出発は早かったかな。

まあ遅れて焦るよりは良いし、246や東名の交差、世田谷通りや甲州街道の立体交差、混むポイントは幾らでもあるので、早めに出るに越したことは無し。

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□到着

環状八号から川越街道、新座市へ到着。やはり予定より早めについて、近所のコンビニで軽く朝食と一服を済ませても15分前…静かにお店前へ付くも、既に作業中のご様子。

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□予備タンク

ざっくりと塗装案を伝えたり、ベースとなるタンクを渡したり…しつつ、かなりのご無沙汰だったので色々と話し込む。5年ぶり、いや…10年は経っていない、よな。

年を重ねると「つい最近」が1年以上前だったりするので侮れない…自分のお頭が。

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□パッド外し

webと友人からの知識で、パッドのセンター部分が外れる…との予備知識がある為、簡単に取り外せ…るかと思いきや、超・苦戦する。最終的に小型バールとか出てた。

が、流石におかしい…考えられるのは固着だが、見た目に大きな問題が無いのに、そこまで劣化する部位があるものか…と再度、調べ始めてセンター部はシールと知る。

センター部位が全て外れるのかと思いきや、まさかのシールで蓋ですか…。

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□パッド外し完了

仕組みが分かってしまえば取り外すのは簡単。シールを剥がして露出したボルトを外せば、パッドのベースとなる部位毎、手元に落ちてくる。むしろその重さに注意。

取り外した両側のパッドはベースが鉄で、単気筒のキャブと同じ位の重量。ここを現行パッドに変えるだけで数kgは軽量化出来るだろうと思えるレベル。

製造コストも無駄に掛るし、そりゃ初期だけのパッドなだけはあるな。

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□エンブレム除去

こちらはもう想定通りの両面テープ。Wユーザ以外には知らないだろうが、このエンブレムってば、プラ鍍金だからね。腐食も早いし金属感も無いし安っぽさ爆発

再利用の予定も無いし、タンクの傷も気にしないで良いので、ドライバーでゴリゴリ剥がす…ああ、エンブレム本体とは別のベースのプラッチックもあるのね。

しかし、こうして修飾品を外すと意外にスマートな形状だな。

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□色見本

当初はタンクのみで単色塗装を予定していたのだが、タンクの実デザインを見るに思い浮かんできたデザインがあり、ベースのカラーから考え直して色見本と格闘。

例えば、白でも青味がかったのや黄色みがかった物がある様に、またそのふり幅も細かくある為に色A×色B!と言う訳にも行かず、軽く2時間程悩み込む。

そして選び抜いたカラーと確定したデザインを伝えて金額を確認、お店を後にする。

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□学大 武一 濃厚鶏白湯

早朝からお出掛けでコンビニパンを齧った程度の食事だった為、246から環七を繋いで目黒通りへ…学芸大学へ。いつもの濃厚鶏白湯を食した後に奥様にお土産を購入。

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□自宅にて

塗装案を思い出しつつ車体を眺め、イメージを膨らませる…が、やはり載せてみないと分からないか。繁忙期に頼んだ事もあり完成は2~3か月先となる。

4月中旬に持ち込んでGW…は無理があるだろうし、5月が難しければ6月はもう梅雨だから、夏前に仕上がれば良いとも伝えているので、まだまだ出来あがりは先。

…むしろ、今のお財布状況を鑑みるに直ぐに出来た!と言われても困るのだが…夏のロンツー積立貯金がサクッと消えてしまうお値段だったからなあ。

月々のお小遣いから、夏までに積み立てんとだな。


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予備タンク&オリジナルペイント [W650('99)]

いつもならば、ほぼ完成…と言う段になって行うのだが、今回は敢えて初期に行ってみる事にする…大体、これを終えた後は圧倒的に愛着が増すからね。

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□到着

送料2,000円…広島からこのサイズなら、その程度は掛るか。物が物だけに衝撃を受けて凹み…なんていうのは避けたい所だし、梱包がシッカリしてる程サイズは嵩張るしなあ。

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□予備タンク

で、届いたのがこのマルーンなカラーの予備タンク。オクにて20,500円にて落札。合計金額で22,500円…凹みや大きな傷もなく、そのまま使えるレベルでこれならお安い方か。

とはいえ、塗装してしまう以上は多少の傷や塗装剥げは問題無いんだけどね。逆に、塗るにはちょっと勿体無いかと思わないでもない…が、好みじゃないしな。

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□内部確認

裏側も問題無し…特に錆と言うか腐食が怖かったのだが、コックやキャップから覗ける範囲に腐食した様子は無いし、これならばベースとして使用するのに問題無いだろう。

ちなみに明るい室内での作業なのだが、LEDライトが明る過ぎて暗く見えている。

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□裏側

見えない部分も怖いが、見える部分…装着してしまえば見えない部分の腐食も怖い物で、裏側も確認…うん、このまま使用出来そうかな。一応、交換時にフィルターは付けよう。

で、これは今までお世話になっているFactoryKondoさんへ打合せがてらに持っていくかな。過去に何度かお世話になっており、下記がその一例となる。

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□ZX-10R

初めて塗装して貰ったのが、初期型ZX-10R。ソリッドホワイトでライム純正と同じ塗り分けで純正の様に…と言うリクエストで出来あがったのがこのカラー。

詳しくない人は全く気がつかず、少し詳しい人はであれば、あれ、C1に白ってあったっけと首をひねり、詳しい人ならばああペイントか…と分かる玄人好みのペイント。

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□FAZE

事故修復がてらにペイント。純正部品で補修→高い!社外(Daytona)と大差無し→じゃあ社外品で→黒ゲルだから塗らないと→ならオリジナルデザインが良かろう、と。

タンクの無いBSでは難しい、縦断する2本のライン(メイン+サブ)を引く。フロントマスクとテールを塗装。同デザインにてAraiGOTH-TRACKERも塗ってもらう。

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□BW'S(初代)

4色×フロント×サイド(2P)と言う何気に豪華な仕様。しかも1色載せてはクリア止め×4と言う、通常塗装の手間が4倍のスペシャル(塗り手の苦労が)な迷彩柄。

3代のBを乗り継ぐも、このペイントカウルは未だに現役。通勤仕様の為に登場する機会は少ないものの部屋の収納で、大切に保管されている。

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□納品

…と過去の作品に思いを馳せ、新しい塗装プランを練るのは楽しいのだが。

収納の上段にBの迷彩カウルとWの予備タンク、下段に予備のBのE/gと言う収納は何れ困る気がしないでも無いというか、既に収納をデッドスペース化しているというか。

せめて、予備E/gは捌けないかなぁと思う今日この頃だったりする。

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Wツー -道志・山中湖- & W650 峠インプレッション。 [W650('99)]

土曜日は晴れていた…が、用事があって午前中は出かけられなかった。

午後から…とも考えたのだが、春の交通安全週間に入って最初の週末…しかも晴れとなればそこかしこでサイン会が催されるのは想像に難くなく、出掛ける意思が削られる。

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□早朝

なので、日曜日の早朝…W純正のライトですから明るく見えるほどの時間に家を出る。あまり良いタイミングではないが、そろそろWでも遠出がしたい…峠も走ってみたい。

そんな思いから、尻手黒川街道からR246、R413を経て道志へと抜ける道へ。

ちなみに246で一回、16で二回ほどネズミ捕り。のんびりと流していた頃、煽ってきたワンボックス、目の前に割り込んだS-MAXらとセットでサイン会場へ。

もちろん、自分だけは無罪放免。会場位置は覚えてるし、速度計も見てたからね。

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□R413

とかなんとか言いながら、R413 まで到着…ここから徐々に山道となる。

3シーズンジャケット&グローブはまだちょっと山には早く、ふもと辺りですでに震え始めてたのは内緒…だが、ここからノンストップで道志まで駆け上がる事にする。

はてさて、鉄馬ならぬ鉄驢馬なWは果たして、どれだけのモノを見せてくれるのか。

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□道の駅

結果から言うと、ダメダメの一言。こんなにも峠道に向かない車体は久しぶりかも。

…もうちょっとスピードレンジが高ければ大型バイクのトルクも活かせるのだが、低速でキツめのコーナーが連続するとね。切り返し重いわ遅いわ、パワーついてこないわ。

過去の経験から言えば、最も早く走れたのがD-TRACKERで、最も開けて走れるのがBWSだった、かな。10Rは低ギア高回転となる為に、ちと走り難い感じはしたけれども。

今までに一番、乗り難く感じたのはセパ&バクステのSRだけども、それをはるかに上回る…旋回等の概念を見事に切り捨てた車体だな、W650は。

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□H2

そして道の駅で休憩し、Wの元に戻ると最新スポーツのH2が…対極過ぎて面白いな。

PWレシオこそ凄いが、H2Rと異なり穏やかだと聞いたがどうなのだろう。過激さは初代10Rの方が上との話も…でも、道志を走って楽しいバイクではなさそうだなあ、H2。

そうそう、あまりにも峠に向かず、後方からくるバイクにちょいちょいと道を譲っていた(左にウィンカーを出し、車体を歩道側へ寄せて減速)のだが。

ぶっちゃけ、峠で道を譲ったのなんて(抜かれたのは除き)ほぼ初めてなのだが。

強がりでもなんでもなく、他車を先に行かす事が苦にならない自分に驚いた。これはWの穏やかな特性故か、それともアラフォーとなった自分故なのか…いや、Wのおかげだな。

今でも10RなりBなりで来ていたら、素直に譲れなかったろうしな。

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□桜

結論から言えば、峠道ではダメダメな車体…だが、楽しくもある車体。

2~3速で3,500rpmを境としてのんびりと流すのが、こんなにも楽しく感じさせる車体は、初めてかも知れない。何度も通った道なのに、見落とした発見が山の様にある。

ハンドリングは重く切り返しは遅く、スロットルレスポンスは鈍くコーナーはオーバーなほどに身体を動かして、それなのにゆっくりと抜けてゆく楽しさは初めての体感である。

少なくともGWかあるいは、また、夏ぐらいには来たいと思えるほどには。

しかし、イングランドバーへの交換後でかなり曲がり易くなっていてなお、これかあ…と考えるとあのワイドな純正ハンドルだと、寝かすのも切り返すのも苦労したんだろうな。

でもこうやって、桜を見る為に立ち止まったりする余裕はスポーツバイクには無い醍醐味だろう。寒い山のせいか桜はまだ見ごろで、タンクに写り込む桜の美しさに見惚れる。

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□走行距離

出掛ける前に近所のスタンドで給油…して、帰りも同じスタンドで給油して確認。

本日の走行距離は211.3km…まず、200㎞を越えてリザーブも使用しない、給油無しで走れるのに驚いた。そして請求された金額が779円と言う金額に驚愕する。え、ホントに?

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□779円

マジか。221÷7.7=28.7…ええ、L辺り29kmも走ったのかW。交通安全週間の為に高ギア低回転を意識しての走りだったとはいえ、L辺り30km近いってすげぇ。

しかもレギュラーガソリンだから、サイフにめっさ優しい…それに引き換え、BはL辺り27㎞が良いところだし、しかもハイオクだからそもそものコスパが違う。

今回は下道オンリーなのにこの燃費って、高速で余り開けずに低速走行なら30kmを越えるかもしれない…と考えると、お財布に異様に優しいツーリング向けバイクかもしらん。

10Rで喜多方に行った時は200円を超えた時期で、L辺り11~12kmだったもんなあ。

今年の夏には喜多方ツーを目論んでいるのだが、これはもう期待せざるを得ない。ああ、でも、途中から下道も考えてたんだが…燃費を考えると上に絞った方が良いかな。

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□お土産

甲府と言う事で、奥様大好き信玄餅!と、富士の麓にある農場の牛乳(お試)と自分用に富士山水で作られたといういわゆるご当地サイダー…山中の土産ってパッとしないな。

まあ、今回の道行きで見えてきたものが色々とあるし、早朝に出かけて13時前には帰宅出来ているし…交通安全週間の週末に出かけて無事に帰宅と考えれば、収穫は大きいかな。

長距離ツーリングにはもうちょっと、装備を煮詰めたいなぁと思ったりもしたしね。
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POSH イングランドバー装着!&レビュー。 [W650('99)]

前回のハンドル交換…純正LOWハンドルへの交換から20日程度でまた交換。

いや、さすがに短期間で変え過ぎとは思うのだけども、W650の特殊なインチバーはもう製造がされていないらしく、在庫が刷けたら終わり…と聞いて、慌てて購入。

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□到着

POSHのイングランドバー…これまた特殊な形状で、ツーリングバーやコンチ等のメジャーどころと違い、製造数が少なそうなので慌てて押えた結果なのだ…と言う言い訳。

で、届いたのがコレ…なんだが、なんだこの段ボールの大きさは。

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□物品

取り出してみたるハンドルがコチラ…うん、クランプ部からの高さが殆ど無い事もアリ、ハンドルとしては非常にコンパクトな部類に入るだろう…に、この過剰梱包は謎。

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□激高

しっかし、車種専用の為に大量生産が出来ず、価格が逸れに反映される…とはいえ、激高いよなぁ、12,744円(税込)て。凡そ鉄ハンドルの値段じゃねえ。アルミのセパレベル。

普通のバーハンならアルミでも6~7,000円でもお高めで、ドラッグバーやロー&タイトの特殊形状でもその程度お値段…なのにスチールに鍍金で、その倍の値段とはねえ。

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□純正ハンドル

これが、この前、付けたばかりの純正ハンドル…あえて、スイッチボックスを除去した上で、ハンドルの組付けをしてみる。これは某Wサイトで見かけたある人のパクリ。

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□謎ハンドル

んで、コレが当初からついていた謎ハンドル。ちょっと取付角を間違ってしまったけれども、純正のワイドタイプ…って、この画像からじゃあ、ちょっと分かんないかなあ。

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□イングランドバー

でもまあ、ここまでおもっきり形状が違ってしまえば、差異ははっきりと分かるよね…クランプ部が短めで、高さは低いけれども思い切り手前に絞り込んであるこのハンドル。

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□3種比較

ハンドルだけで並べて比較…一番奥が純正で真ん中にあるのがちとワイドな謎ハンドル、一番手前にあるのが今回のイングランドバー…なんだが、もう見た目が違うよな。

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□フロント

車体前方の角度から見たのがこのアングル…Wはトップブリッジからかなり乗り手側へとクランプ部分が倒れている為、このハンドルの形状にも違和感は特に覚えない。

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□リア

むしろ、リア側…と言うか、跨ってみた側のコチラのアングルの方が非常に強く違和感を感じる…今までこんな形状のハンドルを付けた事が、無かった…見た事も無いからな。

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□完了

タンクの養生用ウェスを外して、ハンドルの左右位置と角度を決めて固定。んで、ミラー等の角度を見直して、スイッチボックス類のネジを本締めして…完了!

【レビュー】
跨ってみて…もう、この時点でうわぁって思うほどしっくりくる。これは個人的な好みじゃなくて、Wのディメンションに非常に合っているからではないか、と思わせる。

少しハンドルが低めではあるかもしれないが、それでも177cmの自分がシートに跨り、ステップに足を載せて、自然と腕が伸びた先にグリップがあるというこのしっくり感。

ゼファー等のネイキッドバイクに近い、ごく普通のポジションがそこにある。

こうして見ると如何に純正ポジションに無理があったか…車体のディメンションを無視するかのように着座位置は手前で、それなのにハンドルに手を伸ばすと伸び切る腕。

もう、跨った時点で分かるのだが、実際に走ってみると想像以上に乗り易く、車体を操作し易くなっている…これはお高いハンドルではあるけども、その価値はあるなあ。

むしろ、純正の誤りを矯正し、正しく性能を引き出すという意味ではお安いのかもしれない。純正ハンドルではちと遠い…と感じる人には、非常におススメ。

但し、デザイン的には…特に真横からの見た目は、純正LOWの方が格好良い。
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花鳥風月。 [W650('99)]

桜も満開…ではないが、八分咲きと言う事でカメラを抱えて走りに行く。

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□Wと桜

いや、桜に重点を充てるべく、Wを暈したから、桜とW…かな。一眼レフからミラーレスへの買い替えも考えたのだが、こうして撮影してみるに画質は十分なんだよなあ。

しかも件のバッグ装着に寄り、カメラ搭載スペースの問題も無くなったしな。

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□映り込む桜

黒いタンクと鍍金のタンクキャップに写る桜。金属と鍍金がある車体はこんな時も風情のある絵が撮れる。プラスチック外装は論外だし、09のデザインでも無理だったかな。

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□Arai ModClassic

クラシカルなデザインは、こんな何気ないショットにも映える。これまた、フルフェイスではこうは撮れないだろう。X-TWELVEの銀もあったが桜にも緑にも映えない。

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□Wと桜とCMと。

桜を背景にWを引きで…メットも映り込むように。Wはこういう日本らしい四季の移り変わりが映えるなあ…これは紅葉と共に撮るのも映えるだろうと、今から楽しみである。

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□Wをアップで

背景の桜を暈し、Wに焦点を当てる。深度は浅めながらもスッキリと映り込むW。イナドメのW3ウィンカーが自然と馴染んで、何とも気に入った一枚。

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□桜を

Wを背景へと回して暈し、桜に焦点を当てる。フォーカスが甘かった一枚ではあるが、何となく気に入ったのでココに載せておく。コレを見ると8~9分咲きだったかな。

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□主体

こちらは暈しておきながらもWを主体に据えて撮影。輪郭があるのは桜なのに、主体として主張してくるのはWの画像を撮りたくて、何度も撮影した内の一枚。

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□桜並木だし

定番且つ、桜が空へ伸びている為、下から煽りで撮影した一枚。

当分…と言うか、この後の乗り換えを考えられない程度にはW650に惚れこんでいるが、惚れこんでいるがゆえに、この状態での一枚はこの時にしか撮れないかもしれない。

シャッターを切るその瞬間はいつだって、一期一会の気持ちなのである。
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何年ぶり?SuperRacer訪問 [W650('99)]

芝浦の走行街にあるモーターサイクルカフェ、スーパーレーサー。

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□モーターサイクルカフェ

一時期は…てほど頻繁ではないが、「バイク」に乗っている時期は良く通ったのだが、スクーターがメインになってからは、自然と足が遠のいていた。

土曜の夜の第三保土谷ではないが、やっぱり趣味人の集まる場所だしね。

が、目出度くも大型バイクへと返り咲いたのと、まだ都内を走っていないなあというその日の気分から来訪してみる。しかし、道を選ばず、どこでも走り易いなあWは。

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□ウィルキンソン

このお店ではいつもこのウィルキンソンのジンジャーエール…の辛口。コーヒーも良いのだけれども、これからの食事を考えるともう少し飲み易い方が良いしね。

でも、この喉と舌に来る独特の刺激はひさしぶり、だなあ。

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□喫煙

このお店も嫌煙の時代の流れに追われたか、喫煙スペースは奥まった数席の身に変化。禁煙では無く分煙なだけ有難いのかもしれないが、やはりカフェでは吸いたい。

のんびりと紫煙を燻らせてゆっくりとした時間を楽しむ…カフェはそんな場所がいい。

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□スーパーレーサー・バーガー

これまたこの店では定番の、スーパーレーサーバーガー。以前は何も言わなくともこのプレートだったのだが、付け合わせを何にするか尋ねられた…が、ポテト一択で。

ファーストフードのおやつとは違い、ちゃんとした食事としてのバーガー。もちろん、分厚くジューシーなパティも、チーズのソースも香ばしいバンズも、何もかもが違う。

あの頃と変わらない味…いや、ピクルスは以前より美味しくなったかもしれない。

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□のんびり

美味しいバーガーでお腹を見たし、再び紫煙を燻らせてのくつろぎタイム…ああ、くつろげるというか、日常の澱がゆっくりと剥がれ落ちてゆく様な、癒されるこの時間。

なんだろう、何もかもが優しいんだよなあ、この空間は。

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□帰路

金曜日の夜だし、もう少しのんびりとしていたかったが、家で待つ奥様の事を考えて帰路につく。一人ならもう少し自由だが、一人ならここに至れなかったかも知れず。

今日はある意味、大型バイクへと戻って来れた事を感じられる一日だったかな。

距離やタイミングを考えるとちょいちょいとは来づらいかも知れないが、月に一度は訪れたい…こんな時間を過ごしたいと思えるお店に戻ってこれたのは、幸せなのかもしらん。

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ツーリング御用達?MotoFizz サドルバッグ。 [W650('99)]

Wに乗り始めの頃から、非常に不便に感じていた積載性能の低さ。

デグナーのナイロンツールバッグなどをつけてみたのだが、取り付け場所や使用方法に手間がある割に車体に馴染まず、さらに大して荷物も入らないので外してしまったり。

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□オークション

そんな中、オークションで見つけたのがこのMotoFizzのサドルバッグ2…と思わしきバッグ。思わしき、と言うのは現行とちょっと違うので正しい呼称か分からない為である。

まあ、サイズや形状的に同じものと思えるが、現行モデルは金色のエンブレム部分が黒い布の刺繍になっていたりするんだよね。ちなみにコレはオクの画像。

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□到着

そしてこれが実際に到着したサドルバッグ…うん、過去に確認したサドルバッグ2と同じだ。エンブレムの他にも多少のデザイン変更はあるが、サイズや構造に変化はない。

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□A4ファイルケース

…て、事で100均で購入してきたA4ファイルケースである。サイズは幅10㎝に縦25㎝に奥行きが30cm…だったかな。なんでこんなものを買ってきたかと言うと、だ。

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□in

バッグの内側に格納する事により、「バッグの底」をキチンとしたものとして作っておくため。コレで少なくともバッグの底はキチンと四角くなり、型崩れもし難い。

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□自立

左がファイルケースを入れた状態で、右が何も入ってない状態…レザーっぽいナイロン地なので、何も入ってない状態ではぺったりと潰れてしまう。これは見栄えが宜しくない。

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□失敗

ちなみに他にもファイルケースは購入してきたのだが、こちらはちょっと奥行きが長くて断念。メーカーサイズを見るに1㎝程度なのだが、内側に入れるには大きかった。

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□仮組

両側にファイルケースを入れて、バッグとしての形状を維持…して椅子に載せてみる。うん、これなら車体に取り付けても、ぺったりと張り付く様な事にはならないだろう。

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□装着

で、実際に取り付けて見た画像がコチラ…うん、悪くない。ちゃんとサイドバッグとして形になってる。現行で試した時は張り付いたビニール袋だったからなあ。

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□サイド

横から眺めてみて…うん、前に試した時は純正加工のシートで、妙にバッグが上に持ちあがり、さらにシート幅があり過ぎて横に広がっていた、というのも原因の一つかな。

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□太陽の元で

取付が会社より帰宅した後で、画像に撮るには暗かった為、あらためて撮影して確認。…うん、奥側に傾いている為、少し上に寄っているけれども、及第点かな。

Wでありがちなサイドバッグは、もっと大きくて下の方にマウントされていたが、あれはバッグサポートが必須になってしまうし、バッグが無いと非常に邪魔臭い。

それに何より、そんなに大きな荷物を日常的に積み下ろしはしないしね。

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□太陽の元で2

うんうん、程好くクラシカルで大きさのバランスも良いね。彼島彼バイのW3イメージアーミーバッグがWの流行りだが、個人的にはこちらの方がスッキリしていて好み。

乗り手はさておき、この車体にはアーミーバッグのキャンバス地よりも、実際にはナイロンであってもパッと見にレザー感の方が似合う気がする。それも小ぶりな方が。

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□ツーのおまけ

そして、先日のツーで購入してきたお土産の一つ、ヅケマグロ(2種)をヅケ丼にして食べながら思うのは、あの江ノ島~三崎ツーの時にこのバッグがあったらなぁ、と言う事。

あの時は非常用のネットを用いたのだが、ネットって積載容量が計算し難いんだよねえ。このバッグなら少なくともA4サイズで幅が10㎝までなら入るという計算が出来る。

日常使いにもそうだけれども、プチツーには非常にありがたいバッグである。
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初めての、ツーリング! [W650('99)]

W650に乗り出しておよそ2か月弱…なんと一度も晴れた週末にあたっていない。

正確には、曇り時々雨か、雨…晴れた週末は入院中か、退院後間もない為に乗車許可が下りず…んで、この三月の3連休、初日は雨だったが日曜日は…!

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□危うげな天気

…と意気込んだは良いが、朝から超・曇天。…まぁ、午後前には晴れるって話だし、早朝だし…と自分に言い聞かせて出発する事にする。そうしないといつまでも乗れない。

今日の目的地は三崎…マグロツー。第三京浜から横浜新道、R1からR134の江の島経由。

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□第三京浜保土ヶ谷PA

Bでも何度か訪れた三崎だが、上に乗れるWならもっと快適に違いない…と、第三京浜に乗ったは良いが。う~ん、やっぱり高速走行に向いてる車体じゃないなあ。

タイアが細いからフラフラするし、車体ディメンションが低速向きだから、高速巡行はちょっと辛いかもしんない。いいとこ、100~120km/hが限界かなあ。

でも法定速度ジャストでトップギアとは言え、3,500rpmで走るのはすげえな。

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□土砂降リータ

で、横浜新道を半ば過ぎた辺りでポツポツと降り始め、R1へ降りた際にはもう普通に本降り…最初のコンビニに避難。ハーレーの集団に混ざり、軒先に並んで震える。

目の前に来たKLXのおっさんも並んで震える…が、いつまでも止む気配はないし、雨が弱くなったところを見計らって出発。カッパ?横浜は晴れ予報だったので無し。

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□雨の江の島

原宿を暫く過ぎた辺りでやや小雨となり、江ノ島に近づいた辺りで小雨に…んで、気が付いたのだが、Wで初めての雨天走行。Wのブレーキ、雨が降ると死ぬほど効かない。

雨天走行時は、CB550FOURを越える…つか、アレを越えるブレーキがある事に驚愕。ほぼロックに近いのに、フロントタイアがずる…ずる…と前に進んでいく恐怖。

パッドかキャリパーか…なんか考えんとだなこれ。クラシカルなの無いかな。

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□雨の三崎港

天気は微妙だし、江ノ島に長居をするつもりないので、軽く休憩をしてサクッと出発…30分もしないで三崎まで行けるか…と思いきや、連休中日のせいか大渋滞で泣いた。

で、辿り着いた三崎港でもこの曇天。雨は止んだけども曇天。

3連休中日と言うのが不味かったのか、ここまでの道程の2/3位が渋滞。よってすり抜け。&ウェット路面。重い車体に効かないブレーキ…うん、悪条件バッチリ。

ただフラホが重く、加速寄りの減速比はこんな時に効くんだなと知る。 ほぼ1速で走る羽目になったが、それでもグズずらずにそこそこのトルク感と速度を維持するのは利点。

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□定番の立花別館

他に評判のお店もあるし、ここに縛られる必要はないんだけども、お店のお姉さん(70~80代)方の緩い雰囲気と暖かいサービスが好きで、ここにしちゃうんだよなあ。

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□ヅケ丼セット

んで、いつものヅケ丼…のセット…変わらず旨し。ソロツーだし、さっと食って出られる丼物がベスト。+お惣菜幾つかで舌先が飽きなければ、それで十分だろう。

…特に今日みたいな、午後からは帰りのルートが大渋滞って予測が出来る時はね。 混んでる店内で、4人掛けを1人で使ってるのも悪いしね。

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□ヅケ丼

今回はビントロと2種のヅケ丼…これも定番かな。やや、観光地値段ではあるモノの、こちらもツーのご飯と言うスペシャル感があるので、それなりに美味しく及第点なり。

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□お土産

さて、飯も食ったし、うらりで土産も買い込んだし、道が混み出す前にさっくり帰ろう。

…って思ったんだけども、やっぱり帰りも大渋滞だったんだよなあ。ま、帰ってからこの土産で一杯やる事を楽しみに、頑張って走るとしましょうか。

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□尻休憩ナップス

またの名を尻休憩ともいう。意外と渋滞に強いWだが乗り手はそうでもなかった模様。

尻、イタタタ…初めてのツーなので、これがオフィシャルシートの硬さ故なのか、半日以上を乗り続けたせいなのかは、わかんねいところだなあ。

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□尻休憩2都築PA

尻休憩の2回目に立ち寄った、第三京浜は都築PAにて。

ほぼ、こっちに来るまでは雨か曇天だったなぁ…茅ケ崎~江ノ島~三浦間はほぼ最悪の天気だったのだが、こちらは晴れていたと聞いて何とも言えない気分に。

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□帰宅&B

総走行距離で150㎞弱。うん、初めてのソロツーにしてはそこそこ走ったかな。

全行程の2/1が雨(カッパ無)、下道での行程の2/3がすり抜けだった気がするけども…うん、割と過酷なツーだった気がするわ。今までのツーでもワースト3には入りそう。

でもま、それなりに楽しめたか…な。やはり、旅向きではあるなあ、W650。
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W650、セカンドインプレッション! [W650('99)]

Wがウチに来て2か月が経過…そろそろ馴染んだし、セカンドインプレッションと行こう。

…等と言いつつも、平日は乗れず、間に手術&入院があり乗れ無い期間もそれなり…加えて、週末の雨と回数は少ないのだが、それなりに乗れるようにはなったと思うので。

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□シャレオツな街並みにも

週末は可能な限りWに乗る時間を作り、「走る」事だけでは無く、今まではBを出していた場面でも極力、Wに乗ってみる事にする。きっとその中で見えてくるモノがある。

10Rの様に高速主体のマシンでは無く、CB550の様に走る事自体が特別な旧車でも無く…ホワイトデーのプレゼントを買いに行く、街中へもふらりと足を向ける日常の走り。

そして、シャレオツな街中にも溶け込み、それでいて映えるWを再発見する。

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□神社仏閣にも

距離を走る必要は無く、低速でも良いからひたすらに時間を掛ける。乗り続ける、跨り続ける事で見えてくる車体がある。少なくとも、Wはそれが苦になる車体じゃない。

今までBで走った場所をゆっくりと回る。いつもの様に自分の流れを作るのではなく、車の流れに身を置いてみる。それを繰り返し、少しずつ身体にWを慣らしていく為の走り。

まさに日常、そう思えるWの走り。それでいて特別。神社仏閣などにも映えるW。

【セカンド・インプレッション】

【車体】
とにかく重い、と感じたW650。これは単純な重量では無く、E/gマウントの低さによる重心の低さから来る取り回しの重さが、そう感じさせていた可能性が高いと思われる。

また、650言う排気量の割には低い45馬力かつその出力特性。これは40年も前のCB550の50馬力を排気量で上回るのに出力が低過ぎる。これも全体的な鈍さに繋がる気がする。

【ハンドリング】
おそらく基本ディメンションがアップハンドル。ローハンドルとした場合、身長177cmである自分でもハンドルが遠く感じ、ハンドルによる操作が重く感じれる要因の一つ。

そして乗り慣れると意外に軽快なハンドリング…これが30年前の車体ならそう評価出来るのだが、やはり現代のバイクとしては遠く重く感じてしまうのは否めない。

【E/g特性】
正確なデータを基の理屈では無い…が、恐らくはフライホイールが重くて大き過ぎる可能性が高い。フラホは大きく重ければ加速時に重く、減速時に抵抗が大きくなるから。

フラホの重量化はトルク感の増大にも繋がるが、重くて鈍重なE/gの性格となり易く、また減速時の抵抗…エンブレが強めに出る為に乗り易いE/gとは言えない難点がある。

【総評】
重く鈍重なE/g特性に、それを低くマウントしたが故に運動性をスポイルしたフレーム。前回と同様に性能底上げの出来ない部分での評価として、この結果となる。

良く言えば大型免許を取得したばかりの、ビッグバイクビギナーにはおススメ。

パワーが低くトルク特性もさほど極端では無く動きの鈍い車体…全てが鈍重であるがゆえに、突発的な動きを、この車体は、全くしないという利点があるから。

但し、現代のハイパフォーマンスな車体に慣れていて、なおかつ大型バイクでその先を見たいというユーザにはおススメできる車体では無い事も確かだと思う。

【個人的インプレ】
色々と上記に述べたけれども、W650自体が持っている基本性質としての欠点には、ほぼ慣れたように思う。そして慣れてしまえば、まぁこんなものかと思える程度でもある。

出力特性に難があるE/gではあるものの、これはこれでありだと思えるし、何といえば良いのか…車体に急かされない、そう感じられる今までで初めてのバイクかもしれない。

そして、全体的に重く感じさせる癖に、日常使いでも大きな不満を感じさせないのは大きな利点ではあると思う。イメージとしては重くどっしりと構えたSR400が近いか。

年齢を重ねてそこそこに車歴があり、Wの持つ特異性が自分のフィールに合うようになれば…良い車体なんじゃないかな、この子は、と思えるようにはなってきている。

でも10年前の自分なら否定しただろうし、20年前なら欠陥車に見えたと思う。

そんな訳でここは前回と同様、万人受けは厳しく好みにはハマれば良い車体…てところかなあ。ただ、最初からここに来るよりは色々と経験してからの方が良いかもしれないね。

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□比較対象

蛇足ではあるが、Wを評価する軸の一つにあるBについても、ちと語っておこう。

Bは4st125ccスクーターの中で、ほぼ最高クラスにホイールベースが短く、車重が軽く…その上で、軽量化と操作部も含めたミニマム化を推し進めた車体なのがうちの子。

小さく軽く高回転型E/g…と言う事で、ほぼWと真逆の性格となる訳だが、この子を月~金で乗っており、Wは土日のどちらか…となる為、感覚が都度都度リセットされがち。

それを踏まえた上…その影響もある中でのインプレである、と補足しておく事にする。
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京都official W1タイプシート、装着! [W650('99)]

ちょいちょいネタはあるものの,blogを書く余裕が無い昨今ですこんばんわっと。

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□純正加工

で、前回に引き続きofficialのシート…の装着前に、あらためて現シートを確認。

表皮を張り替えてタックロールを入れたは良いが、やっぱりもっさりしちゃうんだよなぁ、純正シート。800はえぐりが強くシート感があるが、コレは何と言うか板。

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□車体全景

座面の凹みなどが無い為に、全体的に分厚くカマボコと言うかカステラと言うか、そんなもっさり感が出てしまっている純正のシート。評判の悪い初期型の加工だしな。

じゃ、早速取り付けちゃいましょうか…てトコに友人が来たので巻き込んでみる。

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□オフセットステー

ちなみにこのシート、本体との連結部分を車体前方へとオフセットして取り付ける…そのために、ロック部分をオフセットする為のステーがセットされていて、こんな感じに。

ただ、説明書があまり親切な作りでは無い上、ロック部分の扱いを間違えると、取り付けたシートが外れないという事態にもなりかねないので、慎重に作業を実施する。

…んー。ネット上に取り付けのログは無いかな…と探して出てきたのがコチラ。

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□恐怖

そう、出てきたのが「だれかたすけてください」と言う素敵な文言。シートのロック部分の移設だけに、一歩間違うと大参事…なのだが、非常にうっかりとやり易いのだ。

実はオイラもやりかけていたり…ステーを仮止めしてワイヤーを通し、シートを載せて開閉する事を確認…で、ステーを本締めをして、さてシートを…の辺りで、友人が待った!

ん?と作業を止めると、シートロックをした状態(シートは無し)で、キーが回らないよと友人が教えてくれる。…うわぁホントだ、ガッチリ止めると鍵が回らないコレ。

このままシートを載せて嵌めたら、webの二の舞になるトコロだった…!

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□純正から移植

仕方が無いので、多少の遊びは仕様と諦めて、キーが動く程度に緩めに。で、シート側のステーを移設…っても、ナットを二つ外して、純正のシート側からステーを取り外す。

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□取付

外したステーをオフィシャルのシートへと載せ替え、こちらはボルトを嵌め入れてシートがに固定する。シートロック部分のオフセットに比べれば、この辺りは非常に簡単。

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□シート取付

おおう、めっちゃ薄いわあ…そして、想定通りにシート下に入る銀メッキのモールが旧車感を出していて非常に良い感じ!タンデム後部で少しだけ持ちあがるのがまた、良いね。

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□車体全景

全体で見ても非常に良い感じ!シートがスッキリしたことでグラブバーとの間に空間が生まれ、よりグラブバーも存在感を増して感じられたり…うん、高いだけの事はあるね。

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□友人騎乗

友人に跨ってもらってみたところ…足付きはかなり良くなってる。また、純正の落ち着かなさが消えて、ポジションもしっくりくる…が、この薄さは尻にキそうな予感もする。

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□シート比較

奥から、友人が付けていたW800のシート、真ん中が初期型の純正加工シート、一番手前がofficialのW1タイプ。こうして見るとのっぺりと凹凸の無さが目立つなあ。

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□before

シートを交換するまでは、こんなサイドビューだったWが…。

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□after

交換後には、こんなにスッキリしました!と言う好例。

うんうん、良いんじゃない、良いんじゃない♪…シートが薄くなることにより『旧車感』が薄くなることを危惧していたのだが、これはこれでありなんじゃないかな。

今月のお小遣いの3/5は飛んで行ったが、後悔は無い!…多分。
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京都official W1タイプシート、ゲッツ! [W650('99)]

最近はもう、週末ごとにWに乗る事が基本となっている。

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□お出掛け

駐輪場から押して出るにはかなり重く、それだけで僅かな体力と多少の気力を削ぐ子ではあるのだが、今は未だ乗り出したばかりと言う魅力が勝っているから頑張れる。

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□桜

桜?…いや梅かな。2月にしては暖かい陽気で、ふらふらと量販店をめぐろうと家を出たのだが、春らしい街路樹に惹かれて足を止める。スマホを構えてパシャリ。

決して乗り手を急かさないWは、こんな時にも心に余裕を持たせてくれる。

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□閉店間際

が、そんな快い初春の陽気とは裏腹に、2りんかんは空振り。…そういえば、世田谷ナップスが来月で閉店だっけ。掘り出し物でも、あるいは閉店SALEでもないかと来店。

…!ビンゴ。まさか、絶版な上、人気の商品が1万円引きで売られていようとは…!

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□乗り換えて

但し、大物は…どころか、積載ゼロのWでは購入しても持ち帰りが出来ない。配送してもらうという手もあるのだが、送料が掛かる上に購入した以上は直ぐ手元に欲しい。

…てなワケで、こんな時の運び屋担当、Bで再出陣となる。

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□再来店

意気込んだは良かったが…やはり、平間から喜多見への2往復はキツかったなぁ。しかも、閉店の原因たる東名の工事で玉堤が超渋滞…その中を2往復は、正直、キツかった。

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□ゲッツ

だが、その甲斐はあったのだ!

手に入れたのは、officialのW650用W1タイプシート。official…SR時代には社長の畑中さんには随分とお世話になったモノである。縁は巡り、またこうしてあの人の作品を手に。

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□22%off

しかも、人気且つ絶版(officialは2010年に閉店)な商品が手に入った上、さらに22%OFF!…特売コーナーで、釣り上げられていたのを見た時は目を疑ったもんな。

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□新品未使用

当然ながら新品未使用…劣化を防ぐために巻かれたテープの下には、説明書と取付用の金具等がセットになっており、販売時期を考えると奇跡的にキレイな一品だろう。

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□おきに

いやあ、欲しかったんだよねえコレ。でも、納車時に加工シートを付けたから…と我慢していたのだが、やっぱりあのシートは気に入らなかったんだよなぁ…と言う証拠がコレ。

シート単品を撮影した時を除き、ほぼ全てのアングルでシートが映り込まないように留意した上での撮影に見える…が、無意識にやっていたところを見ると、そうなのだろう。

てな辺りで、そこそこの長い尺となった為、取り付け編はまた後日で。
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W650という車体の方向性について悩む。 [W650('99)]

W650を購入したユーザの多くが、過去のWに惹かれて…との言はよく聞くお話。

なのだが、コレと言ってW1にもSAにもW3にも思い入れが無くてなあ…kawasaki旧車と言えば、MACHⅢ初期のH-1、あるいはその前のアベンジャーやサムライに強く惹かれ。

4st大排気量時代ならば、角型のZ(Z1000Mk-ⅡとZ750FX初期型)が大好きなのだけれども、これまたウチのWが目指す先としては方向性が違い過ぎる…と考えてみた結果。

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□RS400

近いのは、RS400である…kawasaki ミドルツインのあるべき姿として、この車体が非常に好み…な400RSなのだが、一般的な知名度としては、かなり低いと思われる。

Z系列も好みだが、基本的にはボッテリとしたタンクに、それ以上に張り出したヘッド。テールカウル等無くリアまでスッと平行に伸びるシートと、グラブバーが好みなのだ。

あ、前後フェンダーが鉄であり、鍍金であることは言うまでもない。

なので好みとしては、CB系列なのだがHONDAのE/gにはあまりメカニカルな美しさを感じ無い為、E/gとしてはカワサキ4発…なので、W1、W3は然程でも無かったりする。

ちなみに、750のRSは大人気車であるZ2であり、650のRSはW3と言う名車ぞろいのRSの系統でありながら、不人気且つ知られていないRS400は非常に琴線に触れる単車。

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□CB550FOUR

デザインとしては、550のこの70年代デザインがたまらない。メーターはアンダーカバーが鍍金で本体は黒だしライトステーが鍍金だったりするこの良さはWには無いよなあ。

悪い言い方をすれば60~70年代のレプリカとして作成されたWにはある筈もない…背負う背景が異なる以上、それは当たり前ではあるけども寂しい事実でもあったりね。

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□E/g

今となっては化石…そして「愚直」と言わざるを得ないようなこの空冷インライン4のデザインたるや…!や、やっぱり、Zの方がE/g形状は良いんだが、それを除けば別格である。

…そんなことを考えていると、Wの方向性が迷走しそうなんだよなあ。

良くあるW1レプリカが欲しい訳じゃないし、かと言ってトラやBSAを望む訳でも無いのでロッカーズも違う…最低地上高が低くSRと違ってカフェ系に向かないのがWだしね。

分かり易い旧車路線でも無く、英車や伊車とも違うW独自の方向…となると難しいんだよなあ。…とりあえずは目に付くところを直して、都度都度で見直していくしないか。
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純正ハンドル…へ交換! [W650('99)]

車体購入当初から気になっていたハンドル…コレは純正なのか否か。

先日、Wのファーストインプレッションを書いてみた訳だが、これが純正ハンドル以外なのであれば、多少なりともインプレが変わってくる。ポジションは乗り味に直結するし。

逆にハンドルによるポジション調整で変化を得ようにも、現在の立ち位置が分からない。

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□友人S W650

そんなもやもやを抱えていたのだが、webで画像を確認しても、mixiのW650コミュで質問をしてみても、ハッキリとした正解が得られない…これは実車確認の他無いだろう。

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□ハンドル比較

そう思っていた矢先に、以前に試乗させてくれたW650乗りの友人がウチへ遊びに来ることに…ラフロ川崎で待ち合わせ、純正ローハンドルか否かのチェックをしてみる。

ちなみに、結果から言えば、これは純正ローハンドルでは無い模様。

友人は車体を並べて見てその違いに気が付き、オイラは実際に跨ってハンドルを握るまで気付かない差異…なので、こうして並べて見ても画像では分からないんだろうなあ。

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□純正到着

そして、ポジションを修正しようにも純正ポジションが無いと基準点が見えてこない…為に、まずは純正ハンドルを購入して見る事にした…のだが、お高いなあ7,000円弱て。

社外ならばちと凝ったアルミハンドルが買えるのに、純正の鉄パイプがこんなに高価なのはクランプ部分がインチでグリップ部分からミリバーとなる特殊なハンドルのせいか。

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□純正比較

んで、早速交換!てことで作業場をお借りして、交換作業を実施してみる。あ、グリップが付いている方が旧ハンドル(謎の社外ハンドル)で、手前が純正ハンドルである。

こうしてクランプ部分を揃えて見るとクランプ部分から立ち上がりまでが少し広く、立ち上がりから伸びる部分が長い。その為、純正より多少ワイドなハンドルと思われる。

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□交換途中

ハンドル交換時にやりがちなタンクへのダメージを避ける為、タンクにウェスを被せてスイッチボックス類を外していく…スロットル周りは面倒なので緩める程度でフリーに。

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□取付完了

で、ハンドルの交換が完了…おお、乗り手としてはこの時点でも違いが分かる。

そうだなあ、立ち上がりから…というよりか、クランプ部分からスイッチボックスまでの間が短い、と伝えた方が分かり易いかな。ワイド感が消えて、確かにこれは純正感だ。

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□純正ハンドル

よーし、よしよし。以前よりポストに近づいた感のあるこのハンドルが、どんな乗り味に変化するか…走行フィールよりも操作フィールかな…これはこれで楽しみかもしれない。

ちなみに、タンクにばかり気を付けていた結果、ヘッドライトケースに傷を発見。

今回の作業で傷をつけたっぽい…実はWのこのケース、鉄に鍍金では無くプラスチックに鍍金なのだ。だからこそ、こんな作業でも傷が付く…プラ鍍金は金属の比ではないので。

良い機会だし、友人の様にW400のブラック塗装に変えようかと悩む今日この頃である。
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Wが来てから、一か月が過ぎて。 [W650('99)]

Bの事故から何とか復帰し、B以外に新しい相棒をと考えて。

ドカのモンスターだったり、刀だったりと色々と妄想を膨らませ、125を2台持ちのGORMだとか、ずっと引っ掛かっていたGOOSEだったりとか、現実的なラインを探り。

いやでも、Bと2台持ちならばビッグマシンだろ、とMT-09を候補に挙げて、一時期は07へと傾倒してみたりしつつ、結局は09へと戻って最終的なWとの候補に残ったり。

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□MT-09

最終的に09の誘惑を振り切ってW650へと行き付いたのだが、後悔は無いかなあ?

まあ、今、こうして自問自答できる辺り、後悔は無いんだろうなあとは思うんだけどね。たまに、選ばなかった選択肢、と言うのも思い出してしまうのも人の性だとも思う。

ぶっちゃけ、W650がMT-09に勝てる点ってコスパ以外に無いんだよなあ。

いや、性能の高さを考えればコスト÷パフォーマンスでも負けてるか。単純にコストってか維持費が安いだけ。パフォーマンスは足元にも及ばない…まぁ最新と旧車ではな。

09だったら、押し歩きも楽だし、もっと細目に乗り出したかもしれないな。

09だったら、ワインディングも楽しいし、納車されたらすぐに峠に行ったと思う。

09だったら、高速でのパフォーマンスも優れているし、すぐ長距離に行ったかな。

09だったら、カスタムパーツもコスパ良く悩まずに車体の完成度も上げれたのは確実。

09だったら、今でのインライン4と同じ様に乗れたから、もっと気軽に乗り回せたね。

ああでも、今までに繰り返したそれらが、そんなに心響かないのは何故なんだろうね?

W650は、押し歩きが重いから、乗り出す時には気持ちの踏ん切りも必要で。凡そディメンションが旧車だから、慣れるまでは峠に行くのもちと考えてしまうけども。

それにタイアが細いから高速での轍怖くて、長距離もしばらくは考えてしまうし。バーチカルツイン+重いフラホは乗り慣れないと癖が強い為、気軽には乗出せないけども。

それでもMT-09にすれば…と思わないのは、それなりにW650というバイク…じゃない、単車に惚れてるのかもしれないね。ああ、バイクでは無く単車、なんだな、Wは。

ああ、そうだな、オレが好きなのはバイク…よりも、単車、なんだな、と納得出来る。

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W1A風の、グラブバー? [W650('99)]

さて、先日はW650はW1のリメイクでは無い、自分なりのカスタムを…。

…とか呟いたばかりなのだが、具体的なイメージは沸いておらず、好みで言うならば国産旧車…てなわけで、イナドメさんとこのパーツを眺めていたりする日々。

ウチのWも、ウィンカーとミラーはココのだしねぇ…と。

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□イナドメ W650

ネットで見かけたイナドメさんとこのデモ車。そうそう、こういう形が好みなんだよなぁ。W1への思い入れは無いが、要所に見える旧車らしいデザインのパーツに惚れる。

ただ、ココのパーツはバカ高いんだよねぇ…ワンオフに近いレベルで少数生産である以上、量販パーツとは比べても意味が無いんだけどさ…と眺めていて気が付いた。

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□my W650

コレが今のウチの子。ミラーとウィンカーは同じ…で、その他はW650純正のデザイン。

で、気になったのがリアウィンカーの位置。あれ、ちょっと下に…そして後ろに下がっていないか、コレ、と。で、良く見るとマウントが車体…フレームじゃなくグラブバー。

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□ウィンカーオフセット位置

他の画像を探して見ると、確かにウィンカーの位置が違う…というか、グラブバーにオフセットされている(通常のマウント位置は白○で囲まれている部分)事が判明。

その為、Wでは定番のサドルバッグ装着が可能なんじゃないか、との説が浮上。

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□画像はイメージです

通常はその為にウィンカーをテール横に移設するキットがアリ、画像の様にナンバープレートの上にウィンカーを移設するパターンが定番なのだが、これは好みじゃない。

W1もそうだが、こんな位置にウィンカーがある国産旧車は存在しないと思う。あくまで僕のイメージだけれども、これではアメリカンのイメージではないだろうか。

だが、ウィンカーを移設しないとどんなサドルバッグもつけられない…と悩んでいたんだが、このグラブバーを装着すれば、問題が解決するんじゃないの?と言う光明が。

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□イナドメ W1A風グラブバー

た、だ、し。こちら、お値段、21,400円となっております!

純正が10,000円チョイだから、およそ、倍額。しかも、純正グラブバーを付けた後だから、グラブバーだけで33,000円程の出費…と考えると二の足を踏んでしまうのは仕方ない。

ぶっちゃけ、鉄の棒を曲げて鍍金掛けただけ…なんだよなぁ。でも、少数生産で作るとなると…でも型が必要なプラ系よりはお安いハズ…諭吉さん二人は厳しいパーツでもある。

画像を見ると、サスの部分には杈的に受けを載せて、ボルトがある部分でフレームに固定…グラバブバー下部にある穴の所にウィンカーを固定、と良く出来てそうだが。

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□装着済み

あああ、こんな事ならばグラブバー装着時にキチンと吟味すれば良かったわ。

当初は大きな差が無いように見えたし(車体を手に入れるまでは分からない部分も多かったし)、値段も倍以上するし、何よりも純正部品ならば安心だね、と思ったのだが。

今、こうして買い直しを考えるとちょっと、失敗だったのかもしらん。

しかし、どうしたもんかなぁコレ。欲しいには欲しいんだが、前グラブバーも新品でつけたばかりで、さらに20,000円を超えるお金をグラブバーに出せるのか…と煩悶中。

バッグを前提と考えると、致し方ない…かなあ。

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そろそろ、新しいカメラが欲しいなあ…。 [W650('99)]

超!珍しい事に、数時間前のリアルタイム更新!

…や。少し前まで夜間撮影をしていて、テンションが上がってるだけなんだけどね。

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□今夜も浮島

仕事から帰り、一眼をバッグに詰め込んで、BからWへ乗り換え、浮島へ。

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□あえての

ピントをWではなく、工業地帯の建物へと併せて撮影してみたり。

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□キャブトン

超ローアングルからの撮影と被写界深度の浅さが、面白い画像を生み出した一枚。

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□鍍金

Wは一つ一つのパーツが映えるよなぁ、と接写での撮影が楽しくなってくる。

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□ボケ

オーソドックスに、工業地帯の夜景を背景としてボケを出してWを撮影。

…一眼での撮影も楽しいんだが、スクーターと違って積載ゼロなのに絞りを開放するとなると三脚が必須なのが辛いトコロ。手ぶれ補正軸の強いミラーレス一眼が、欲しいなあ。

これから、Wと色んな所を旅する予定だし、その度に一眼を抱えていくのは辛いし、ね。

しかし、使い勝手の良さげな明るくて広角の単焦点レンズはそこそこにお高く、カメラ本体もと考えると諭吉さんが10人以上は旅立たれる訳で…中々、厳しいよねえ。

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W650の系譜? [W650('99)]

kawasaki W650と言うバイクは99年より発売されているバイクだが、完全新作とはちと異なりその理由としては、過去にその系譜と思われるバイクが存在するからである。

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□W1SA

恐らく…と言いながらも、ほぼ間違いなく原点となったのは、W1であると思われる。

日本の免許制度上、最も売りの無いミドルクラス。大型免許を取得したのであれば、750㏄以上が欲しくなるのが道理であり、中型…400㏄の少し上は全体的に不人気。

しかも排気量は切り上げが基本(XJR1300が実は1250ccみたいな)なのに、W1の650へと合わせる形で、675ccを650へと表記する辺りにも見える。

本家W1SAが625ccで650表記の為、足して割ると650になるから…との説も。

基本的に旧車が好きで、それも国産が大好きなオイラではあるが、4ストローク空冷四気筒や2ストローク三気筒に比べて興味が無いジャンルの為、実はあまり気にならない。

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□メグロ

そしてW1のベースと言えば、川崎重工業に吸収された目黒製作所のSGではないか、と考える。W1と同じく三つ葉クランクの形状が特徴的な渋い車体である。

この形状は…ちょっとアメリカンと言うか外車チックと言うか、あんまり好みでは無い…かなあ。まぁ戦時中のバイクは基本、こんな方向性のデザインではあるのだけども。

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□BSA SGR

その原点がBSAのツイン諸々である…らしいが、バーミンガムさんとこには造詣が深くないのでココでは割愛。詳しく知りたい方はこんな曖昧な記事よりもご自身でどうぞ。

ちなみに画像はBSAの中でも僕好みなロケットなのだが、コレは確か三気筒。アグスタのトリチリンドリがあったり当時の外車は三気筒もそれなりにあったよなあ。

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□Bonneville

但し、デザイン上のモチーフで言えば、トライアンフじゃないのかなあ、と思える。タンクの塗り分け、パッドにエンブレムの形状、シートも初期型はタックロール無しだし。

ちなみに画像はボンネビル…正式にはヴォナビルの発音が近いとか…これまた750㏄とWシリーズとは離れてしまうのだが、トライアンフの中で最も好きなモデルだったりする。

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□W650

BSAのツインより着想を得たE/g構造のメグロから生まれたW1の系譜…なのに、デザインはトラでありE/gはべベルギアのバーチカルツインと言う全くの別モノと言う結論に。

まあ、購入してからちゃんと調べ始める辺り、その辺りには全く拘りが無いんだけどね。

近年にしてはクラシカルな作り…マテリアルを素朴な「鉄」とし、美麗なべベルギアシャフトのE/g…に惹かれただけでW1へのリスペクトも無い、からなあ。

まあ、言い換えれば良い意味でフラットと言うか、「W650」と言う車体を真っ直ぐに見れるとも言える。…が、これから先がどうなるかはちょっと分からない。

W1リスペクトでは無くとも、旧車路線へ進めばW1風に見えていくのは、Wを祖に持つ車体としては避け得ぬ運命だろうし…なのでW650 らしさ、を追求しながら弄りたい。

完成形どころか理想も見えない今、方向性としてはそんなところだろう。
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DEGNER NYLON TOOL BAG NB-24 装着。 [W650('99)]

さてさて、納車されてから数週間…とは言うものの機関の割に乗れていないW。

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□お出掛け

週末の余暇を見つけては、走りに行きますよ…っと。しかし、しばらく寝ていたとは思えないほど、寝起きの良い子だなあ。この時期に、チョークを引かずとも起きてくれる。

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□Arai ClassicMOD グラスブラック

車体と撮るのは初めてか?グラスブラックが黒主体のWに映え、CM(ClassicMOD)のクラシカルなデザインとマッチする…うん、このメットを選んだのは正解だった、な。

どんなウェアにも合わせやすいのはマットブラックなんだが、やはりクラシカルさはグラスの方が良い…し、同様に黒で艶のあるタンクにも合っていると思う。

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□DEGNER NB-24

んで、等々に話は変わるが、フラフラと出かけた先で衝動買いしてきたのがコレ。

デグナー製のナイロンバッグ、NB-24 。ナイロン製とあるが見た目には革製のバッグに見え、ツールバッグとあるが、文庫本やコミックなら入る収納性に惹かれて購入。

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□留め金

特筆すべくは、パッと見にベルト固定に見えるバッグの開閉がここで出来る事。パッと見には、ベルトで開け閉めに見えるんだけども、実際はもっと簡易なココで。

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□サイドへずらして

開け方は、ベルト下部にあるこの金具を、左側へ押すようにして横へとずらして…。

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□持ち上げる

ベルト自体を上へ持ち上げて閂となる部分を外す…と、この通り!

先ほどのフックはロックの役目をしているだけで、ロックを外して上に持ち上げれば、この通りに蓋が開く、という寸法。これは中々に使い勝手が宜しい。

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□取付

バッグ本体から一度、ベルトを引きぬいてグラブバーに取り付けるべく、横の固定を盾の固定に…と苦労して取付、出来た!と思いきや、上下が逆だったというオチな。

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□車体側から

正解はコチラ…取り付ける際にシートへの干渉…は無かったのだが、取り付ける手の可動範囲に触れて邪魔だったので、シートを取り外した状態から作業。うん、だいぶ楽。

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□完成

取付完了!…これが正しい、バックの向き&取付の方向。

これで、わずかなりとも積載能力が生まれ、ことある毎に帰宅してBWSへ乗り換えて…と言う手間が発生しないだけども、購入した意義は大きいと思われる。手間的に。

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□まち

ちなみに、ベルトと一体となっているベロ部分を持ち上げるとバッグ本体が見える形となっている。バッグ単体がドラム上の形態でその開け閉めはジップと使い易い。

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□完成

車体へのフィッティングはこんな感じ…思ったより、バッグが大きかったかもしらん。テールとグラブバーの間にある隙間にちょうど良い…と思ったのだが、微妙かしら。

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□こんな感じ

ん?んんんー?これはちょっと…思ったより…上に出過ぎでないか…?

タンクからシート、グラブバーへとつながるラインを崩しちゃってる感があるなあ…仕方が無いから、しばらくはこのまま使うとして…他の場所への移植も考えないと、だなあ。

ま、バッグ自体は良い出来だし、どこに付けるか悩むのも楽しみの一つだし、な。
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はじめての、一眼撮影。 [W650('99)]

W650が納車されて以降、はじめて一眼を持って撮影に行ったので。

んで、ついでに納車時に変えておいた細々としたパーツ類を紹介しておくことにする。

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□W3タイプウインカー
イナドメのW3タイプウインカーボディー&ステーセット ロングステー (80mm) 3,980円/個(1台分 15,920円)+ ウインカーアース線セット 1,260円 とボチボチな値段。

W800と異なり、純正はすげぇしょぼいウィンカーの650。800やZepからの流用も考えたけれども、どうせなら思い切りクラシカルな社外品の方が良いよね、とW3タイプ。

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□丸型メッキミラー
イナドメ 丸型メッキミラー メッキ 片側2,890円 × 2個。こちらは順当と言うか、一般的なミラーのお値段。まあ、W3ウィンカーに比べてデザインも順当だしね。

でも、当初はPOSH辺りのZ2ミラー…と思ったのだが、見比べてみるとやはりこちらの方が好み。意外と、根元から3か所の屈折を経ている丸ミラーは少なかったりする。

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□POSH Z2グリップ
Z2タイプクラシカルハンドルグリップ  2,160円 これも同じイナドメ…と考えたのだが、友人のWに付いていたグリップが固く感じた為、同形状のPOSH製品へ変更。

この形状で硬いとどれだけ痛いかってのを、CB550FOURで身に染みて知っているからなあ。それにグリップは消耗品だし、そう考えると量販店で手に入るモノの方が良いしね。

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□フロント周り

なんやかやで、こんな感じになりました…ウィンカー、でけぇ。こうして見ると車体のクラシカルなデザインの為に大きな違和感は無いけども、70年代かそれより前の大きさ。

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□契約時
こうして比べてみると、フロント周りの印象が変わっているのが分かる…かな。

しかし、Wの為にスイッチボックスをクラシカルな形でアルミで新造…なんてしてるのに、なぜにウィンカーはバリオスだのエストレアだのと同じパーツを流用したかね。

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□シート加工

00年式…おもっきり初期型のWであるうちの子は、01年からリファインされたシートとは異なり、昔のトライアンフばりののっぺりとしたシート…自体は良いとして。

このシートは走行中に徐々に前に身体が寄って行くという欠点があり、その為に初期型以降のモデルでは滑り防止のタックロールが施されている…為に、このシートも加工。

純正初期型シートをベースに、タックロール、白パイピング、シート後部のkawasakiの文字無し…と言う事で、発注した純正張り替えモデルのシートだったりする。

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□kawasaki 純正グラブバー

純正グラブバー 9,504円。旧車なのにグラブバーが無いなんてアリエナイ!と言う事で純正オプションのグラブバーを購入する。Bでもそうだがグラブバー大好きなのオイラ。

コストカットの必要とは言え、これは削らないでくれよカワサキ…!

ちなみにイナドメのを…ともちらと考えたのだが、多少のデザインの違い程度だし、それなのに値段は倍以上もするし…それなら純正で良いや、と考えて購入。後に後悔。

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□また

ちなみに、本気で一眼で撮影をしたのはCB550FOURぶり…と言う事で。

アングルや構図、絞りや諸々にて気に入る画像がほぼ取れなかったので、今回の画像掲載は無しで…ち、近いウチにリベンジしてやる!と思う程度には気に入ったねW。

「鉄」感がある単車ってのはやっぱり、シャッターの切り甲斐があるというか、何気ない一枚にも雰囲気が出るというか。FAZEもBもプラ…心が躍らないんだよなあ、プラは。

…車体が良いだけに、そろそろミラーレス一眼、なんてのもあり…かもしらんなあ。
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W650、ファーストインプレッション。 [W650('99)]

納車から一週間、高速はおろか夜間走行すらしていない。

納車後、初の週末が雨&雪予報で、時々止むものの…と言った状態なのでそれもやむなし。現時点で、W650に感じた事を簡単にまとめておこうと思う。

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□W650

【車体】
まず、重い。大型を所有したのはZX-10RとCB550FOURになる為、基準はこの2車種となる…が、中型を含め、軽量スポーツを好む為に今まで所有した車両ではダントツ。

車両重量はドライウェイトで193kg、だったか。550が207kgだった事を考えるとむしろ軽いはずなのだが、重心がかなり低いのとローハンドル仕様の為に重たく感じるのか。

押して歩くのは勿論、低速からの旋回も車体が動き難く、単純な重量以上の重さを感じさせる。大型バイクで200kg以下は軽く、もっと重いバイクも経験があるがWは随一。

【ハンドリング】
フロント19インチでリアが18インチ。旧車ならではのこの組み合わせは、停車時にはハンドリングがかなり重めであり、走行時は微妙な切れ込みを見せる…と言えば良いのか。

基本設計、ディメンションが旧い為に重心が極めて後方であり「ハンドルで曲がる」が基本でそれ以上は「腰を落とす」様な、現代のバイクとは違う乗り方が必要となる。

これもまたローかハイかで変わってくる為、ローハンドル仕様の弊害なのかもしれないし、実はローハンドルだから、この程度なのかもしれない。

【操作感】
「車体」と「ハンドリング」を合わせた結果、車体の動きと言うか運動性は1975年製の550を下回っていると思う。これは重心の低さが効いており、あえての乗り味だろう。

現代のバイク、それもスポーツよりの車体はフロントを軸に曲がる様に作られている為、基本操作は同様でも「乗り方」は全く異なるモノを要求されると思って良い。

今までに乗った車両の中で最も乗り味が近く、走行感が近いものを探して辿り着いたのが、教習車のCB750。教習を思い出しながら操作すると、素直に車体が動いてくれる。

【E/g特性】
実は二気筒E/gを所有するのは初めて。パワーを求めればインライン4になるし、軽さを求めればシングルになる…為、車体を選んでいる時に自然と候補から外れていた様だ。

そして、初の二気筒…バーチカルツインは如何なものかと走り出してみると、低速からパワフルに盛り上がる。単気筒程ではないが鼓動感も強い。うん、悪くない。

但し、4~5,000まで回してシフトアップ、を繰り返してみたのだが、4,000rpm以上は回してもパワー感を感じず、低回転域程の気持ち良さは無い様だ。

そして減速時にエンブレを…とギアを落としたところ、物凄いエンブレ。今までに感じたことの無いレベルでエンジンブレーキが掛かる…これは中々に扱い難い。

【総評】
てことで今回は、アフターパーツによる性能底上げをしても変わらないであろう、E/g特性や車体設計からくる操作感、乗り味に直結するハンドリングでWを評価してみた。

まず、E/gは低速トルクはあるが回しても大きなパワー感は無く、エンブレもキツイ為にシフトワークにも神経を使う、思ったよりも乗り易さを重視しないE/gだと思う。

そんなE/gを載せる車体は、低重心かつ古臭いディメンションからほぼすべての動きが非常に鈍く、旋回性能はかなり低めであり、細いタイアと相まって安心感が無い。

…と現代バイクを前提に批評すると、酷評しか出て来ないかもしれないなあこのバイク。

【個人的インプレ】
正直なところ、全てが古臭く、それ故に現代のバイクと比較すると非常に乗り辛い。加えて何度も言うが、低重心過ぎる車体設計が旧車以下の運動性能となっている。

が、楽しい。ちょっとこう、言葉にし辛いフィール的な部分が楽しい。

ラフな扱いに直ぐに拗ねるE/gは巧く乗れば、乗り手とリンクした感触を得られるし、高回転でパワーは無いけれども、低回転の粘り強さは高ギアでもグズらない素直さがある。

微妙なラインで扱い易さと扱い難さがバランスを取り合う車体なのだと思う。

正直、もっと扱いやすいバイクだと思っていたので、がっかり半分、嬉しさ半分、そして乗り出して間もないせいもあるが、もっとこの子を知りたいと思わせる魅力がある。

故に、万人受けするかというと…しない、と思うよこの車体。

少なくともインライン4の素直さに、良く出来た現代の車体設計に為れているのであれば、不満点の方が多くなると思う。なので、後はそれ以外の何かを見つけられるか否か。

大型免許を取得して、初めての大型…それまでもスーフォア等のネイキッド、と言う人ならば、多少は受け入れ安いかもだが、現在のバイクに慣れてる人にはおススメできない。

僕は好きだけれども、デザインだけで選ぶならやめた方が良いよ、そう伝えるバイクか。

ただ、初めての大型の人も現代のバイクに飽きて、Wへと乗り換えた人も…そして自分自身も。乗り難く感じてもその先にある何かが見えてくるか、で適性は変わるかも。

まぁ、まだ乗り出したばかりだし、もう少し乗り続ければ、評価も変わると思う。

逆に乗り出した今だからこそ感じる不満や、車体への素直な評価(過去の経験からくる偏ったモノであったとしても)は残しておきたいので、ここに記しておこう。

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はじめての、W650。 [W650('99)]

SOXで納車のついでに、2りんかん溝口でウェア類を見る…予定が、ロクに種類が無いので、他の量販店を見回りながら、車体へと馴染むこととしよう。

まずは246の側道に出て、Uターン…おお、思ったより回転が上がるのが早い。回るE/gではないが、思ったほど穏やかなE/gでもない…のかな。

大型ならではのトルク感と低速で粘るこの感触…今までの大型バイクより遥かに低回転でクラッチを繋いでも良さそうだ…と言うか、逆に回し過ぎない様に注意が必要か。

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□世田谷ナップス

川沿いから東京へ渡り、再び川沿い…玉堤を下って世田谷ナップスに到着。

ココまで走って気が付いたのは、エンブレが物凄くキツイ。減速の為にギアを落とし、クラッチをスパッと繋ぐとガッツンと抵抗が返り、ちょっと怖い程にギクシャクする。

10Rの様なスロットルにリニアな挙動では無く、加速は車重故か大人しく安定しており、エンブレの時だけ車体がブレる程に強烈なのが来る…これがバーチカルツインなのか。

10RやCB550の様にマルチゆえの大人しさと言うか、乗り手の動作に追従するイメージでは無く、これ以外はダメ!と良く言えば分かり易く、悪く言えば我がままなフィール。

…うん、しばらくは慣れそうにないが、これはこれで面白いかもしらん。

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□給油

そしてお約束のガス欠である…今までの納車時の1/3程度に味わうお約束でもある。

ボボッ…ボッ…と発進時にぐずついて、そのままストン…んー、こゆ時はまず燃料、次いで点火(プラグ&コイル)、FIならECU信号…で考えて、あ、納車直後だわ、と。

ガスが入ってる訳ねえわなぁと、気が付いた視線の先にスタンドがあったのはラッキー。

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□南海部品東京

玉堤を上り、南海部品へ…そう言えば10代の頃に初めての納車でこの道を通ったっけ。

なんてしんみりする余裕も無く、ダブロクの挙動と性格を読み取るのに精一杯。性能的には大人しくとも性格的にはじゃじゃ馬の類だろう、コイツは…と感じるのは車体もか。

E/g特性が粘り強くやや我儘なのは、この車両に限った事ではないのだが、古臭い車体のディメンションが災いしてそれを扱い難く感じさせている部分が大きいと分かる。

過剰なまでにリア荷重のフレーム、フロント19インチの特殊なハンドリング感、リアの18インチ…は良いとしても原付並みに細いリアタイアでの落ち着きの無さ。

…ああ、これもう旧車のディメンションだ。

前後17インチで、E/gを前方に乗り手を含めたマスの集中化、フロントを軸に旋回する事を前提とした現代のバイクに真っ向から立ち向かう様な古臭く特異なスタイルなんだな。

SRを2台乗り継ぎ、70年代のCB550FOURを乗り継いだからこそ、現代との差異が見えて特性が分かる訳だが、これ、中型ネイキッド辺りから来たら単に乗り難いバイクだろ。

そうでなくとも、好みがはっきりと分かれる…というか、好まれるか謎である。

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□感想

だが、それでイイ。それがイイ。メットの中、妙にニヤケる顔が分かる。

正直なところ、この子は「面白いバイク」では無い…スポーツなディメンションによるリニアな運動特性も、大パワー&大トルクも無い。MT-09の様な「面白さ」は皆無だろう。

スクーターの様な「楽さ」も無くスポーツ系の様な「面白さ」もない…が、バイクに乗っている、と言う確かな感触と、それ故の「楽しさ」がしっかりと、ある。

この子は、ひさしぶりに、楽しい、と思えるバイクかもしれない。

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迎えに行こう! [W650('99)]

今日は、待ちに待ったWの納車日!

…前々日に新居へ越してきたばかりで、前日の夜はイーチさんの忘年会に顔を出していた身としては、奥様のご機嫌が非常に怖いところではあるモノの…が、我慢は無理。

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□南武線

購入したのはSOX川崎店の為、電車で行くと…高津、になるのかな。田園都市線の。でも、溝口から2りんかんまで歩いたこともあるし、とりあえず、溝口に行ってみるか。

…と南武線の駅まで来たのだが、浮かれ過ぎたのか反対車線で電車を待ってみたり。

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□溝の口

まぁ、そんなこんなで溝口…ここから田園都市線に乗り換えて、一駅ばかりを乗る位ならば、歩いても良かろう…と言う事で。ぶら下げたaraiのジェッペルが少し重いけれども。

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□大山街道

南武線沿線道路から府中街道を突っ切って多摩川川沿いへと抜けていく街道。府中街道を越えたら左(246方面)へ、田園都市線の線路をくぐった先の信号を右へ。

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□軽整備

いよいよ、Wとのご対面!…の前に、2りんかんでグリップを購入。POSHのZ2タイプ…かな。CBの時にも使用していた旧車デザインのグリップを購入し、交換をお願いする。

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□納車

そして、遂に納車…!やっぱり、この瞬間は何度味わっても、胸が高鳴るね!

ひさしぶりのバイク、それもやったらと重い鉄の塊、しかもほっそくてフラフラするタイア…と不安感もばっちりだけども、同じだけ嬉しさも胸に抱えて、さぁ、走り出そう!
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クラシカル路線の装備…? [W650('99)]

さて、W650が次期相棒と決まったはよいが、バイクから離れて幾数年…スクーターばかりだった為に、バイク用の装備がない。特にメットはキチンとしたものが欲しい。

前回のBの事故の件で痛感したのもあるし、やはり信頼性の高いAraiかSHOIEだろう。

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□Arai S-70 ¥16,000(税別)

てなワケで候補に挙がったのが、AraiのジェットタイプであるS-70である。

…この上位にClassicMODなるモデルもあるのだが、安全性能では大きな差が見受けられないのに対し、お値段は+10,000円以上…SZシリーズに届きそうなお値段なのだ。

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□ニューコンペシールドクリアー¥5,200(税別)

ちなみに、SHOEIではなくAraiを選んだのはこのコンペシールドがAraiにはあったから。

ジェットタイプが良いけれども、バブルやガッチャのような子供っぽいのは、もう無理だろう。そして、それらは安全性を考慮されていないただのプラスチックの塊だろう。

その点、Araiは衝突時に破砕する際の方向性まで考えて考慮されている一品。デザイン、性能共に文句のないジェットヘル用のシールドを出していたのは、ここだけなのだ。

いわゆるフリップのシステムメットはあるんだが、ジェット+コンペとなると、ね。

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PJ-547 FURライダース ¥32.800+税

メットの予算は、最低限としてウェアも揃えたい…今は、スクーターオンリーのため、ほぼほぼ街中で切れるようなジャケットがメインなわけだが、やっぱりバイク用が欲しい。

だが、「いわゆるライダースジャケット」は、どう考えてもWには似合わない。

でも街乗りでも違和感がないような、デザイン重視の2流メーカはなぁ…と悩んで、そうだ使用しているグローブと同じ、パワーエイジのジャケットはどうだろうか。

と、悩んで白羽の矢が立ったのがこのライダースジャケット。

同社にN3Bタイプもあり、それも良いなぁ…と思うのだが、まずはヘルメットから、かな。次いで、そろそろ安くなる冬物のジャケットを購入し、来期にはグローブ、と。

まぁ、Wは週末毎の趣味のバイクだし、のんびりと揃えていけば良いか。
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次期相棒、決定。kawasaki W650。 [W650('99)]

先日のログに載せた通り、W800に固執する理由は特になくW650でも良いと気が付く。

W800を選んでいたのは現行車であり、新車ならば故障を考慮しなくて良い(欠陥ならばメーカ保証)のがメリットだが、Wシリーズはほぼ壊れないと聞くなら、650もあり。

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□SOX HP

そんなことを考えながら、日課の中古車巡りをしていて見つけたのがコチラ。

外装から00年式と思わしき650。走行は26,000㎞と多めだがWの友人に聞いたところ、Wでは慣らしが終わった程度の距離との事…ならば行ってみるか、とお店に突撃。

乗出し価格を確認し、価格交渉…35,000円ほど落とせば即決する…と交渉するも、12,000円が限界。その代わりに現車を確認後、あらためて交渉となる。

*当時は武蔵村山店にあったので、訪問した川崎店に取り寄せてもらう事に。

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□shimaさんsW650

取り寄せに一週間程度との話の為、その間にW650に乗るSR時代からの友人、Shimaさんへ連絡して彼のW650へと試乗させてもらう事にする。…なるほど、こんな感じか。

試乗した際のフィールは、備忘録として当日のはちカラに載せたので参照のコト。

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□到着

1週間後に…と聞いていたのだが、前回の訪問より3日後、試乗した翌日に車両の到着連絡がある。試乗から間が開かない状態での確認は有難いので、即・訪問する事にする。

ただ、この時はまだMT-09 6:W650 4位の割合だったんだよなあ。

前回、お店を訪れた際にZX-10Rの買い取り及びFAZEの購入でお世話になったメカさんがおらず、ココで買わなくてもなあ…と思っていたのもあったしね。

なのでお断りの回答と、その理由を車体から見つける事も考慮しながら到着。

Wではそうでもないとはいえ、一般的に20,000㎞と19,000㎞では買取値が全く異なるバイクでは過走行、それも安いならともかく乗り出しで47万はちとお高いしなぁ…と。

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□出会い

あ、コレだわ。と直感に来た。オレはこの子に乗るわ、と。

一目惚れってのとはちと違うんだが、喜びでも高揚感でもないし…でもなんか、あ、うちの子はコレですね、みたいな、ストンと自分の中に落ちる感覚を覚えたので、もう決定。

だが、そんなことはおくびにも出さずにチェック&交渉を開始する。

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□ちぇっきんぐなう。

納車前の整備での交換品は?オイル、フィルター、プラグ…うん、常識的な範囲だね。

でもフロントタイアがもう駄目だね?山はあるけどもゴムが割れてるね?ブレーキパッドもあと2mmかぁ…まだ走れるけども、納車してしばらくで交換になるよね?

以前の担当さんを見つけたので値引はいいや…代わりに消耗品は揃えて貰おう。中古とは言え、納車整備や諸々は落とすのだし、走り出してすぐに消耗品交換とかアリエナイ。

その他諸々+いくつかのパーツ追加+それらの値引き…で、きっかり50万に落ち着く。

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□E/g&マフラー

E/gにも油染み等無し…お、このエキパイの角度はshimaさんの純正と違う…こんなにRが緩やかなじゃないはずだ、とE/gを掛けるとそれなりに良い音がする…うんうん。

元々この子だろう…と思ってはいたのだが、こうして元気な声を聴かせてくれると、この子しかない!って思わせてくれる。…エキパイの焼けがちょっと気になるけども。

やはり空冷E/gの造形は美しいし、べベルギアシャフトの外観も面白いね、コレ。

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□タンク

このカラー&デザインを真横から以外でキチンと見るのは初めてなんだが、キレイだなぁこの子。若干、トラっぽくも見えるエンブレムもこうして見ると悪くないね。

初期型の方がちとお高いらしいが、やっぱりこのカラーを選んだのは正解だったな…Wならばこのデザインとカラーが一番、格好良いと思う。CB以降、ひさしぶりの単車感。

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□決定

こんなアングルが映えるのも、単車感ならではだよなぁ…ぷらっちっくなSSやモタード、スクーターでは味わえない重厚感と質感…これらは確実に所有欲を満たしてくれる。

劣化に弱い事さえ除けば、バイクを構成する中で最も良いマテリアルは鉄なんだろう。

さて、これから自分なりのWを追求していく…と言っても、先祖らしいWには然程の興味もないし、とりあえずは「旧車」感を出していく事になりそうかな。

今の画像に映るパーツ類も、納車時には幾つか変更予定…さて、うちのWはどうなるか。
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