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新型BW'S125Fi?、アールくん襲来! [整備・作業]

ここにも幾度か登場していた、mana850乗りのアールくん。

バイクでしてみたい事は、ほぼ達成出来たので…とmana850を降りる事に…そして普段の足となる新しい相棒に現行のBW'S125Fiを選び、遊びに来てくれる事に。

しかし、バイクでしたい事…か。やり尽したというのはある意味、羨ましいかもしらん。

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□新型BW'S

いつの間にか、blog名とURLも変更していた様子。

□旧ATスポーツ!/BW'Sログ(http://bws125-with-m.blog.jp/

確か、ホイールの黒を得るために、異なるカラーを購入し、黒いカウルを別で発注…だったかな。見積もりが50万近くてたまげた記憶が。

正直、あまり好みではない…と思っていたが、こうして見ると悪くないか。ちともっさりしているが、バーハンだし。…ただ、これをBW'S125って言われると、えええって。

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□昼食

本日は駆動関連のレクチャーの予定だが、まずは腹拵らえと言う事で。

しかし、六角家(現・上々家)も行ったし、むさこエリア(ボニート・なわて・じらいや・武一・きりきり舞い)も紹介済み、と彼は、ほぼ全ての店に連れて行ったなあ。

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□回収

食事も終えて、ひと段落…した後に作業。まずは頼まれて購入して置いた、あてくしお勧めの駆動パーツを部屋から引き揚げ、駐輪場にて作業を開始する。

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□作業開始

彼自身が一度、練習としてカバー類は外しており、多少の違いはあれどもシグ系の分解は心得ているため、ポイントを伝えつつ外装パーツを剥がしてゆく。

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□新型変更点

駆動回りで、現行BW'S125、4型シグで変更になったのはここかな。

キックレスにより、キックと組み合わされる王冠とコニカルワッシャが省かれ、厚めのアルミカラーにて固定される。これ、ホルダーと言うかインパクト前提だよな。

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□作業指南

Rくんが所持してきたプーリーホルダーを使用して、ナットを外す…そうそう、ホルダのエンドをクラッチアウターに当てる感じで回り止め、17㎜のソケット&スピンナね。

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□BANDOベルト

おお、坂東さん!すげぇな新型は純正が坂東さんか!…と思ったがここもラインによって値段と性能が大きく変わるからな…これは純正と同程度のベルトなのだろう。

グリーンラインでも純正の倍、レッドラインはさらに倍、のお値段だからなあ。

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□クラッチスプリング交換

クラッチの分解方法を教えて、クラッチスプリングを良輝の軟化バージョンへ。

知識が無しにバラすと、ここが一番、危ないからなあ…センスプの力でアッパーカットだったり、トルクカムに指を挟んでケガをしたり…ま、今回の作業で覚えただろう。

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□プーリーセット

純正プーリーを取り外し、WRはそのままにJapanSpeedのプーリーへと組み替える…うん、機械関連の仕事だけあって、手順が見えていれば作業に危なげは無いな。

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□フェイスセット

ただ、バイクを弄り慣れていると手つきではない…が、まあ、そもそも車歴が少ないというか、バイク歴が少ないからなあ。今後、増える事が無いと思うとちと残念。

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□完成

初めての駆動交換としては、ほぼ満点だろう。クラッチの分解以外は、簡単なアドバイス以外は横で見ているだけだし、クラッチの分解も次は問題だろうと思える。

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□セッティング

…で。駆動パーツと言えば、当然ながらにセッティングパーツなワケで。

組付けた後は最低限の外装のみで、近所のセッティングスポットへ…この辺りは直線で信号も無く、住居も無い上に道も荒れて居ないという、素晴らしいポイント。

そのせいか最近は、トラックの違法駐車が増えたから、これは刺して行かないとだなあ。

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□試走

WRを軽量化、あるいは重量化を繰り返し、その度に試走して煮詰める。

…なんと、初めての駆動交換なのに、セッティング時の分解&組付けを一人で繰り返すアールくん。繰り返す度に手つきもこなれてゆき、不安感も無い。呑み込みが早い。

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□相棒

そうなるとおいちゃん、とっても暇なのね…と言う事で、愛車を眺めて見たり。うん、やっぱりBW'S125はコレだわ。アレはバーハンのシグだわ…と言う想いに浸る。

でも、BW'Sベースに4型シグの外装を載せたら、格好良いかも知らんなあ。

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□KN企画訪問

セッティングが無事に終了し、帰宅がてらにKN企画へ…と思いきや、本日はお休みの模様。スクーターミーティング直近の週末とあり、イーチもお休み…タイミング悪いね。

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□おつかれ

しかし、半日以上を見続けていたせいか、目が慣れたせいか。

スクーターらしからぬバーハンと、特異なこの形状もアリに思えてくる。例えば今のBW'Sを降りて、また同クラスに乗るとしたら選ぶかも…程度には気に入ってきたり。

mana850では面白い車体を作成した彼が、BW'Sがどんな車体となるのか、楽しみではある。
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【イナドメ】ネオクラシックを求めて?【ウィンカー移設ステー】 [整備・作業]

イナドメのウィンカー移設ステー(半艶黒)6,440円…の中古を3,000円で落札。

旧車デザイン的にウィンカー位置が前方に寄り過ぎている…と感じたから落札したのだが、中々作業をするタイミングが無く、はや数か月の放置ぶり(多分9月購入)。

1月下旬としては妙に暖かい日、今日を逃してはまた数か月…と思い、作業を開始する。

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□純正ウィンカーポジション

純正の設置位置を確認。旧車…70年代国産車と比べ、ウィンカーの設置がかなり前である。これはグラブバーへ付ける事が前提の旧車とフレーム固定の現代車の違いだろう。

Wは純正でグラブバーが存在せず、フレーム後端への設置の為にこの位置と思われる。

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□リアフェンダーダウン&グラブバー固定解除

ステーを確認するに、取付用と思わしき穴が三つ…フレームの形状と合わせて考えると、グラブバーと共締め、フレーム固定、ウィンカー取付の三つと思われる。

その為、まずはシートを外してリアフェンダーの固定も外し、フレーム内側からグラブバーを固定するボルトを引き抜いておく。これが取付の事前準備。

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□ウィンカー取外し

車体側の準備が済んだら、移設ステーへと取付ける為にフレームからウィンカーを取り外す。左右及びアースが分かる様、カラーのゴムテを巻いて気別する。

しかし、耐震ゴムを挟んでの固定となるのだが、ゴムの劣化が酷いなあ。

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□イナドメ ウィンカー移設ステー

半艶と言うより艶消し、細かな傷と端には少しだけ錆が浮いているが中古故なので致し方無し…それでもこのアルミ板に7,000円払うよりは、中古でも半額の方が良いしな。

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□プレート取付(グラブバー共締め)

フレームの形状とステーの形状を考えるに、取付方法はこれ以外に無いだろう…穴位置で微調整は可能な様だが。まずは、フレーム裏側からグラブバーと共締めする。

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□ボルト変更

付属のボルトは建材ですか、と聞きたくなるほど無骨な六角頭のボルト…黒いフレームにこれは無いと思われる為、他の場所と同様にステンのデザインボルトへ変更する。

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□プレート取付(フレーム固定)

上記のボルトを使用し、元はウィンカーの位置にてフレームとプレートを固定する。これでグラブバー共締め、フレームへの固定と2か所の固定が完了する。

ちなみに後に位置調整と反対側の取付がある為、本締めはせずに軽い仮止めに留める。

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□ウィンカー取付

先程取付けたウィンカー移設のステー、その先にウィンカーを取り付けてみる。取付穴が円形の為、左右及び背後から視認し、向きを確定…ここは本締めして完成。

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□変更後位置確認

変更前/変更後が分かり易い画像を…と、既に取り外したウィンカーを戻してみる。移動距離は数㎝と小さいものの、比べてみるとかなりイメージが異なるのが分かる。

実質的には数cmの差なのだが、視覚的には意外と大きいよな。

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□配線作成

放置し続けた理由の一つが、ウィンカー配線の延長が必用なのでは…との思いから伸び伸びとなっていたのだが、無事に取り付け作業完了。…と思いきや。

微妙に左ウィンカーのアース線だけが足りず…結局、延長配線の作成作業となる。

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□完成

全ての配線の接続、イグニッションをONにしてウィンカーの動作確認も問題無し…と言う事で、取り付け作業が完了。意外に手間と言うか面倒ではあった、な。

グラブバーと共締めになる為にフレームからバーを浮かす必要があり、実はサスの固定ナットまで緩めての作業になっていたりする。

しかもグラブバーはこのステーを挟み込む様には設計されていない為、かなり無理矢理スペースを開ける必要があり、これが意外と力作業で大変だったり。

その成果は上から見ると分かり易い…デザインボルトが元のウィンカー位置である。

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□車輌全景

これでようやく適正位置への設置が完了…と言えば良いのかな。

正直なところ、車両全体でみると数cmの移動はイマイチ分かり難い上、ウィンカーを移設せねば…と考えてから半年近く経過した為に、あまり達成感も無かったりする。

思いの外、面倒な作業を繰り返したのでその達成感はあるのだが。

ただ、ウィンカーが後方にズレた分だけ、タナックスのサイドバッグも後方にズラせる訳で。今までウィンカーへ接触していた部分が無くなるのは、気分的にも良いかな。

【ブレーキ考察】Daytona赤ブレーキパッド/取付&ボルト交換編【ブレーキパッド】 [整備・作業]

前回(旧パッド取外し&メーカ(Vesrah)発覚)に引き続き、ブレーキパッド交換。

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□赤パッド(内側)装着

キャリパーの内側にパッドを載せる。ディスクは純正だし年式や距離相応に摩耗している為、パッドの角落としや泣き防止剤等の細かな手順は省く事にする。

泣かない時は何もしなくて泣かないし、泣く時は塗っても多少の押さえ程度だし。今回はまず結果を知りたいので、その後にあらためて作業する事にしよう。

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□赤パッド(外側)装着

キャリパー上部のパッド固定部分へと引っ掛け、内側のパッドを抑え込む様にしてキャリパー内部へと落とし込む。シンプルながら使い勝手が良いなこの方式。

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□パッドピン装着

上部固定が済んだので、次は下部の固定…パッドピンを装着する。パッドピンは清掃後にナスカルブにて表面をコート、コーティングしたその上にグリスを塗布しておく。

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□ベータピン装着

パッド下部を固定したパッドピンが抜けぬ様、βピンを差し込んで固定。ヤマハ製と違い、カワサキの純正キャリパーは造りが簡潔で整備性が良いなあ。

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□マスター側解放

摩耗したパッドを新品に変える為、キャリパーのピストンを少し押し戻す(清掃時に押し出したのもあるが)為、上部に圧が逃げられる様、マスター側を開放しておく。

今回はパッドが差ほど摩耗していない為、ピストンの戻りは小さなもの。開放しなくても作業は出来そうだが、この為にマスター側ボルトもメンテし易いのに変えていたしな。

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□キャリパーボルト比較

さて、折角キャリパーを外した…と言うか、ボルトを外したし手持ちのでデザインボルトに変更しようか…と、純正ボルトとデザインボルトを並べてその長さを比較。

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□変更&装着

おそらく5㎜ほど長い…かな。ならアルミのカラーでも噛ませ調整…と装着して裏側より確認したところ、キャリパー本体よりすこし頭が見える程度…問題無いな。

制動部に余計な部品を組み込まない方が良いんだけどね、本当は。

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□完成

うん、こうして見るとキャリパーがキレイになったなぁという感想程度。後は赤パッドを使用した為に少し前足回りに赤が目立つかな…後は走ってみないとだな。

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□車両確認

ん。想像していたよりは、パッドの赤身も見えない…し、交換したステンのデザインボルトも分からないな。まあ、基本は性能保全の為の整備だから、それで問題無し。

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□動的チェック

前回と同様、作業場所である程度のチェック(パッドがダダ滑らないか、エア噛みでスコンとレバーが抜けないか)だけを行い、ご近所走行チェック。

まだ、パッドがディスクローターに馴染んでいない為、正確な感触は分からない…が、それでも確実に制動力が上昇している…やはりVesrahパッドが悪さしていたか。

これ以上はご近所では分からないし、明日辺りにでも軽く遠出して確認するか。

【ブレーキ考察】Daytona赤ブレーキパッド/旧パッド取り外し編【ブレーキパッド】 [整備・作業]

30日は大掃除、大晦日と元旦はバイクに触る暇無し…年が明けて2日目の昼より作業開始。年末は30日、年明けは2日から…と考えると下手なバイク屋より作業してそうだ。

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□アバウトな説明

前回のホース交換は車種固有の情報が無い為、サービスマニュアルを確認しなかったが、パッド交換となれば通常メンテに含まれるのでマニュアルを参照してみる。

ブレーキパッドの取外し
●ホースをつけたままキャリパを取り外す。
●取り外す 
 クリップ[A]
 パッドピン[B]
 ホルダサイドパッド[D]
●反対側のパッド[C]を取り外す

…うん、ざっくりとしたと言うか、アバウトな説明がされている気がする。

取付については、パッドを洗え、キャリパーを手で戻せ、パッドピンを必ずつけろ…だけで具体的な手順すら無いのは素敵。バラし方を載せたんだから、逆の手順で…てことか。
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□キャリパー固定ボルト

えーと、まずはキャリパーをフロントフォークから外すところから…12㎜のソケット&スピンナでキャリパーボルトを外し、車両後方に引き抜く様にしてフリーにする。

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□ホースガイド固定ボルト

キャリパーボルトの直ぐ上にあるホースガイドを、8㎜のソケット&スピンナで外す。これで引き抜いたキャリパー本体がかなりフリーで動かせる様になる。

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□現状確認

車体から外したキャリパーを引っ繰り返し、裏側から現状を確認する。うん、汚ねえ。特にキャリパー洗浄もした事が無いし、パッド滓が溜まるだろうかこんなものか。

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□βピン&&パッドピン除去

マニュアルに従い、まずはパッドピン…に刺さっているベータピンをずらして外す。これでパッドピンがフリーになるので内側に引き抜き、パッド下部の固定を外す。

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□パッド(外側)除去

下側のパッドピンが外れた事により、パッドが上部を起点に回転稼働が可能となる。画像の様に上へと引き起こして外側へズラす事により、外側のパッドが外れる。

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□パッド(内側)除去

外側のパッドが外れ、内側のパッドを固定する物が無くなる為、こちらは簡単に取り外せる…キャリパーのピストンが丸見えの状態になる。

少しだけブレーキレバーを引き、後の洗浄の為にピストンを少しだけ押し出し…ついでに両ピストンがキチンと同じ様に動いている事を確認する。

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□パッドガイド

あれ、旧パッドに何か張り付いている…サービスマニュアルには無いパーツを発見。パッドガイドか。ピストンが当たる部分のパーツ…だな。

しかし、黒いパッド?この車両の純正は黒なのか…純正ぽくない、な。

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□キャリパー洗浄

この車両を購入してより、初めてのキャリパー清掃。ある意味大掃除。

中性洗剤と部屋からペットボトルに詰めてきたお湯(60℃)をバケツに入れ、フリーにしたキャリパーを漬け込むようにして、各種の汚れを洗い落とす。

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□洗浄完了

中性洗剤とブレーキクリーナー、各種ブラシを駆使してここまで落とす…これ以上は、部分的に削り落とさないと落ちないかな。ま、とりあえずはコレで行こう。

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□パッド比較

新しい赤パッドと旧パッド(謎)を並べて比較してみる。

…あれ、妙にパッドの分割が細かいな。このレベルのブレーキなら、赤パッドと同じ2分割位が普通のハズだ。やっぱりコレ、純正のパッドじゃない…よな。

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□ガイド装着

謎の黒パッドよりガイドを外して、赤パッドへ装着…あれ、パッド背面に刻印が…なになにvesrah…?…ベスラか!あのダダ滑りパッドとして悪名高いあの!

…そっか、ベスラ、かぁ…そりゃ滑るよなあ。純正を下回る社外品として有名なあそこかあ…ベスラと言えばあの妙な緑色と思い込んでいたから、油断したわあ…。

交換作業途中にして、ダダ滑りの原因と思わしき点を特定。
  *個人評。過去にベスラパッドで幾度か痛い目を見た為にベスラが大嫌い。

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□確認

ちなみに、パッド取外しまでに外したボルト類がこちら。

キャリパーボルト(M10)が2本、ホースガイドのボルト(M6)が1本、キャリパーからパッドピンとそのβピン…これだけ外せれば、パッド交換は可能となる。

逆に言えばこれ以外を外していた場合は、何か要らないものまでバラしてる。

しかし、こうして見るとサービスマニュアルより詳細に作業を記載しているな、ココ。とか思いつつログが長くなったので、赤パッドの取付は次回に。

【ブレーキ考察】ステンメッシュブレーキホース交換【W650】 [整備・作業]

色々と悩んだけれども、とりあえずは非膨張系のホースへ交換してみる。

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□開始

30日まで勤務のみなとみらいを離れた為、今年の年末年始の休暇は12月29日から…奥様は30日からお休みの為、大掃除は30日として今日はブレーキホース交換。

いつもの始業時と同様に朝の9時より作業を開始…寒いな、この時期の朝は。

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□ナスカルブ

まずはマスターの蓋…のボルトを外すべくナスカルブを吹付けてしばし放置。

このネジを舐めると全ての作業が止まる為、まずはココから…なんだが、どうしてどこのメーカも小さな皿ネジ(しかも頭が+)を使用するんだろうね。

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□マスター開放

無事に蓋のボルトを除去し、ダイヤフラム、フラムカバー等を除去して開放。

今回はホース交換の為、全てのフルードを抜くのだがマスター側を開放して置かないと、フルードをキャリパーで抜く時にダイアフラムが変形してしまうから。

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□保護

ご存知の方も多いと思うが、フルードは塗装面を侵す特性がある為、タンクにウェスを載せて一時保護。ウェスでは透過してしまうが、撥ねた瞬間に除去出来れば御の字。

気になる人はサランラップとかを巻くだけでも良いと思われる。

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□フルード抜き

さて、フルードを抜く準備も完了したし…キャリパーのブリーダーボルトを8㎜のスパナで緩め、専用のホースをつないで注射器よりフルードを抜いていく。

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□固定部取外し

ブリーダーボルトよりエアが出始め、フルードが出なくなれば作業は終了。マスター及びキャリパー側に残る僅かなフルードは、ホースを外さないと出てこない。

で、その前の準備としてホースガイドのボルトを取り外しておく…8㎜ソケットを使用。ガイドより先にホースを外してしまうと、フルードを振りまく凶器になるので注意。

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□ホース除去

純正ブレーキホースの除去が完了。キャリパー側は良いが、マスター側は垂れたフルードが車体につく可能性がある為、ウェス等で軽く包んでおくと安心。

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□ガイド取付

メッシュホースを取り付け…の前に、先ほど取り外したガイドを装着。ホースを車体に取付けた後は通せないので、このタイミングに(マスターのみ取付けた後でも可)。

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□フィッティング確認

まずは残フルードを垂らすマスター側にバンジョー&ボルトを取り付け、車体へのフィッティングを確認。ホースの取り回しを考え、バンジョーの角度を決める。

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□バンジョー固定(マスター側)

ホースの取り回しが決まったら、ボルトを締め付けてバンジョーを固定、ホース側ナットを締め付けてバンジョーへと固定する。この部分は11mmのスパナを使用する。

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□バンジョー固定(キャリパー側)

マスター側と同様、ホースの取り回しを決めたら、ボルト、バンジョー、の順で固定する。その際に、先程のケーブルガイドや純正の取り回しを参考に決めて置く事。

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□フルード挿入

マスター側、キャリパー側のホース取付が完了したら、キャリパー側のブリーダーボルトを締めて、マスターカップへとブレーキフルードを注いでゆく。

まずは規定線(カップ内部に線あり)より多めに入れたら、キャリパーのブリーダーボルトを8㎜で緩め、先ほどの注射器でキャリパーへと吸い込んでゆく。

この際にマスターカップが空にならない様に注意(空になるとエアを噛む)し、規定線を下回る様であれば、都度、フルードを足していく事。

注射器内部へとフルードが下りてきたら、キャリパーまでフルードが来た証拠。ここで一度ブリーダーボルトを締め、フルードに噛んでいるエア抜きを開始する。

ホースは注射器より外し、空いたペットボトル等にその先を入れておく。

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□エア抜き(画像使い回し)

まず、しばらくはブレーキレバーをニギニギ…この時点ではレバーがグリップに付くほど握りこめるが、気にせずにニギニギを繰り返す。1分程度かな。

しばらく繰り返していると、カップ内にエアがポコポコと抜け、ここからが本番。

レバーをギュッと握りながら、ブリーダーボルトを緩める…とマスター側から圧送されたフルードがキャリパー側へと抜けてくるのがホース越しに見え、気泡も目に見える。

握ったレバーがグリップまで付いたら、ブリーダーボルトを締める。逆流するから。レバー握る→ボルト緩める→レバーがグリップに→ボルト締める、を繰り返す。

途中からタッチが固くなるので今度は握り込めるところまで握り、ブリーダーボルトを緩める…と再び、レバーがグリップまで握り込めるので、フルードを圧送するの繰り返し。
カップ内のフルードが無くならない様に注入しつつ、上記の作業を繰り返す。

徐々にレバーのタッチが固く変わり、ブリーダーボルトから抜けるフルードに気泡が混ざらなくなる…ので、タッチの戻りとエアが無いのを確認してエア抜きが完了。

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□マスターカップボルト変更

最後に、マスターシリンダーカップ蓋の固定ボルトをステンの皿ねじ(頭はヘキサ)へ変更して取付を完了…これで次回のブレーキ周りの作業が楽(安心)になる。

これでホース交換&エア抜きの作業は完了となるので、取り回しを紹介。

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□上部取り回し

純正ホースはバンジョーがほぼ真下を向いている為、取り回しに難がある(前ログ参照)ので、90℃へと変更する事により、ホースをマスターから横へと取り出している。

マスター側にバンジョーの回り止めがあり、取付角度が限定される為に90℃バンジョーを使用している。これならば多少お高いが回り止めを切り落とさずに済む。

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□ライト上部迂回

ちなみに純正ローハンドル用ホースが850㎜なのに対し、購入したホースが860㎜とやや長い…加えて純正ローより低いイングランドバー使用の為、ホースが結構、余る。

その為、マスターからキャリパーへと直接落とすルートでは無く、一度、ライトケースの裏側を回す様な取り回しへと変更し、ホース長の調整を試みている。

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□三又ガイド固定

また、先ほどのホースガイド程しっかりとは固定されていないが、三椏にもガイドがある為、ホースの取り回しがガイドを通る様に固定する…要らないかなあコレ。

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□完成

最後にフロント周り全体を軽く洗車して、作業を終了。

フルードの飛び散りは無いと思われるが、目視できていない可能性もある為、水を掛けて流しておけば、見逃した飛散による塗装剥がれ、その危険性を排除できる。

時計を見れば11時…ここまで2時間程度、か。時間の殆どは取回しの検討による物なのだが、純正のマスター&キャリパーは、社外品に比べてエアが抜け難い印象が強いな。

【オイル交換】kawasakiR4 SJ 10W-40-後編-【W650】 [整備・作業]

前回の続き…フィルタの固着等に苦戦しつつも、何とかオイルを抜き終わる。

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□廃油ポイ

さて、ボルト&フィルタを装着してオイルの注入…の前に、オイル処分を行う事。

手順として考えた場合、片付けは最後にまとめるが好ましいのだが、今日は週に2回の「燃える生活ゴミ」の回収日…回収車が来る前に片付け、ゴミは出してしまいたい。

部屋に持ち込んで誤ってオイル漏れ等起こした日には…。

と、用意したのは「廃油ポイ」4L用…2.5L用と2種類あり、フィルタ交換時の排出オイルは2.8Lと考えれば、0.3Lくらい多くても…と考えたのだが、多少は余裕を見て4Lを用意

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□廃油処理

Bで使用しているオイルパンとは異なり、貯めたオイルの抽出口があるこのオイルパンは非常に秀逸。受ける側の「廃油ポイ」の間口の広さもあり、簡単に廃油作業が完了。

しかし、3.5L用のオイルパンにも関わらず、並々と一杯になったなぁ…排出されたオイル量は計測していないが、本来は2.8Lのハズ…前作業で入れ過ぎていたのかな。

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□オイルフィルタ比較

さて、オイルフィルタ装着…の前に、純正オイルフィルタとVesrah製を比較してみる…うん、純正と同サイズ見える…やはり取外しに苦労したのは、オーバートルクのせいか。

次回の交換は間違いなく自分であろう事を考慮し、手締め+α程度のトルクにしよう。

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□ドレンボルト比較

次いで、純正ドレンボルトと社外のドレンボルト(マグネット付)を比較。

…まあ、こちらも基本的に同形状なのだが、社外製はややボルト長が長く先端にマグネットが見える。あまりE/g内の鉄粉除去に意味は見出せないのだけども…ね。

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□オイルフィルタ装着

ドレンボルトをE/g下部のオイルパンへと装着し、次はオイルフィルタを装着。

ちなみに、ネット上ではエア噛みをしない様にフィルタへの注油を…との話もあるが、サービスマニュアルには無い為、今回はそのままフィルタを装着する。

まず、手で入るところまで回し込み、フィルタレンチを装着してしっかりと手応えが出るまで回しこむ…これはドレンボルト側も同じ。無駄なオーバートルクは必要無い。

アフターケアの出来ない店での作業とは異なり、自身で作業が行えるのであれば緩み始めた(あるいは漏れ始めた)としても、増し締めを行えば済む事である。

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□オイルジョッキ装填

3Lオイルジョッキへ、目安で2.8Lを挿入…ちょっと少ないかもしれない…が、WはBの様に簡単に抜く事が出来ない構造の為、規定より多い時は調整が面倒な事になる。

オイル注入後にゲージより確認して、足りなければ足せば良いしね。

ジョッキには2.8Lを目安に入れているので、少なくとも2.5Lを下回る事は無いだろうし、そうなればゲージで確認してもロワーを下回る事は無いと思う。

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□オイル注入

注入口が真っ直ぐ上を向いている為、真上からはオイルが注入し易い反面、ジョッキの注入口部分が曲がり難い場合、少し入れ辛く感じる…次回から先端だけ変えようかな。

あるいは、口径のあう漏斗を車体側へ取付けて、そこへ流し込む方が早いかな。漏斗+ジョッキと言うオイルマミーレのツール保管が増えてしまう事になるのが嫌だな。

ガレージや納戸でも無いと、オイルパン等の保管に苦労するんだよなあ。

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□レベルゲージ確認

センタースタンド直立、かつ、オイルを注入して5分後(工具類を片付けている時間)に
レベルゲージを確認した状態…お、この状態でも範囲内には入るんだな。

ちなみに、ゲージを確認する際にはスタンドを外して車両を直立させる必要がある。

とりあえずの確認を行い、E/gを掛けてオイルプレッシャーランプが点灯し無い事を確認、こそのまま5分ほど暖気運転を実施。ついでに車体を眺めつつ一服。

暖気終了後に、オイル漏れとゲージよりオイル量を確認をする。

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□フィルタカバー装着

フィルタ周りからオイル漏れが無い事を確認し、フィルタカバーを装着する…暖気運転直後の為、やはり作業はやり難い…が、カバーがあると漏れていても分かり難いしな。

ちなみに取付トルクは手トルクだが、軽く手応えを感じる程度に絞めておけば問題ない模様。まあ、実際の走行後にもう一度、確認してみて様子見だな。

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□オイル漏れ確認

ドレンボルト側からもオイル漏れが起きていない事を確認…うん、漏れ無し。

潰した銅ワッシャもあるしそんなに強いトルクを掛けなくとも、オイルは簡単に漏れたりはしない。手締めでもない限り、早々漏れないんだよなぁホントは。

しかし、オイルパンが汚いなあ…暖気後の為、パークリを吹き付けても直ぐに蒸発してしまう…タイミングを見て、冷間時にキレイに磨かないとダメだな、コレは。

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□レベルゲージ確認

オイル交換後にE/gを掛け、しばらく暖気運転を実施…この時点ではE/g内部にオイルが回る為にゲージでは確認出来ない…が、しばらく経つとオイルパンまで落ちてくる。

落ちてきたエンジンオイルを、車体を直立にした状態で確認する。

と書くと簡単なのだが、サイドスタンドで車体を停めて、車体右側へと回り込んで自分の方へ車体を起こす…直立した状態で、レベルゲージよりオイル量を確認する。

うん、規定値内にオイルがある…見た目にもキレイなオイルだ。

ちなみに一定の重量がある車体では、多少の慣れが無いとちとムズイ。自分の側に倒し過ぎるとそのまま下敷きだし…てな状況でのレベルゲージ撮影は、かなりムズイ。

片手で車体を引き起こしつつ支え、片手でスマホを起動してシャッターを切る。

本来の作業内容には必要無いのだが、ブログにと考えると最後の確認画像は必要なんだよなあ。車体と自分の安全を天秤にかけてまで、やる事では無いのだけども。

ともあれ、初めてのオイル交換は無事に終了!

明日にでもテストランに行き、交換したばかりのオイルレビューと共に、走行時のプレッシャーが掛かってもオイル漏れが無い事を確認予定。

さて、どこに行きますかね、っと。

【オイル交換】kawasakiR4 SJ 10W-40-前編-【W650】 [整備・作業]

オイル考察(無駄に長い)、部材の手配、資料及び作業手順の確認…が済み、休日(土曜日)と言うタイミングを経て、交換作業を実施する。

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□走行距離確認

まずは走行距離の記録…ODOの表示は29,388㎞。

2016年の1月に26,471㎞にて乗りだし、12月下旬現在、ほぼ1年と言う時間が経過した状況での走行距離は29,388㎞。凡そ一年で3,000㎞弱と短いものである。

但し、季節は一巡し冬となり、そろそろ交換限度…いや限度を超えた、か。

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□ドレンボルト確認

さて、まずはドレンボルトの位置確認。サービスマニュアルでも確認しており、オイルパンがE/g下部にある以上、この辺りに…と覗き込んでボルトを確認する。

しかし汚い…一度パークリ一本を空にしてキレイにしたのだけどなあ…。

白い○印で囲まれたのがドレンボルト…なのだが、前方に向けてやや斜め上に挿入されている様子…うーん、これは作業し難い上、オイルが前方へ飛び出すパターン、かあ。

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□工具確認

確か、17㎜だったな…とソケットを当てて見る。位置的に17㎜ソケット+エクステンション+スピンナハンドル、かな。T字やメガネではちとスペース的に回し難いし。

真下に向けてボルトがあれば、使える工具の幅も増えるんだけども、なんで斜め前に向けて排出する方向なんだろう、このボルト位置…と外すまでは思ったりもした。

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□オイル抜き

とりあえず、最初は作業のし易いT字を入れて回してみる…が、全く回る気配を見せない為、力の掛るエクステ+スピンナに変更。ん。んぬぬ。ぬおお。固い、固いよ…!

オイル漏れを恐れた為だろうが、明らかにオーバートルクだろうコレ。

暫く力を入れ続けるとパキっとの音と共に緩むボルト、直ぐに漏れ出すオイル…ボルトを抜き取ると吹き出す圧が凄い…なるほどボルトが真下に抜けたら、大惨事だなコレは。

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□フィルタカバー取外し

今回は前オイルを全て吐き出させる予定の為、オイルフィルターも交換…するには、オイルフィルタカバーの取り外しも必要…10㎜のソケットで短めの6㎜×2本を外す。

作業前に暖気運転をしている為にエキパイはそれなりに熱を持っており、E/g前方での作業がややし難い…が、4気筒に比べれば遥かに楽。10Rは手間だったものなぁ…。

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□フィルタカバー

車種によっては…と言うか、ZX-10RもFAZEもフィルタにカバーなど付いていない。Wはそのスタイルを重視してメッキのカバーを付けているのだろう。

では、外した際に磨いておこう…と思いきや、汚れの固着が酷いので諦める。ウェスとパークリ程度では落ちる様子を見せないので…ま、また今度ね。

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□フィルタレンチ装着

まだ車体側にあるオイルフィルタへ、フィルタレンチを装着してサイズを確認。E/g前方に位置する為、ここはフィルタレンチ+スピンナハンドル直、で行けるだろう。

…と力を掛けるもこれが固い、固い…しかもレンチと合わないのか、何度も嘗める。

あれVesrahはカッチリと嵌ったのだが…ひょっとして年式で異なるのか…と不安になりながらも、かなり奥まで叩き込む様にして回し、なんとかレンチを回す事に成功。

これまた、取付時のオーバートルクの弊害…だろうなあ。

…店側として「オイル漏れ」よりはオーバートルクを選ぶのは分かるんだけどね。トラブルやクレームが発生するよりは、強めに締めた方が問題自体が発生しないのだから。

ちなみに今回、唯一にして最大に苦戦したのが、このポイントだったりする。

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□ドボン

そんな事を考えながら…ようやく緩んだオイルフィルタに気が抜けたのか…フィルタを回していた手が滑り、フィルタがレンチごとオイルパンにドボン。

あああ。フィルタは良いけども、レンチは新しいフィルタの取付にも使用するのに…ペンチでオイルパンより救い出し、ウェスとクリーナーで磨く無駄な手間が発生。

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□オイル抜き完了

この時点でオイルパンからは既に抜けかけており、フィルタ取り付け部分からのオイルもあと少しなご様子…なので、注入口の蓋も開けたまま、しばらくこの状態で放置する。

…てな辺りで、ログが長いのとようやく作業も折り返しなので、次回へと続く事にする。

W800用チェーンガード装着。 [整備・作業]

以前に挙げたプラッチックのライトケース等、Wは妙な部分でのコストカットがある。

それらの幾つかは、W800発売の際に改訂され(ライトケースはされていない)ており、基本構造を400/800と同じくする、650への流用が可能になっている。

今回はその中でも、最も気になるチェーンガード…最近のストファイやSSではないのだ、黒い樹脂パーツは止めて頂きたい…を、800(鉄に鍍金)のものへと交換する。

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□チェックポイント

さて、チェーンガードの固定は…と確認したところ、白○印で囲んだ3本のボルトで固定されている模様。2本はガードの表側だが、1本はチェーンの向こう側か。そしてまたしても+か。

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□取外し

頭が+ネジのボルトか…なぜに最近の車両で+等、使うかなカワサキ。締めるにも緩めるにもトルクが掛け難く、頭を舐めるデメリットしか無いだろうに。

これはポイーで、交換する際にはデザインボルト+カラーへ交換しようか。

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□ガードレス

チェーンガードを外した状態…黒くてゴツイ樹脂パーツよりは無い方がマシ…に見えなくも無いが、チェーンオイルの飛散が偉い事になりそうだな。

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□裏

カワサキのお店で発注しておいたW800のチェーンガードが到着…と言うことで、内容を確認。ん、この重さは鉄ベースの鍍金だな…最初からコレにすれば良いのに。

でもまあ、7,000円でこの変化なら悪くは無い、かな。この車両の年式的に、最初から付いていたら錆が酷かったろうし…て、あれ?微妙に…形状が違う…なぁ?

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□表

裏側から見ると分り難いが、表側(車体外側)から見るとザグりが大きい。650そのままならば、モッサリする部分がザグられている事で、かなりスッキリと見える。

へぇぇぇ。650の鉄/鍍金バージョンじゃないんだな、800のは。樹脂とは異なり、素材自体に強度があるからこその改訂、と言うのもあるのだろう。ほうほう。

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□装着

うん、余分な部分がキレイにザグられ、強度の為に残されたであろう塊の部分がサスの裏側に周り見えない為、黒から鍍金の変化にも拘らず、むしろスッキリとして見える。

単に鍍金パーツと思っての購入だったのだが、これは嬉しい誤算かもしれない。正直、デザインに凝った社外も考慮した上での選択だったのだが、W800の純正にして大正解だろう。

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□グラブバー&チェーンガード

そして、先日に交換したオイルタンク風サイドカバー、少し前に交換したデイトナ製のグラブバー…で、今回のW800用のチェーンガードを取り付けて、一旦、完成かな。

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□W3レプリカ

購入当初と言うか、弄り始めた時からの懸念点ではあったのだが、W3風650と言うか、W3レプリカになっちゃったなぁ。ZやH-1の様に思い入れは無くとも、Wはデザインが好みだしな。

オリジナリティを出そうとタンクを塗装して失敗し、その反動で分り易い好みに振り直した結果なんだが、これがまたバッチリ好みに仕上がっちゃったのが困る…様な、困らない様な。。

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□これはこれで

でもある意味で、W650カスタムの完成形だとも思うんだよなあ、コレ。

想像力が貧相なのは棚に上げても、これ以上に格好良いW650は想像が付かない。コレの亜種というか、詳細変更バージョン程度しか想像出来ないし。

カフェ系やトラッカーが良ければ、SRの方が素材としては良いというか、W自体の持ち味を否定しちゃうし…国産旧車系と違ってディメンションも変えちゃうからね。

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□デイトナグラブバー

やっぱりこうして見ると、純正の高くて四角いグラブバーとはシートとのマッチングがベツモノ。取付けは面倒な部類だけども、お値段以上の満足感はあると思う。

一時期はイナドメの…とも考えたのだが、あれ評判悪過ぎるからなあ…しかも、純正やデイトナの2倍以上なのに。ウィンカー移設なら他の手もあるしね。

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□W1オイルタンク風サイドカバー

想像以上にインパクトがある品の割に、車体全体で見ると重たく感じるだけ…かもしれない。そして、乗車部の横幅が広がるので非常に脚付きは悪くなる。

ただ、走行中には身体に触れない場所だし、タンク等、パーツ単位で引いて撮るには悪くないデザイン。純正が丸過ぎるしなあ…但し、定価ではちと、高過ぎるとも思うけれども。

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□W800純正チェーンガード

7,000円と安価ながら、実は650とは形状から異なると言う素性の良さで、予想外に好評価なチェーンガード。リア周りが黒く沈む中、煌く鍍金パーツが美しい。

650が販売されているのであれば、直ぐこちらに変更するべき…と言いたい所だが、既に絶版の650はおろか、800も今年で終わりとなると今の内に購入しておくべきパーツ。

これで形も整えたし、後は旅立つ準備…かな。

デイトナ製グラブバー取付! [整備・作業]

ちと思うところあり、Wに関してはもう少し情報公開をしたいと考える。

具体的には、作業内容を分り易く伝える(伝わる結果に責任は持てないが)事を考えて、記事を書いて見たいと思う。後は分り易く画像の加工(作業場所の特定)等か。

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□作業開始

またしても真夏日の中、日陰もない駐輪場での作業である。

…は慣れているから良いのだが、この車種はグラブバー周りが非常に面倒臭そうで後回しにしてきたのだが、諦めて取付を行おうと思う。さて、どこまでバラすのか。

ざっと見た時にリアフェンダーを外さないと無理な様に見えたんだよなあ…。

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□U字ロックカバー

まずはオフィシャルのシートを外し、その下にあるU字ロックのステーを外す。画像○のナットを二つ…確か10mmだったか…を外せば、プラスチックのカバーが外れる。

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□シートステー共締め

次いで、その下から現れたボルト…多分コレも10mm…を2本外す。そして、シートロック基部を固定するボルトがフェンダーと共締めの為、これも外す。

この際、ばごん。と言う音と共に、リアフェンダーが落ちるので注意。

リアフェンダー自体は、リアタイア前方でも固定されているのだが、フェンダー自体の重みでタイアに接触する辺りまで自然と落ちる。うし、取り外さなくても行けそうだ。

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□袋ナット共締め&フレーム内ボルト

リアフェンダーを落とした理由、それはフレーム内側からグラブバーを固定しているこのボルト。コレを外さない事には、バーを外す事も新しく付ける事も無理。

ついでに、リアサスを固定する袋ナットを緩め、少しだけサスを外側に移動。

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□比較

ここで、純正のグラブバーと交換するDaytona製のグラブバーを比較。

部品精度や鍍金自体も分り易く純正品の方が上。形状も単なる補助具にならぬ様、それでいて使用感を上げる為に考えられたデザインは秀逸。

但し、それは純正の車両に合せたもので、今のウチの子にはこちらの方が似合うだろう。

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□取付

取付け作業自体の難易度は低い。基本、取り外した時の逆の手順で取り付けるだけだし、流石は大手メーカー、取付け時の部品精度は文句のないレベル。

但し、純正よりも短いボルトを用意しておかないと、取付が出来ないと言う罠は勘弁して頂きたかった…意外に8mmの短い(10mm以下の)ボルトは手持ちにないのだ。

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□完了

形状のクラシカルさに惹かれ…たのだけれども、こうして見ると思った以上にシンプルと言うか適当なデザインに見えなくも無いと言うか…いやきっとアングルが悪いのだ。

そう、自分に言い聞かせながら、オフィシャルのシートを装着する。

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□完成

…うん、正直、シート装着前はちとアレに見えたが、オフィシャルのシートを載せるとその相性の良さがハッキリと分る。純正シートには、合わないかもだが。

このグラブバーを気に入った点は、リアの丸みを帯びた部分の高さが低い事。

正直、タンデムを考えると使い勝手を落とすデザインなのだが、旧い単車は純正の様に高くカチ上げておらず、この位の高さなのだ…そしてこのシートの薄さと合うのだ。

さて、サイドカバーも変えたし、グラブバーも変えた…後は、チェーンカバーか。

デイトナ製W1オイルタンク風サイドカバー装着! [整備・作業]

W3タンクのフィッティングの良さに感動し、ほぼ衝動買いとなるこのパーツ。

定価は16,000円+税で17,280円と言う素敵プライスで悩みに悩んでいたのだが、楽天で安価な品を見つけ尚且つ奥様ポイント発動で、13,000円税+送料込、即決となる。

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□到着

バッテリ交換作業日に到着予定…バッテリ交換=サイドカバー除去作業となる為、商品が届くまで交換作業をせずに待機…していたのだが、中々に良いタイミングで到着する。

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□デカすぎ

えええ。サイドカバー2枚の為にこの梱包ですか…小型バイクならサイレンサー+エキパイが入りそうなサイズにややビックリ。ま、送料無料だから良いんだけどね。

…と思いながら開梱して見るとこれが意外とピッタリサイズ…逆にこの大きさのパーツを車体に取り付けるのか…とやや不安になる程、大きいぞこのサイドカバー。

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□その他

オイルタンク「風」なので、オイル注入口とそのグリップボルトはダミーとなる。サイドカバーは黒ゲルのFRPで、ダミーパーツは金属等で別パーツと言う構成か。

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□ゴム移設

想定外だったのが、インシュレータと言うか淵ゴムと言うか、カバー固定部分のゴムを移設する事に。純正は金属だからだが、FRPの製品こそ必要なパーツかもしれない。

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□カラー移設

ゴムを移設した際、捲くれるゴムにひび割れの嵐…流石は16年選手の初期型である。これなら消耗品を取り寄せておけば…と考えながら、ゴムに金属カラーを移設する。

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□固定方法変更

バッテリ交換時にも触れているが、左側のカバーのみボルトが2本で、一箇所はカバー側の突起をフレームへ引っ掛ける形となる…のだが、このカバーはボルト用の溝がある。

カバー側に溝が切ってあり、フレーム側からボルトを通して固定する仕様のようだ。

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□取付

実際に取り付けてみた感触は、でけえ、の一言である。

ベースとなるサイズ自体は純正と大差無いのだが、純正が全て角を落としているのに対し、逆に全て張り出す形となる為、純正のはみ出し最大値が最小値ともなる。

イメージ的には、メロンパンが食パン一斤みたいな変化。

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□W3タンクと

無骨なデザインを通り過ぎて、お弁当感というかタンク風の存在感が凄まじいのだが、それでも純正の丸みを帯びたデザインよりも、W3デザインのタンクとは相性が良い。

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□厚みの比較

ふと思いついて、左側のみ変更した状態で真上から撮影して見た。

真横から見た際のボリュームも相当だが、こうして前上から見ると更に分り易いかもしれない。うん、メロンパンと食パンの例えは分り易かったかもしらん。

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□反対側も

さて、それでは反対側も…と純正のサイドカバーを見ていると、こちらの方が良いのかも等と言う思いが頭を過ぎり始めた為、サックリ交換してしまう事にする。

大枚叩いて購入したW1オイルタンク風である、今さら後には引けない。

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□純正比較

そういえば、純正サイドカバーとの比較画像が無いな…と撮影して見たが、この時点ではまだ、少し大きいかな…程度に思える不思議。車体に取り付けると…なのだが。

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□両側装着

うん、なんかもう、酷い。やり過ぎ感、酷い。

太股への干渉、脚付き性の低下は想像していたが、ここまでの大型化は想定していない。しかも、太股へ接触する部分は角。多分、走行時は問題無いと思うのだが。

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□オイルタンク

あらためて見ると、お弁当…じゃなかったオイルタンク感も多少あり、悪くない。

有名メーカの黒ゲル仕上げとあり、そのまま使用出来るだろうとは踏んでいたが、想像通り。少なくとも純正サイドカバーと同程度の艶と表面の仕上げではある。

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□一走り

バッテリー交換後の作業と言う事もあり、装着後にそのまま試走に出る。

前回のタンク交換時はアイドルしてガスの流入の確認のみ…の後に、バッテリトラブルが発生したからなあ。今回はバッテリチェック(&点火)の為、軽く走りに出る。

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□タンク&カバー

うん、タンクデザインと相まって良い感じに古臭く見える。

サイドカバーのみであればやや車体から浮いたかもしれない…が、W3デザインもあり、車両全体としては非常に纏まって感じられる…良し良し。

サイドカバー程の大物ではないが、この後に小ネタも幾つか予定がある。

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□夏空

試走に出た先でチェックも兼ねて撮影した一枚。

どこか旅の空を想像させる夏空。真夏はちと厳しいが、9月の初旬には東北へと旅立つ予定。もう少しだけ、Wに手を入れてから旅立ちたいと思う。

SUPER NATTO バッテリー購入&トラブル。 [整備・作業]

先日の始動トラブルの件もあり、楽天で注文したバッテリーが到着。

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□NATTO&チャージャー

生産国は確認していないが、バッテリー+チャージャーが送料や税も込々で7,000円とあれば大陸製であろうと判断。まあ、急場凌ぎでもあるのでこれで十分。

まず無いとは思うが、バッテリー自体の劣化ではなくバッテリーを壊す要因が車両側に存在した場合、純正の19,800円(税別)が壊されるのは余りに痛いから。

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□電解液とバッテリー本体

お安いバッテリは電解液が補充されてない状態が殆ど。電解液を入れた瞬間から化学反応が始まり、バッテリとしての寿命が縮むから…なのだろうと推察する。

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□バッテリ液補充

バッテリ側のシール(蓋)を剥がし、電解液側のシール(蓋)は剥がさずに、注入口に押し込む事で電解液が内部に充填される方式…CB550FOURのもこんなんだったな。

ちなみに電解液は希硫酸なので取り扱い注意。シンクとか溶けるでよ。

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□電圧測定

説明書の通りに電解液を充填し、静かに保管する事、一時間チョイ…が経過して、さて電圧はどんなものかしら…とテスタを充てたところ電圧ゼロ。あれ。

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□チャージャー接続

説明書によるとチャージャー(のみ)を接続した状態で、緑/赤のLEDが点灯し、コンセント繋いだ状態で暫くすると橙のLEDが点灯…とあるのだが。

注意書きを良く見ると「5V以下の電圧ではLEDが点灯しません」とある。なるほど。5Vどころかゼロだもんな。そりゃあ付かないわなあ…って壊れてるやん。

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□コンセント接続

説明書に従い…いや、従うとこの前段で異常終了なのだが、原因切り分けの一助としてチャージャーをコンセントに接続…ああ、やっぱり充電がされないわな。

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□デイトナトリクル充電器

ここで手持ちのデイトナ製トリクル充電器を取り出し、件のバッテリに接続…これは充電出来てなくても分らないんだよなあ…と思いつつ、バッテリにセット。

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□電圧

電源を入れ、バッテリの電極でテスタを充ててみる…うん、電圧が10.5Vまで上がってきているので、バッテリへ充電をしようとしている様だ…が。

この状態で数時間待つも、充電はされずゼロボルトのままである。

チャージャーの動きも怪しいが、そもそも電解液を入れて放置したのに電圧ゼロボルトってな、バッテリ自体もおかしいだろ…とメーカへ連絡&新品を送る様に交渉。

担当と直接電話、blogに使用した画像も送付済みで故障と判断。

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□再到着

メーカ連絡後、数日を置いて到着した新しいバッテリ。今回はメーカ側で電解液の注入後、充電して送付との話だったが、ちゃんと為されているかちと不安。

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□電圧チェック

…うん、充電はされている。ちょっと電圧が低いけども、チャージャーのチェックもする事だし、満充電はこちらで行えば良いので問題無し…前回はゼロボルトだったし

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□チャージャー接続

おお、説明書の通りに赤/緑のLEDが点灯する。これはバッテリ側が電源として機能すれば点灯するんだな。そして点灯しなかった全バッテリは完全に死んでいたか。

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□充電開始

そして、コンセントを接続…数秒のラグを置いて、充電中の橙LEDが点灯。うん、これなら説明に有る通りの挙動だな。1時間と経たずに満充電を確認…良し良し。

チャージャーはまだしも、バッテリは要するに大きな電池にしか過ぎず、故障&トラブルが少ない類のパーツかと思いきや、この引きの良さは何だろう。

ま、これで回復してくれればそれで良し…車両に載せ換えるとしようか。

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□サイドカバー除去

乗車状態で左側のサイドカバーを取り外す。

手順としてはシートを取り外し、サイドカバーを上から押さえているボルト(タンクとヒューズの間)を取り外し、逆三角形の下にあるボルトを取り外すとこの状態に。

右側はボルト3本だが、左側はこの2本+突起を車体側に掛けてある。

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□クリーナーカバー除去

次に、ヒューズボックスの手前側にあるカバーを除去。+ネジ2本を外して横にズラすだけ…これでバッテリの端子が見えてくる。…+側に無理な穴の作成跡を発見。

定石通りに-側を外してバッテリ取り外し…と考えるとこの方が作業難易度が落ちる。まあ、バッテリを引き出してからの取外しも可能だが、配線に負荷が掛かる。

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□バッテリ除去

メインヒューズ(30A)ボックスの固定を取り外す。ここは左右のボルト二本を外し、少し手前に引きながら左側に開く事で、バッテリーが横へ引き出せる構造である。

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□比較

純正品である湯浅のSTX14-BSではなくプロセレクト(相当品)が装着されていた…事からも少なくとも一度は交換されていたであろうバッテリー。何年物だったのか。

ちなみにプロセレクトも14相当なので同サイズ。Wはなぜか一時期より12サイズへと変更が為され、14より少し小さい為にスポンジで嵩上げがされていたりする。

理由は不明だが、少なくとも前バッテリも純正サイズを使用されていた様だ。

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□測定

プロセレクトのバッテリにテスタを充てると12.7V…数値で見るに問題は無いのだが、これでニュートラルランプすら点灯しないのだから、この数値は充てにならない。

前回の測定時も、テスタを当てている間に6~12Vの間で変動したからなあ。他に使い道もないし、今後は駐輪場でパイロンの重石代わりにでもなってもらおうかな。

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□ニュートラルランプ点灯

バッテリーを交換し、イグニッションキーを回す…無事にニュートラルランプが点灯する。まあ、余程の事が無ければ点灯するんだけどな。バッテリ上がりでも。

□始動

ふと思いついて、写真から動画へ切り替えて…。

イグニッションキーを捻り、ニュートラルランプの点灯を確認。スターターボタンを押してセルが回ると共にE/gが始動…軽くスロットルを煽り、点火の無事も確認。

なんて画像を撮影して見る。ちなみに排気音も入り込んでおり、純正と同等程度の音量に聞こえるが、実際にアイドル時はこの程度の音量レベルだったりする。

さて、走りに…の前に、到着したあのパーツを取り付けてみようかな。

友人との邂逅とバッテリートラブル。 [整備・作業]

7月某日。W3タンク装着後、初めての週末。

その日は数年ぶりに会う友人と、浮島へ撮影ツーをと話していた矢先の出来事だった。さて、そろそろ友人との待ち合わせに行こうか、とWを駐輪場より道路へ。

イグニッションキーを捻り、ニュートラルランプが点灯…そして消灯。

一瞬、何が起きたか頭の処理が追いつかず、スターターボタンを押す…も、セルが回る音は無い。当然だ。電装が死んでいるのに、始動する訳がない。

友人との待ち合わせも忘れ、しばらくフリーズ。…徐々に動き出す脳細胞。

ニュートラルランプは点灯した。一瞬だけだが。と、なれば、瞬間的な通電で電装が死んでいる。ならば、短絡か。ショートしたか。まずはヒューズを調べろ。

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□ヒューズボックス

イグニッションからキーを抜き、シート下のシリンダに鍵を入れて回す。ロックの外れたシートを取り外し、ヒューズボックス内部を確認。ボックス裏側に説明か。

ボックス裏側の説明にを読むに、左端の10Aと30Aはそれぞれスペア、か。

他は…通電自体が途切れている以上、イグニッション周り…良し、IGの記載がある…コレか。積載にペンチが無い為、苦労して爪で引き抜くもヒューズは無事な模様。なぜ。

しばらくフリーズ。再起動する脳細胞。

30Aのメインヒューズと思わしきスペアだが、スペアの元となる本体はどこだ。ボックス内には無い…となれば、電源周りのどこかにいるハズ。バッテリ周りが怪しい。

左右のサイドカバーを外し、配線を追いかけてメインヒューズを格納と思わしきコネクタに遭遇。これまたスペース的にも形状的にも作業が難しい…が、やるしかない。

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□メインヒューズ

配線周りを苦労して外すも、メインヒューズは無事。枝葉もフューズは無事…つまり、どこでも短絡していない。だが、症状的には「瞬間的に無事な通電」である。

バッテリー?いや、一昨日にタンクを載せ変えた時は、チョークを引く事も無く、グズる様子も無く、直ぐにE/gが始動した。そこからバッテリが…考え難い。

まず、バッテリ上がりでセルが回らずとも、スターターリレーはカチカチと音がする。それ以前にどんなに上がりかけでも、イグニッションランプが付かない事は無い。

過去に幾度と無くバッテリ上がりは経験している。その為、バッテリーチャージャーを購入している程である。その経験的に考えても、バッテリ上がりは考え難い。

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□バッテリ取外し

フューズが無事な以上、分り易い配線トラブルは無い。レギュやオルタにしても、2日前に無事な状況(10分程度始動)から、完全不動になる可能性は低い。

…となれば、自分の知識内ではバッテリーが最も怪しいとしか思えない。

とりあえずバッテリーを外し、充電…と考えたが、友人の待ち合わせ場所の近くにカワサキのショップがある事を思い出し、バッテリーチェックがてらに預ける事に。

友人には遅れる旨と詫びの連絡を入れ、ショップにて事情を話しバッテリーの充電を依頼する。その際に、再使用(バッテリ充電で)が可能かテスターでチェックを行う。

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□テスター

測定当初は6V…しばらく見守ると9V…12V…と電圧が上がる。12V車なら12.8Vは必要な為、これでは…でもランプも付かないか…と眺めていると6V…9V…6V…12Vと変化する。

バッテリーの電圧って、上下に変化した…っけか。いや,1での変化はともかく、これはおかしいだろう。走行中ならまだしも、バッテリ単体なら安定する。なにこの挙動。

ショップの方と話すも、やはりバッテリがおかしいとの結論。

とりあえず本日だけでも持てば、今日の撮影ツーはこなせる…し、次の週末までは乗らないから、その間にバッテリ入手&充電でリカバーが可能。なら充電をお願いする。

まあ、バッテリが無事なら、トラブル自体の切り分けにもなるし…と充電依頼(1,080円)。

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□昼食

数年ぶりの友人に再会し、事情を話して昼ご飯からのファミレスドリンクバー。

数時間でバッテリー充電が終わる為、昼食&ダベりながらの時間潰し…3~4年ぶりの再会の為に話も弾み、昼頃に充電に預けていたので夕方前には充電が完了。

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□バッテリと取り付け。

充電が終了したバッテリを取付け、イグニッションキーを回す…おお、ニュートラルランプが点灯する。少なくとも、バッテリ劣化による原因は誤り無し、か。

次いでスターターボタンを押す…カチカチカチ…との作動音はするも、セルモーターは回らない。シート下のカチカチ音は…と見回すとスターターリレーか。

少なくとも、イグニッションランプ、スターターリレーの始動までは復活。但し、セルモータは回らない。少なくともココまでは壊れていない。最低限の電気もある。

…なら、キックはどうか。キックスタートならばどうか。

Wにはキックスタートと言う強制クランキング機構がある。リレーまで届く最低限の電気があり、通電自体に問題が無ければE/gが始動するハズ…しなければ別に問題がある。

イグニッションキーを捻る。ニュートラルランプが点灯。そう言えばWでは初めてか…と思いながら、蹴り下ろす。SRよりは軽くCBよりは重い…と、数回でE/gが無事に始動。

スロットルを回す…いつも通りに吹け上がる。スロットルを戻してもアイドルは安定…一昨日よりやや、排気音が大きい。あの時点で電装、火花が弱かったのか。

しばらくの暖気後、これならば行けるだろう…と友人と走り出す。

…が数100mも走らずに、プスプス…と失火して停車。その後はキックでも始動が困難となり、この状態で走行は、トラブルを増やす以外の想像が出来ない為に撮影は断念。

初めてのW3タンクでの走行、そして撮影を心の底から楽しみにしていたのだが、それ以上にココまで来てくれた友人にすまない気持ちで一杯となる。

友人と別れ、自宅までWを押して帰る間も、何とも言えない惨めな気持ちに。

家の前まで帰りつき、ふと気になったので再度のキック。…問題なくE/gが掛かる。E/gを切り、再度…を繰り返し、掛かる時とそうでない時がある事に気が付く。

掛からない時は、ランプの点灯が非常に弱い…安定してないんだ。

そしてランプを見ていると、点灯の強さが変動している…これ、バッテリからの供給が安定していない。その為にさっきは失火したのだろう。仕方も点灯のそれに近い。

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□中華バッテリ

帰宅後、しばらく汗と失意に塗れるも、冷房を掛けてシャワーを浴びると多少はスッキリとする…と同時に、楽天にてお安めの中華バッテリをポチり、少し気持ちが安定。

梅雨明け後初の週末、朝から晴天、変えたばかりのタンク(&汗だくになりながらの洗車&ワックス掛け)からのE/g不動は、かなり心にクるモノがあったが。

ちなみにこの1週間で、Bのダイレクトイグニッション故障、パンク、今回のバッテリー損壊、テスト充電失敗と故障続きで、15,000円程の出費となり、こちらは財布にキた。

この新バッテリも、バッテリーが壊れた原因が自身に無くオルタやレギュにある可能性も考慮すると完全復活とは言い難い…かもしれないが、しばらくは考えない方向で。

ちょっともう、いろんな事で神経が擦り切れてるから。

W3マルーン風タンク装着! [整備・作業]

当初の予定通り、午前中に会社を上がり帰宅する。

天気予報は曇りの筈が、良い感じの晴天であり気温は30℃。帰宅し着替えてタンクと工具を抱えて駐輪場へ…昼食はタンク交換終了時に考える事とする。

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□作業開始

駐輪スペースよりWを押し出して、駐輪場の隅へ。

タンクの保持及びコックやキャップ等の付け替えスペースにと、不要になったダンボールを引いておく。工具良し、タンク良し、作業スペース良し…うし、始めるか。

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□セット

タンク交換作業は既に経験済みであり、そもそも作業内容としては難易度も高くない…が、扱いが面倒なのが、タンクでは無く内部のガソリンであったりする。

醤油チュルチュルや一斗缶の道具があれば良いが、当然ながらそんな道具は保持していない…為、ガスはコックから抜き取り、ペットボトルへ保存、新タンクへ。

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□プライマリ

ガスコックをキャブレター側のホースより、予備のガソリン用ホースへと付け替え、その先をペットボトルへと入れておき、ガソリンを排出しようと言う訳だ。

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□流れ出るガソリン

コックをプライマリ(無条件排出)へ傾けた為、緩やかに排出されるガソリン。

ちなみに綺麗な2Lペットボトルがx1、捨てる用の2Lペットボトルがx1、1Lペットボトルがx1。最初の2Lを抜いたら、後は3L毎にガソリンを処分に走る所存である。

感覚的にはアレだ、ゲームウォッチのオイルショックみたいな。

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□繰り返し

上記作業を繰り返し、ひたすらにガソリンを抜く簡単な作業です。

…いや、作業自体は単純でも30度越えの屋外で、昼飯も食わずに繰り返す作業ではなかったなあと感じ始めたのは、徐々に気持ち悪くなり始めたこの辺りから。

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□装着完了

だが、こうして車両に載せてみると下向きだった気分も一変する。

おおお、タンク単品で眺めていた時はラインが太いかなあとか、もう少し丸みがシャープだったりとか、キャンディーとは言わずとももうちょっと明るい方が…とか。

諸々、不安を抱えていたのだが、載せてみるとどうして、どうして。

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□じょうご?ろうと?

この時の為に購入しておいたじょうご…?漏斗?をタンク給油口にぷスッと。

ペットボトルからの直注ぎを予定していたんだが、流石に新タンク交換時にそれは冒険が過ぎるよなあ…と帰宅途中にホムセンで購入した248円の給油グッズ。

ちと注ぎ口が小さいかとも感じたが、2Lを徐々に注ぐ分には大きな不具合もなし。

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□右側

お。おおおおお!なんだこれ格好良いじゃん!

実際に車両に載せ、車両全体で見ると滅茶苦茶格好良いではないか…!

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□アップ

タンク単体で見ても格好良い…!いや、車両に取り付けた状態でタンク単体で見ても、か。マルーンのデザインは、やや太目なWのタンクにも良い感じにマッチしている。

後は、太陽の下で見る事で赤みが強く綺麗に出ているのも、あるかもしれない。

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□素敵

白タンクの際にはちょっとボリュームが…と感じていたW1タイプシートもばっちり合っているし、グラブバーの存在感も悪くない…うん、テンション上がるわ、これ…!

W1やW3等の先祖たるWとは異なるが、良い感じに旧車感が出ているというか、これは好みだわ…そしてあれほど嫌っていたキャブトンも、なんだかこれで良い気すらしてくる。

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□斜め下から

渋いわぁ…めっちゃ渋いわぁ…格好良いわぁ…。

タンク一つでここまで変わるんだなあと思うと共に、明らかに前回のタンクデザインは失敗だったんだなと痛感。…あのタンク、どうすっかなあ…手直し、したいんだが。

そして、W3マルーン風タンクに感動するも、30度越え+昼抜き作業でグロッキーに。

ガスにやられたのか気持ち悪くなってきた為、しばらくアイドルしてガスが流れる事を確認…うし、前回の様にガスの供給が止まったりはしないな…と確認し、作業は終了。

うん、今回は良い買い物をした。

W3マルーン風タンクゲット! [整備・作業]

車体への愛着を増す為、高額なタンク塗装に踏み切ったW650。

…結果は、悪くは無いものの「ナニカチガウ」感に苛まれ、自分の失敗から目を逸らすごとく乗車機会が減る一方…塗装前より遥かに走行距離を減じている結果に。

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□オークション

塗装完了後、またしてもオークションを見始める日々…ああ、W1風塗装か…W3風もいいな…でも高い…高い時は85,000円で終了…とウジウジとため息の日々だったのだが。

奥様の了承を得て、思い切ってW3風塗装済みタンクに手を出す事を決める。

…決めた途端、良く見ていた業者が出品を取り止め、余り見かけない業者の様だが、安く終わりそうな出品を見つけ、ギリギリまで粘って競り落とす。6万弱、か。

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□到着

都内から川崎市への発送の為、落札から3日後には到着…過剰とも思える大きな梱包の為、送料は2,000円弱とちとお高い。鹿児島から来た前タンクとほぼ同じなのは何故。

しかし、到着したのは良いが、中々に開ける踏ん切りが付かない。

前回、初めてタンク塗装の失敗を味わったが故に、慎重を越えて臆病になっている。しかも前タンク(塗装後)と比べて2万は安い、と言う状況も怯えに拍車をかける。

今回、失敗したとすれば80,000+65,000円で145,000円と言う前代未聞の失敗となる。

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□右側

開梱し、タンクをPC用の椅子に載せる…うん、パッと見に失敗はない…かな。持ち上げた際の手触りがちとザラとしたが、これはクリアの質か仕上げの癖だろうか。

画像で見るほどは、暗い赤ではない…が赤と言うよりは小豆色に近いか。

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□前から

タンク前方のホワイトラインがやや丸過ぎるか…とも考えながらの入札だったのだが、こうして見ると問題の無い範囲に見える。逆にシャープ過ぎなくて良いかも。

貼り付けられたエンブレムも、やや浮いてはいるがこれはこれで悪くない。

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□後ろ

タンク全体を眺めて見て、思ったよりもWの太めなタンクに似合っている様に思う。パッドを外してのスムージングは、最初からこうであったかの様にスッキリとしている。

この辺りから徐々に安心感に包まれ始め、今度は逆に細かい点が気になる。

ラインの切れが鈍く、塗り分けがちと下手なのだろう。また、ホワイトラインが少しはみ出していたり、小豆色の部分に黒い点があったり…程度はご愛嬌か。

タンク代+3色塗分けデザイン及び塗料+パッド部分スムージングと考えれば、破格ではあるし…但し、カスタムペイントのレベルには達していないので、値段相応か。

純正や近藤さんの塗装の様に、表面がツルリとしていないのは残念か。感覚としてはCB550FOURのタンクに近い…40年前のバイクの質感が出ていると言う見方もある。

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□ワックス&タンクモール

タンク到着より、開けて翌日…気になる表面の為にワックスを、タンク交換時の為にタンクモールを購入して帰宅する。こういう地味な出費が、給料日前の財布を苛む。

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□ワックス

もう何年も使用していなかったなあ…スクーターは磨かないし、最後に磨いていたのは10Rだったか…と懐かしみながら、ケミカル用品の売り場をウロつくが違いが分らん。

ちなみにワックスをかけて見ても、僅かに艶を増した程度…で手触りは大して変化無し。ラインの段差が指に触れない為、クリアは吹かれているんだろうが、微妙だな。

ちなみに純正の黒や、近藤さんの白と異なり、写り込んだ景色が歪んで見えるのは、ベースの塗料からして均等に塗れていないからだろう。画像では分り難いが。

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□モールセット

前回の燃料トラブル時、物凄く役に立ったので今回も購入し、セットする。

Wはプラグ交換の際等でもタンクを外す必要があり、青空整備の身としては外したタンクを地面に置けるのは非常にありがたい。タンクのエッジ部分の保護にもなる。

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□平面

やはり、車両に取付けての作業よりも、タンク単体で、しかも屋内でとなると作業が格段に捗る。モール内に金属がある為、プラハン等の道具無しではやや難しいのだ。

予め、金属部をドライバーで押し開き、引っ繰り返したタンクのエッジに充てて、上からプラハンでコンコンと叩く作業を続ける…車体に付いてるとこうは行かない。

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□ネック側

特にこのフレームに被るネック部分は、ハンマーを振るスペースも無く工具を使うにはタンクの傷が怖い為、指先の痛みを堪えながら強く押し込む作業が必要。

…なのだが、タンク単体の何と楽な事か…曲がりの部分はそれなりに手間が掛かるが、それでも、車体に取付けての作業よりは比較にならないほど楽である。

うし、これで車体取り付け前段階の準備は完了した。

通常ならば週末を待ち…となる所だが、今回はタンク到着予定を鑑みて半休も取得してある。明日は午前中に会社を出て、帰るなりタンク交換作業となるだろう。

…まだ少し、車体に載せた時の残念感が漂わないか、不安が拭いきれていないのは秘密。

ある日曜日のトラブル。 [整備・作業]

タンクの塗装が終わり、初めての日曜日。

基本的に土曜日の午前中は家事に集中し、午後からは空いた時間次第で奥様と出掛けてみたり、BかWを弄繰り回す為、キチンとWで走れるのは大体、日曜日の朝からとなる。

その日も、やや遅い朝ながらもWを駐輪場から押し出して、マンション前で暖気。やや元気が無いような気もするが、走り出せば大丈夫だろ…と家から数kmの位置でエンスト。

思い浮かぶのは、タンク交換によるトラブル。変えたばかりだし、なあ。

見た目には綺麗でも内部に錆があったか。キャブにでも詰まったか。いや、そうならぬ様に新しいガスホース+燃料フィルタも取り付けたハズ…と目視で確認する。

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□原因

…フィルタに目立つ汚れは無い…が、燃料ホースに潰れている箇所を発見。

お借りした作業場が快適では無かった事、時間の余裕も無かった事により、とりあえず「現状にフィルタとホースを追加」した為、余剰ホースが曲がる部分で潰れている。

これだけ曲げれば負荷の掛かる部分で流れなくなるか…取付け時は問題無く流れた為、帰ってから…と思っていたのをキレイに忘れていたツケが回って来たモヨウ。

セルを回す…一時的に掛かるも、直ぐに停止…コレは燃料だな。

まだ数kmしか来ていないのは幸運だったか…と思いきや、この車重を数kmも押して帰るのかと考えると欠片も幸運を感じない。結局、15分近く押して帰って汗だくである。

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□鶏ガラ

キャブからタンクへと伸びるガ上向きのガスホースをカットし、フィルタを装着。フィルタ上部よりガスホースを新設し、タンクへと繋げれば問題無く燃料が流れるだろう。

横向きにフィルタを設置すると、どうしてもガスホースを圧迫する。それが原因なのだから…と分かってはいるのだが、タンクを外さないと出来ないんだよなあこの作業。

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□設置完了

ちなみにキャブとキャブの間から伸びている上に、真上にはフレームが伸びている為、タンクを下ろしても、作業自体はそれなりに困難である事を追記しておく事にする。

なお、先日、デザイン上の為に取り付けたタンクモールだったが、路上でタンクを外して作業をする際に、地面に置く事を考えると非常に有意義なカスタムだったと言える。

駐輪場で出来れば良いのだが、ガス漏れ必須な作業だからね。

ちなみに、上記作業を一通り終えてタンクを載せ、コックをプライマリに捻ったらフィルタ根元部分からガスが溢れて大騒ぎ。狭いスペースでの切断で、斜めに亀裂がががが。

また一から作業をやり直し、今度はもう少し根元から切り直して、最初からきっちりとクリップを確認し…なんとか無事に完了。また、ガスの匂いに酔ってクラクラ。

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□工業地帯

汗だくのバイク装備から作業用のツナギで汗だくとなり、1時間近くロスした時点でもう出掛ける気力が3/4減。また、汗だくバイク装備に着替えて…となるとなあ。

かと言って、適当な装備で乗るのも…と悩んで気力を消費したので、もう近場のチョイ乗りで良いやと開き直る。そこそこの距離で走れる場所…うん、浮島行こうか、と。

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□遠景

軽く20kmほど走り、時間にしてこ一時間ほど経過…したものの、ガス漏&ガスの詰まりも無し。考えてみれば、タンクのペイント完了後、ようやくまともに走ったなあ。

相変わらず、このデザインにスペシャル感は感じられないが、それなりに愛着も沸いて来たな。

バージョンアップ! [整備・作業]

高いお金とそれなりの手間を掛けたタンクに、コレジャナイ感を感じてガックリと来たままに就寝し、失意の一晩が開けてリカバリに動いて見ることにする。

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□いまいち

うん、やっぱりイマイチだ。悪くはないし、自分好みではあるのだが、好みの枠を出ないと言うか…正直、掛けた金額ほどの満足感も感激も無いのは何故だろう。

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□モール材

ペイントタンクに装着しよう、と購入しておいたタンクモール。

nariさん曰くモールは水や汚れが溜まり、そこから腐食が始まるので薦めない…との話だったのだが、タンク自体を気に入らないのでは話にならないので、そこは諦める。

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□現状

ベースとなるデザインが、同様にタンク前方で終わるラインの為、終点をタンクパッドにしたのが悪かったのだろうか。それもある。それもある…が、パッドが浮いてる。

黒タンクの時は気にならなかったが、予想以上に安っぽいんだなこのパッド。

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□前準備

ちなみにこのモール材、内部に金属を内包する為にそれなりに硬い…そのまま押し付けての取付けは厳しいので、マイナスドライバでモールの隙間を拡張しておく。

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□完成

モール取付が完了…と言うと簡単な作業に聞こえるが、一度、タンクの固定を外しプラハンで少しずつ気長に押し込むと言う手間の掛かる作業だったりする。

昨日、あの場所でこの作業もしていたら倒れていたかもしらん。ちなみに1mと2mが売られているが、画像の通りに目一杯取り付けると、2mで15~20cmほど余る程度。

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□モール有

モール有タンク。うん、エッジが白いよりは黒い方が遥かにスッキリする…と言うか、タンクの存在感がある。あるいは高級感と言うか、切りっ放しでは無い感じが。

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□旧型パッド装着

次いで、現行パッドがイメージ悪化の要因では…と思えたので、このタンクに付いていた元々のパッド…初期型のタンクパッドを装着したのだが、これがバッチリ。

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□新旧比較

初期型のパッドは、それ自体がしっかりとしたボリュームから来る凹凸があり、エッジの利いたデザインがあり、ゴツ目の縁ゴムの質感とパッド中央の異なる質感がある。

柔らか目の樹脂素材で一枚成型されたタンクパッドとは、全く異なる出来である。後期型はタンクパッドではなくパッド風デザインの貼付け樹脂パーツ、なんだな。

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□完成

タンクの縁にモールを取り付け、初期型のタンクパッドを装着。

…うん、今までに感じていた違和感が大幅減少。未だラインとのバランスが気になる部分(終端がパッド内)はあるが、逆にパッドの後ろまで伸びてもおかしいしな。

タンク底部のモールとパッドがやや大きくなった事により、タンクパッド下の白いスペースも然程気にならない…タンク後部が少し寂しくもあるが、致し方無し。

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□Up

ややバストアップしてみて…とりあえずの満足は出来た…かな。

アングルによって微妙に見えなくも無いが、それはどのデザインでもある程度はあるし…サイドのラインが真直ぐに見えるアングルが微妙なのは、ちと悲しいけども。

取付けた当初の感動は無かったものの、ジワジワ来る満足感はそれなりに良いね。

ペイントタンク! [整備・作業]

ゴールデンウィーク少し前の繁忙期に持ち込んだ事もあり、梅雨明けを覚悟していたが、意外と早い時期にペイント完了との連絡あり。

…喜び勇んで、と言うには時期が早過ぎた為に、少々、手持ちが心許ない(特に先月、BW'Sのロンホイ諸々にて財布が大打撃)が、出来てしまった以上、受取に出発する。

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□さて、行こうか

休日での対応は難しいとの話の為、金曜日…午後からリハビリの日ならば早く上がれる為、昼飯を抜いて帰宅しWに乗り換えて病院へ…そのまま、お店を訪問する。

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□休憩

お店近くのコンビニで休憩。川崎~新座となると微妙に直通の高速道路が無く、首都高でグルッと迂回するならば…と環状八号から川越街道で来たのだが。

平日昼間の環状八号は予想以上に混んでおり、井荻トンネル内で事故の為にピクリとも動けなくなったり…かなりの疲労を抱えた為、ひとまず休憩。とにかく一服。

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□FactoryKONDO

ようやく体力及び気力が回復したので、お店へ到着。

これでこのカラーも見納めかあ。予備として保持出来れば良いが、ガスタンクと言う性質と大きさを考慮すると厳しいしなあ…何度にはBのE/gも残ってるし。

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□見納め

タイミング悪く、nariさんが遅めの昼食中の訪問…待ち時間の間に、タンク載せ変えの準備を始める。とりあえず、載せ変え予定のタンクパッドを外してしまおう。

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□シート除去

タンクを固定しているのは、シート下の2本のボルト。が、無くても作業の邪魔になるので、次いでシートを除去。これでタンクを外せばフレームだけの鶏ガラだな。

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□醤油チュルチュル

灯油チュルチュル?と、一斗缶をお借りして現タンクよりガスを抜き出す。

位置的に送り出すのが難しい為、チュルチュル握りまくり…Wは週末に遊んだ後は満タンにする癖が付いている為、10L近くは入っているんだろうな。捨てたいなコレ。

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□ガスホース&プライマリ

あ、そういえば新品ガスホースを持ってきていたんだ!…と思い出し、キャブへと向かう燃料ホースを外し、新しいホースを繋いで、コックをプライマリへと回す。

あああ、何の苦労も無く一斗缶へと流れて行くガソリン。

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□塗装済みタンク

ここらで、載せ変え予定のタンクをじっくりと確認。

色見本でも悩んだこの白。旧車イメージの為にちと特殊なホワイトを選んだのだが、この車両のイメージに合いそうだ。ラインの黒も落ち着いたカラーで良い。

…んむ。タンクのラインと太さには悩んだのだが、予想以上にこのタンク形状にピッタリと合っている。後は車体に乗せてみて、どんなイメージになるか…だな。

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□コック変更

燃料コックを前タンクより取外し、ペイントタンクへ。

…の前に、コックに付属するガスケットを新品に交換。コックは下から上に取り付けるパーツ、ガスケット劣化でガスが駄々漏れなんてオチは見たくないからな

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□コック取付

さて、取り付けるか…とペイントタンクを裏返すと、綺麗なマットブラックに塗装されたタンク裏側。コックを取り付けようと裏返し、早速、ガスを零したのは秘密。

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□タンクキャップ移植

燃料コックを取り付けて、水抜きのホースも移植…ちなみにこのホースだが、前タンクは2本、新タンクは1本と年式により差違がある様だ。

ホース及びコックを取り付けたので、タンクを裏返し、今度はタンクキャップを移植。と、こちらも微妙に形状が異なる。これは下部のホースに合わせて穴が2つか。

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□作業風景

お店の一部を借りて作業…は良いのだが、折りしもこの日の午後は28度越えで室内に換気は無く、茹だる様な暑さの中でガス周りの作業は、危うく倒れそうになる。

なんと言うか、サウナの中で作業をしている様な…それも初めての作業かつ、交換するのは高価なペイントタンクとあって、精神的にも疲労度半端無しである。

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□装着

うん、格好良…い…か、な、コレ。

タンク単品で眺めていた時とは異なり、ちとダブルにはどうか…という思いがムクムクと沸いてくる。もう後には引けないと言うか、既に出来上がってしまっているし。

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□車輌全景

うん。なんか。ちょっと違う感が胸に去来する。

具体的なイメージが無いままに、とりあえずはホワイトで…とお願いしに来て、そうだ例のラインを…と入れてみては良いのだが、固まり切らないイメージで進んだ結果か。

いや、悪くは無い。気に入らない訳でもない。が、Bや10Rの時の様な、喜びが無い。

ううん。なんだろう。タンクパッドを付けた瞬間に違和感が発生し、車両全体で眺めた時により強く感じるのはなぜか…あのラインがパッドの部分で終わるからだろうか。

とりあえず、パッドの下に空間がある…どちらも黒い時は分からなかったが、タンク自体が白いとパッドの貼り付けました感が、浮いている感が半端無いのか。

塗装後にイメージとの乖離が、ココまで大きいのか、と愕然としたのは今回が初めて。

nariさんは注文通りの仕事をしてくれている。強いて言えば、ラインの太さや縦の位置はある程度お任せしたのだが、違和感を覚えるのはそこではないし。

…今日は疲れたし、とりあえず帰ってゆっくりと休もう。

【ヘッドライト廻り】メーターステー&ライトケース装着編。 [整備・作業]

先日の作業の続き…本日はいよいよ、作業しておいたパーツ類の取付け。

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□分解途中

細かな作業を室内に持ち込で作業した為、車体にはメータ及びライトがレス。これでもう少し傷んでた日には盗難車両か放置車両に見えかねない…レース車両にも見えんしな。

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□ボルト変更

小汚い純正ボルトを廃し、ビビットボルトM6×20にてメータステーを固定する。純正鉄は劣化が酷いし、ステンのキャップボルトでは味気ない…なら、ビビットボルトで。

ステーをトップブリッジに固定するボルトなんで、ほぼ見えないけどね。

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□固定ボルト

こんな感じで取付け…ライトケースが無いとは言え、作業スペースが広い訳でなく、通常のヘキサレンチではやや作業が厳しく、ソケットもロングでないと大変かも。

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□取付完了

こちらはM5のボルトの為、ビビットボルトが販売されておらず、普通のキャップボルト…なんだが、メータステーに角度をつけて起こしたせいか、ちと目立つな。

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□ライジング

23℃アップ…だったかな。23℃と言う角度がどうと言うよりも、今まではほぼゼロに近い、ブリッジから水平に伸びていたメータに角度が付いたと言うのが大きい。

ステーで比較すると角度変化なのだが、車体につけると「角度が付いてる!」となる。

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□ケーブル接続

ハーネスから伸びるセンサーケーブルを接続…外した時にも感じたが、ケーブルが全て電気式ってのがちと…寂しいな。高速走行する車両じゃなし、機械式で良いと思うんだけどね。

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□ボルト変更

ダブルは幾つかのボルトが「鉄に鍍金」なのだが、場所に寄ってはその腐食が酷く見た目に問題が出て来ている…2000年式だから、もう16年前の車体だもんなあ、この子も。

目立つ場所だし少し悩んだのだが、ビビットボルトのM8×35 P1.25に変更。この車体にはちょっと浮いちゃうけども、普通のキャップボルトも嫌だしね。

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□メータケース取付

ちと頼りない柔らかさのABS製ライトケースを、ライトステーに装着。固めのゴムブッシュを介しているとは言え、固定に感じる頼りなさが半端無い…なぜ、ここにABS樹脂。

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□in

メーター内部に設置されていた配線類を入れ直して再結線…30秒と掛からずに完成。このスカスカぶりだもの…なぁ。バーナーやバラスト毎入れても問題無さそう。

ああ、そういえばヘッドライトのバルブも考えないと、なんだよなあ。

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□クリアランス

ライジングステーにより角度を得たメータと、ヘッドライトケースのクリアランス…この隙間が嫌でケースを、との話もあるが然程、気になる部分でもないなあ。

でも多分、メータケースとライトケースが黒いから…だな。鍍金なら目に付いたか。

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□完成

…うん、やっぱりライトケースは黒だわ。

英車イメージと言うか外車系なら鍍金もアリなんだが…いや違うな、この日本車とは異なる楕円で長いライトケースでの鍍金が好みじゃないんだな。黒ならアリだ。

特にこの車体はフロントフォークやハーフカバードなリアサスペンションが黒く、年式的にもタンクにサイドカバーに…と黒が多い為、鍍金の浮いた感がハンパ無かった。

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□ライダー視点

こうして跨ってみると、メータが起き上がっているのが良く分かる…が、見易いかどうかで言えば大差無いと言うか…特に以前の角度で不満が無かったから、ねえ。

それよりもやっぱり、視界に入るのはライトケース…いいね。もっと前に変えれば良かったかもしれない…でもABS樹脂で色が変わるだけに1万円は、中々、手が出なくてなあ。

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□全景

うん、こうして車両全体を見ても、カスタム(変更)と言うよりは車両に合わせて修正した、との感が強い…元々、こうであったろう姿を再現したとでも言おうか。

純正パーツの品質、お値段、変更した後の効果…を考え、かなり二の足を踏んでの変更だったのだが、ここまで変わるのであればもっと前に変えても良かったかもしれない。

少しずつ、少しずつ…だけども、自分のカラーに染まり始めたWへの愛着が増してゆく。

【ヘッドライト廻り】ヘッドライトケース加工編。 [整備・作業]

なんだかちょっと長くなりすぎてる感がある、ヘッドライト周りカスタム編、第三弾。

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□現ライトケース

さて、今度はライトケースの交換…こちらもメーター同様に、ケースに固定されているガイドやブッシュゴム類を取り外して、新しいケースへ移植する(画像は除去後)

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□取外し

まずは、一眼内側になり、ナットが固定される為のガイドとなっているボルトガイドをマイナスドライバーでグリグリと隙間を作り、爪を引っ掛けて取り外す。

次に淵ゴムを取り外して、フリーになったブッシュゴムも取り外して完了。

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□使用ボルト類

で、取り外したのがこのゴム類…一番手前のボルトはリム固定用。片側しかワッシャーが無い辺り、前ユーザか面倒を見ていたお店か、雑な作業なのが良く分かる。

ちなみにメッキのライトケースに写り込んでいる変なモノは気にしない様に。

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□ブッシュゴム装着

取外しとは逆の手順で、最後に外したブッシュゴムを新しい黒ケースへと取り付けてゆく。ちなみに、前回から取付優先に構成しているが逆から読めば取り外しも可能。

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□ブッシュゴムカラー装着

で、渕ゴムを装着。W自体は年季の行っているバイクだから、探せば情報はあるしblogも少なくないのだが、取付や取外し、交換などに親切な情報は余り無くてなあ。

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□ボルトガイド装着

そして最後にナットを止める為のボルトガイドを取付て完了。

一応、大型バイクのせいか、自身で作業される人が少ない上にそれを記載する人が少なくて…と感じた為、Wはちょっとだけ丁寧に載せてみようかと思った次第でござる。

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□取付完了

そんなこんなで作業が完了。

…しかし、鍍金もコレもABSに塗装がされているだけの為、10,000円近いパーツとは思えないチープさなんだよなあ。一応、ブラックもパール入りのキチンとした塗装だけども。

ヘッドライトケースはやっぱり、金属であるべきだと思うよ。

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□リム部分

なぜか、変なテープでリム周りがベッタベタ…なんだが、多分、これは前ユーザ?前ショップ?なりの耐震対策なんだろうと思われる。…プロの仕事じゃねぇなあコレ。

Wはこの辺りからビビり音がするとの話があるから、その対策なんだろうね、多分。

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□ライトケース比較

うん、鍍金とブラックと言う違いしかないので、特にコメントが無いね。強いて言えば、どちらにも変なモノが映り込んでいても、そこはスルーしてねと言うお願い位か。

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□完成

うし、完了!…というか、まぁコレを取り付けて初めて完了なんだけどね。

でもこうやって、ライトケースが黒くなったのを確認するだけでも、悪くないな。うん、やっぱりライトケースは黒だ…特に砲弾型で後ろに伸びるケースは間延びしちゃうから。

…てなワケでまたしても癪が伸びたのでこの辺りで!と言うのもあるんだが、このlogを書いているのが当日で、まだ取り付け作業をしてないからなんだよね。

そして今、日曜日の0:14…これから風呂って寝たら、寝不足だろうなあ。

【ヘッドライト廻り】メーターステー加工編。 [整備・作業]

さてさて、室内へ持ち込んできたパーツ類の小加工と組み付けを始めよう。

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購入モロモロ

ついでに今回購入の品を備忘録がてらに載せておこう。

【POSH】
POSH ライジングメーターステー 4,800円(税別)
 *外税384 非課税合計-822P 4362円で購入
POSHステンキャップボルトセット M5×10 250円(税別)2007年式W650用
【純正部品】
ボディコンプ(ヘッドライト)23005-0029-17K 9,100円(税別)
ダンパ 92075-1690 180円×4(税別)

しかし、税率5%の時に購入され(店頭に並んで)いたパーツを、税率8%で売るのはなんだかなあ、と思わんでもない。3%分はまるっと店の儲けになるのが理不尽。

まぁこれは5%、これは8%では、管理上の問題が出るのも分かるけどね。

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□ステー比較

で、メータの取付角が23℃も変わる!と言うのが売りのメータステー。画像で見ると分からん…かもしらんな。それよりも形状の違いの方が良く分かるかもしれない。

ちなみに角度に不満を抱いた事は無く、変える必要も無いか…と思っていたんだが、ダンパーゴムの劣化交換でステーを外すなら、ついでにやって置くかと言うのが本音。

ステー交換を安全に行う為にもケース除去は望ましいし、中々、やらないからね。

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□ボルトガイド除去

で、まずはダンパーゴムに通っているボルトガイド兼ボルトトップカバーとなる金属除去。ゴムの劣化を気にしなくて良いので、マイナスドライバーでグリグリっと取り外し。

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□ガイド除去完了

んで、取り外したのがコチラ…ここで新品のゴムが無いと、メータステーからダンパーゴムを取り外して、新しいステーへ取り付けるという無駄な苦行が発生してしまう訳だが。

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□新ブッシュ

今回は…というか、メーターステー交換よりも、ここの交換自体が本命だったので、新品の準備アリ。ここが本命じゃなくても、買っておいた方が良いとは思うけどね。

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□装着完了

試しに旧いステーからゴムを…とドライバーを差し込んで捻ったら指にガスッと刺さって止める。いや無理だわ、経年劣化で痩せるほどのゴムは硬化していて外せんわ。

いや、外すだけなら何とかなるが、この硬いゴムをまた入れるの…熱湯漬けなら出来そうだがより劣化しそう…等と考えながらの作業でもサクッとハマる新品ゴムに乾杯。

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そしてメータに載せて固定…が、+ネジなんだが、メータ本体の様にタッピングではなく普通のボルトの為、購入しておいた5mmのボルトへと交換して見る事に。

しかし5mmて半端だよな…デザインボルトは6mmからしか無いしなあ。

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□完成

最後にゴムダンパーに金属のボルトガイドを載せ…じゃないか、嵌め込んで完成!

メーター本体の+ネジも交換しようかと思ったのだが、一本だけ外してみたら案の定、メータケースに食い込んで固定する為の+タッピングネジ…これはあかんな、と。

そんな訳で、今回も尺が伸びたので続きは次回に…細かく書くと伸びるな、この手のは。

【ヘッドライト廻り】ライト廻り取り外し&室内へ持込。 [整備・作業]

連休前の最後の日曜、miffycafeの翌日のコト。

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□ライト除去

で、いきなりこんな画像ってのも訳が分からないと思うが、コレはヘッドライトのリム&本体を取り外したところ…この時点での目的はケース内配線と固定ボルトの種類の確認。

しっかし、ビックリする程にスカスカだね。ライト配線とウィンカー以外の配線が来てないのだが、バイクの配線てこんなんだっけか。砲弾型で大きいから、てのがあるにしろ。

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□隠しネジ

ライトステーに固定されている8mmのボルトを抜いて…て…あれ。ケースが外れんな…と下から覘き込んだら、バネ調整&固定のネジが一本…うーん、+かよココも。

ライトケースとリムを固定するのも+だし、スクーターで飽きてんだけどね。

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□ライトケース除去

そして、ライトケースを除去したのがコチラ…ああ、ケース内に来るべき配線類が全て外にあるんだなあ、Wてば。そら、ウィンカーの余剰配線とライトだけならスカスカだわ。

で、今度の主役はメーター…と言うか、メーターステーなんだけどね。

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□メータ除去

ステーごと外そうと思ったのだが、作業スペース確保の為にはメータ自体も外した方が良かろう…と言う事でまずは配線を外して、次にステートメータを繋ぐ…また+ネジか。

で、+ネジ4本を外して、メーターステーも無事に除去。

今回の作業のキッカケは、メータステーに取り付けられたブッシュゴムの痩せ(経年劣化)によるメータのガタツキだったから、ある意味ココが本命…なのかな。

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□室内持込

んで、外して持ち込んできましたるは諸々の純正部品。

相も変わらず精度が微妙な天気予報+曇り空だし当日完了作業じゃないしね、なら、屋内に持ち込んでのんびり作業をやりましょう…但し、屋外にあったのでチラシの上に展開。

ヘッドライト、メーター、メータステーの3種類…なんだが、メータはついでな。

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□購入パーツ

で、これらがあらかじめ取り寄せて、用意していたパーツ類。

2007年式W650のヘッドライトケース、メーターのダンパーゴムが純正品。残る二つは、POSHのライジングメーターステーに、同社M5×10のステンキャップボルト。

実際の交換作業は…まあ、尺も伸びたし、また次回で。

POSH イングランドバー装着!&レビュー。 [整備・作業]

前回のハンドル交換…純正LOWハンドルへの交換から20日程度でまた交換。

いや、さすがに短期間で変え過ぎとは思うのだけども、W650の特殊なインチバーはもう製造がされていないらしく、在庫が刷けたら終わり…と聞いて、慌てて購入。

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□到着

POSHのイングランドバー…これまた特殊な形状で、ツーリングバーやコンチ等のメジャーどころと違い、製造数が少なそうなので慌てて押えた結果なのだ…と言う言い訳。

で、届いたのがコレ…なんだが、なんだこの段ボールの大きさは。

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□物品

取り出してみたるハンドルがコチラ…うん、クランプ部からの高さが殆ど無い事もアリ、ハンドルとしては非常にコンパクトな部類に入るだろう…に、この過剰梱包は謎。

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□激高

しっかし、車種専用の為に大量生産が出来ず、価格が逸れに反映される…とはいえ、激高いよなぁ、12,744円(税込)て。凡そ鉄ハンドルの値段じゃねえ。アルミのセパレベル。

普通のバーハンならアルミでも6~7,000円でもお高めで、ドラッグバーやロー&タイトの特殊形状でもその程度お値段…なのにスチールに鍍金で、その倍の値段とはねえ。

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□純正ハンドル

これが、この前、付けたばかりの純正ハンドル…あえて、スイッチボックスを除去した上で、ハンドルの組付けをしてみる。これは某Wサイトで見かけたある人のパクリ。

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□謎ハンドル

んで、コレが当初からついていた謎ハンドル。ちょっと取付角を間違ってしまったけれども、純正のワイドタイプ…って、この画像からじゃあ、ちょっと分かんないかなあ。

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□イングランドバー

でもまあ、ここまでおもっきり形状が違ってしまえば、差異ははっきりと分かるよね…クランプ部が短めで、高さは低いけれども思い切り手前に絞り込んであるこのハンドル。

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□3種比較

ハンドルだけで並べて比較…一番奥が純正で真ん中にあるのがちとワイドな謎ハンドル、一番手前にあるのが今回のイングランドバー…なんだが、もう見た目が違うよな。

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□フロント

車体前方の角度から見たのがこのアングル…Wはトップブリッジからかなり乗り手側へとクランプ部分が倒れている為、このハンドルの形状にも違和感は特に覚えない。

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□リア

むしろ、リア側…と言うか、跨ってみた側のコチラのアングルの方が非常に強く違和感を感じる…今までこんな形状のハンドルを付けた事が、無かった…見た事も無いからな。

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□完了

タンクの養生用ウェスを外して、ハンドルの左右位置と角度を決めて固定。んで、ミラー等の角度を見直して、スイッチボックス類のネジを本締めして…完了!

【レビュー】
跨ってみて…もう、この時点でうわぁって思うほどしっくりくる。これは個人的な好みじゃなくて、Wのディメンションに非常に合っているからではないか、と思わせる。

少しハンドルが低めではあるかもしれないが、それでも177cmの自分がシートに跨り、ステップに足を載せて、自然と腕が伸びた先にグリップがあるというこのしっくり感。

ゼファー等のネイキッドバイクに近い、ごく普通のポジションがそこにある。

こうして見ると如何に純正ポジションに無理があったか…車体のディメンションを無視するかのように着座位置は手前で、それなのにハンドルに手を伸ばすと伸び切る腕。

もう、跨った時点で分かるのだが、実際に走ってみると想像以上に乗り易く、車体を操作し易くなっている…これはお高いハンドルではあるけども、その価値はあるなあ。

むしろ、純正の誤りを矯正し、正しく性能を引き出すという意味ではお安いのかもしれない。純正ハンドルではちと遠い…と感じる人には、非常におススメ。

但し、デザイン的には…特に真横からの見た目は、純正LOWの方が格好良い。

京都official W1タイプシート、装着! [整備・作業]

ちょいちょいネタはあるものの,blogを書く余裕が無い昨今ですこんばんわっと。

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□純正加工

で、前回に引き続きofficialのシート…の装着前に、あらためて現シートを確認。

表皮を張り替えてタックロールを入れたは良いが、やっぱりもっさりしちゃうんだよなぁ、純正シート。800はえぐりが強くシート感があるが、コレは何と言うか板。

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□車体全景

座面の凹みなどが無い為に、全体的に分厚くカマボコと言うかカステラと言うか、そんなもっさり感が出てしまっている純正のシート。評判の悪い初期型の加工だしな。

じゃ、早速取り付けちゃいましょうか…てトコに友人が来たので巻き込んでみる。

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□オフセットステー

ちなみにこのシート、本体との連結部分を車体前方へとオフセットして取り付ける…そのために、ロック部分をオフセットする為のステーがセットされていて、こんな感じに。

ただ、説明書があまり親切な作りでは無い上、ロック部分の扱いを間違えると、取り付けたシートが外れないという事態にもなりかねないので、慎重に作業を実施する。

…んー。ネット上に取り付けのログは無いかな…と探して出てきたのがコチラ。

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□恐怖

そう、出てきたのが「だれかたすけてください」と言う素敵な文言。シートのロック部分の移設だけに、一歩間違うと大参事…なのだが、非常にうっかりとやり易いのだ。

実はオイラもやりかけていたり…ステーを仮止めしてワイヤーを通し、シートを載せて開閉する事を確認…で、ステーを本締めをして、さてシートを…の辺りで、友人が待った!

ん?と作業を止めると、シートロックをした状態(シートは無し)で、キーが回らないよと友人が教えてくれる。…うわぁホントだ、ガッチリ止めると鍵が回らないコレ。

このままシートを載せて嵌めたら、webの二の舞になるトコロだった…!

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□純正から移植

仕方が無いので、多少の遊びは仕様と諦めて、キーが動く程度に緩めに。で、シート側のステーを移設…っても、ナットを二つ外して、純正のシート側からステーを取り外す。

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□取付

外したステーをオフィシャルのシートへと載せ替え、こちらはボルトを嵌め入れてシートがに固定する。シートロック部分のオフセットに比べれば、この辺りは非常に簡単。

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□シート取付

おおう、めっちゃ薄いわあ…そして、想定通りにシート下に入る銀メッキのモールが旧車感を出していて非常に良い感じ!タンデム後部で少しだけ持ちあがるのがまた、良いね。

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□車体全景

全体で見ても非常に良い感じ!シートがスッキリしたことでグラブバーとの間に空間が生まれ、よりグラブバーも存在感を増して感じられたり…うん、高いだけの事はあるね。

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□友人騎乗

友人に跨ってもらってみたところ…足付きはかなり良くなってる。また、純正の落ち着かなさが消えて、ポジションもしっくりくる…が、この薄さは尻にキそうな予感もする。

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□シート比較

奥から、友人が付けていたW800のシート、真ん中が初期型の純正加工シート、一番手前がofficialのW1タイプ。こうして見るとのっぺりと凹凸の無さが目立つなあ。

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□before

シートを交換するまでは、こんなサイドビューだったWが…。

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□after

交換後には、こんなにスッキリしました!と言う好例。

うんうん、良いんじゃない、良いんじゃない♪…シートが薄くなることにより『旧車感』が薄くなることを危惧していたのだが、これはこれでありなんじゃないかな。

今月のお小遣いの3/5は飛んで行ったが、後悔は無い!…多分。

京都official W1タイプシート、ゲッツ! [整備・作業]

最近はもう、週末ごとにWに乗る事が基本となっている。

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□お出掛け

駐輪場から押して出るにはかなり重く、それだけで僅かな体力と多少の気力を削ぐ子ではあるのだが、今は未だ乗り出したばかりと言う魅力が勝っているから頑張れる。

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□桜

桜?…いや梅かな。2月にしては暖かい陽気で、ふらふらと量販店をめぐろうと家を出たのだが、春らしい街路樹に惹かれて足を止める。スマホを構えてパシャリ。

決して乗り手を急かさないWは、こんな時にも心に余裕を持たせてくれる。

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□閉店間際

が、そんな快い初春の陽気とは裏腹に、2りんかんは空振り。…そういえば、世田谷ナップスが来月で閉店だっけ。掘り出し物でも、あるいは閉店SALEでもないかと来店。

…!ビンゴ。まさか、絶版な上、人気の商品が1万円引きで売られていようとは…!

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□乗り換えて

但し、大物は…どころか、積載ゼロのWでは購入しても持ち帰りが出来ない。配送してもらうという手もあるのだが、送料が掛かる上に購入した以上は直ぐ手元に欲しい。

…てなワケで、こんな時の運び屋担当、Bで再出陣となる。

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□再来店

意気込んだは良かったが…やはり、平間から喜多見への2往復はキツかったなぁ。しかも、閉店の原因たる東名の工事で玉堤が超渋滞…その中を2往復は、正直、キツかった。

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□ゲッツ

だが、その甲斐はあったのだ!

手に入れたのは、officialのW650用W1タイプシート。official…SR時代には社長の畑中さんには随分とお世話になったモノである。縁は巡り、またこうしてあの人の作品を手に。

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□22%off

しかも、人気且つ絶版(officialは2010年に閉店)な商品が手に入った上、さらに22%OFF!…特売コーナーで、釣り上げられていたのを見た時は目を疑ったもんな。

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□新品未使用

当然ながら新品未使用…劣化を防ぐために巻かれたテープの下には、説明書と取付用の金具等がセットになっており、販売時期を考えると奇跡的にキレイな一品だろう。

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□おきに

いやあ、欲しかったんだよねえコレ。でも、納車時に加工シートを付けたから…と我慢していたのだが、やっぱりあのシートは気に入らなかったんだよなぁ…と言う証拠がコレ。

シート単品を撮影した時を除き、ほぼ全てのアングルでシートが映り込まないように留意した上での撮影に見える…が、無意識にやっていたところを見ると、そうなのだろう。

てな辺りで、そこそこの長い尺となった為、取り付け編はまた後日で。
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