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スピード・ツールとしてのバイク、三夜目。 [おっさんバイク談義]

Bandit400V以降は、色々とあり(後遺症とか)スポーツモデルを離れたおっさん。

まあ、モタードはスポーツではあったのだけれども(最も転倒し最もライディングスキルを磨いてくれたが)、あれはスピード・ツールでは無かったか、な。

そんなモタードにハマっていた頃に、カワサキよりモンスターマシンが発売される。

『世界で初めて、パワーウェイトレシオが1を切る車体が発売』

要するに、車重をパワー(ps)で割る数が1以下…例えば、100㎏のマシンに100ps以上の馬力、と言えば分かり易いか。ちなみに175psに170kg…ZX10Rの発売である。

以前にも載せたが、大型バイクはツアラーより…の時代は過ぎたにしろ、それでも750㏄だった時代に1000㏄のスポーツ、いわゆる『リッターSS』というジャンルが生まれる。
 *SSはSuperSportsの略。

もっと分かり易く言えば、純正販売状態で299km/hが出せる車両、だろうか。

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□ZX-10R 2004年式(C1)

発売当時から気になってはいたが…もう、スピードは良いやとおっさんは考えていた。

大型免許を取得した時も、空冷四気筒が欲しい…当時は未だ販売終了前のZephyer750を探していたのだが、ふとしたタイミングで初期型(C1)と出会う事になる。

ARKショップの店員が、サーキットのみで使用していたマシンが100万と、少し。

年は既にアラサー…もう、衰えが見え始めた頃に、こんなモンスターと向き合えるのか、と悩む。峠でタイムを競う様な若さは既にない。ココロも身体も、衰えた。

…が、今より先は衰えるだけだろう。乗るならば、今しかないのでは無いか。

かつては伝説だった、Over300km/h。佐藤信哉がGSX-R750で、アウトバーンで成し遂げた時の感動を覚えている世代なのだ。伝説は今、手が届く位置にある。

バイクはなんだ?A地点から、B地点へ行く為のツールなのか?それともでリアタイアを滑らせて遊ぶツールだったか?それで満足なのか?

…おっさん、血迷って極上のスピードツールを購入する事とする。

スピード・ツールとしてのバイク、二夜目。 [おっさんバイク談義]

ちなみにおっさんが子供の頃、三ナイ運動が実施されていた。

確か、「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」だったか。学校(高校)に免許取得がバレ様ものなら停学&卒業まで免許預かりとか酷い時代だった。

学校はまだしも、生活圏内で保持すれば当然ながらバレる。親に。おっさんは高校からは小遣い等も貰わず、自分で稼いでいた為、バイクを購入・維持するのは厳しい。

労働は厳しいが自分が楽しみたいが為…なので頑張れる。が、流石に親にはバレる…大反対された母には内緒で、親父了承の元に購入したり。未だに親父には感謝だ。

ちなみに購入がバレぬ様、家の裏手に路駐…当時は都内でも駐禁なんて無かったのだ。

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□SUZUKI Bandit400V

当時、夏休みが明けると学年で2~3人は死んでいたのが当然だった。バイク事故で。

まあ、お頭のヨロシクナイ高校故でもあるのだろうが、年代的にも良くある話。『あいつがバイクで死んだのさ』なんて歌が流行る位には、珍しい話では無かったのだろう。

そして、自分の経験からも、バイクに乗る事自体は反対しない親父様がいたが。

流石に『街中を走る形状ではない』レプリカは認められず、それでいて走行性能を求めるコゾーの出した結論が、SUZUKIのBandit400Vというバイクだった。

…ま。見た目はネイキッドだが、E/gはGSX-R400で足回りも当時としてはレプリカクラス。なにしろ、マルチリンクのモノサスなのだ…SRやZephyer等とはコンセプトが違う。

加えて、高回転でカムのリフト量を変化させるという、ヴァリアブル(可変)・バルブ・システム搭載、12,500rpmで59psと言う中々に過激な仕様だったりする。

最初からセパハンの低い姿勢…後にブリッジ下に変えて、BEETのハイパーバンクでさらにレーシーに…まだ良かった頃の忠男を入れて3か月で盗まれたり…等と色々とあるが。

こうして、初めて所有したバイクも『スピード・ツール』だったりする。

免許取得後1か月で180km/hOverを幾度か試した中、パンダから逃げきれずに減点12点、罰金80,000円、180日免停となったのも今となっては良い思い出…でも無いなあ。

スーパーライセンスの時は、一度も踏ませなかったのに、なあ。

スピード・ツールとしてのバイク。 [おっさんバイク談義]

先日、SevenFiftyさんのコメントに変身をしていて気が付いた事実。

もう、バイク歴が25年を超えようとしている。

…て事は、今年25歳の子が生まれた時からおっさんは走っており、30になるだろう子達が小学校に上がる頃にはもう、単車を転がしていたと言う事である。

でも本館(NoBwsNoLife)はともかく、ココを見てる人もおっさんなのかも。

まあ、具体的な年齢は避けるがアラフォーである。70年代に生まれ、90年代初頭に走り出す。折しもバイクブーム…が終盤の頃かな、88とかがまだ現役だったし。

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□NC30(VFR400)

ちなみにおっさんらの世代では、NC30が最速だと言われていた…まあ、○○最速とか××峠最速とかの時代なので、基本は口コミ、話は先輩&仲間内の話ではあるが。

でも実際、ワークスレベルのRC30からのNC30は激速ではあったのだ…フロント17インチ、リアが18インチで癖が強く、足回りとしては後に出るRC35の方が上だったのだが。

最速なら、大型だろ?と今のコゾー共は思うのかもしれないが、当時は大型と言えばツアラー色が強くスポーツモデルは極めて少なかったりする。750㏄に僅か、だな。

まあ、今でも語れてしまう位に熱い時代ではあったんだな、と今となっては思う。

そして何よりも、バイクはスピードツールであったのだな、とも。逆に言えば、90年代以降、2000年からの子達にはバイクとしての魅力は、スピードと異なるのかもしれない。

今となってはその通りだと思う反面、若い内から『まったり』だの『のんびり』だのとスピードを否定するバイクと言うのもなあ…と考えてしまうのは、そんな世代だから、か。

まあ、そんな感じで昨今のバイクやらをおっさん目線で語るというNewコンテンツである。
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