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トラブル三昧 【解明篇】。 [Diary ‐雑感‐]

バイクって押すモンじゃなくて乗るモンだよな。
昨日は押して歩いた道を、快適に走りぬけて実感。

…さてそれでは、昨日のトラブル日記の続き、【解明篇】をドウゾ。

会社について、瀕死の状態を抜け出すまでに一時間。遅れた理由としては「体調不良」としてあったのだが、それにしても「不良」過ぎるだろうという疲労困憊ぶりに、周囲の視線が痛い。しかし、現地へ赴くまでの時間はのこり僅か1時間。周囲の目など気にしてる様子もなく、必死に準備を整える。

その合間、会社からの最寄りの量販店「2りんかん246溝口店」に問い合わせ。「グランドアクシスのベルトはあるか」との僕の問いに、「社外品(Daytona)のベルトならございます、ただ、ベルトで無かった場合は…」との話を遮り、「大丈夫、過去にも経験済みで同様の症状だから」と伝えたところで軽く笑われる。よし、掴みはオッケー。何を掴んでるのかは自分でも不明だが。

そして、作業最終と思われる6時に予約を入れ商品の取り置きを頼み、後は仕事を片付けるのみ…!と現地に向かうも、仕事でも大トラブルが発生。本来であれば15時前に終わる作業が、終わったのが16時半。会社に戻って17時をやや越えた状態で、戻るなり「早退します!」とだけ告げて、駐輪場へダッシュ。

…しかし、考えてみればここからまた、1km…2km程度の距離を押して歩かねばならないのか。若干うんざりげんなりするも、このままで家に帰ることすら覚束ない為、諦めて押し始める。腰~足が痛いのは勿論、車体の左側で押し続けているせいか、右股関節が異常に痛い。誰だこんな低いハンドルを付けたのは…!

ボヤきながらも、何とか2りんかんに到着。痛む足を引きずるようにして、予約を入れておいた旨を伝え、作業の順番を待つ(予約より10分ほど前に付いた為)。作業の前に呼び出し端末(音が鳴りましたらピットにお越しください的な)を渡され、ピットへ車両を移動してくださいとのお言葉。

え。また押して歩くの?しかも、受付の入口から大きな建物をぐるっと回った真後ろ、それなりに傾斜もあり…ってここまで押してきてるんだぜ?今、足を引きずって受付に来たの、見てたよなぁ…?もう二度とここにはこねぇと思いながら、「ベルトの切断は2度目、変なテンションがかかってる可能性もあるから、良く見て欲しい」との旨を伝え、作業前に部品代と工賃を支払う。

ピットに預けて15分。「サギョウガオワリマシタ」のメッセージが表示された為、ピットへ移動。

DSC03337.JPG

□作業台に乗せられたままの、のりしお。

ああ、やっぱり問題があったんだろうなぁ…と思いながら、メカさんのそばへ行くと作業台の上に広がる、駆動系のパーツ群を眺める。…ああやっぱり、ベルトが切れちゃってるんだなぁ。

DSC03332.JPG

□パーツ諸々。

DSC03336.JPG

□ベロベロになっているベルト。

そして、メカさんからのお話。「えっと、トルクカム…これはカメファクですか。このトルクカムのシールが破れちゃってますね」言われてみてみると、確かにシール部がトルクカムから離れてしまっている。トルクカムが上に移動した時は良いのだが、下に降りた時もシールは同じ場所にあり…つまりシールが破れてトルクカムがガッタガタになっているのである。

*画像右端に移っているのが、呼び出し端末。

DSC03331.JPG

□要・交換なトルクカム。

つまるところ、このトルクカムのガタつきがブレを呼び、それがベルトに応力をかけ続けて…切断に至ったという事が判明。また、高回転型となるチャンバーを使用したのも、それに拍車をかける要因になっていた事もあるだろう。まぁ、なんにしろ急にチャンバーは交換出来ないし(出来たとしてもWRやMJの変更も必要だし)、急遽、店にあったトルクカムに交換。

画像は撮り忘れたが、「零Zero」と言うメーカのトルクカム。これは、トルクカムの溝の形が複数あり、その形状によって加速性が変化するという物。ノーマルの「へ」の字に近いものから、ほぼ一文字に近い形状のものまで4種類。ややカスタムしてある車両用…Stage3みたいなのを選択。

結局、それなりに修理金額が嵩んでしまった…。

□ベルト交換
 Dantona強化ベルト ¥4,410
 作業工賃 ¥3,675

□トルクカム交換
 クラッチハウジングナット ¥525
 ゼロ ハイパートルクカム ¥6,090
 作業工賃 ¥1,050

合計 ¥15,750

…とここまでで原因の解明、修理の方向は済んだのだが。今回、修理に当たってくれたメカさんがなんとGアクシス乗りと判明。ここぞとばかりに色々と質問(ユーロなのにMJ82.5ってあり?とか)、シートに書いてある形式は嘘で、実は最も初期型のアクシスだったのが判明したりとか、色々と話が弾む。師匠以外に初めてアクシス乗りと出会ったのだ。

修理も無事に終わり、「ちょっと試走させて貰って良いですか」との事で、実際に走って貰ったところ、修理より何より、初めて目の当たりにするショットガンの爆音にこれは無いわ、と溜息をついたり。で、これは無いよねって話となり、音が静かで性能が良いのは無いかなぁ…と話していたら、メカさんが「今はKNのG03を付けてるんですけど、音、聞いてみますか?」との事で、実際に音を聞かせて貰う事になる。

…KNのG03、良いわぁ…。

そのモッタリとした形状に拒否感があったのだが、この低く乾いた2stとは思えない4stの様な排気音。耳障りなショットガン(これを聞いて、問題は音量じゃなくて音質なのだと悟る)に比べ、音量の大小に関わらずこの温室はベストだと思える…うわぁ、どうしよう…これ、ありかも…!

更に話は進み、普段は別のバイクに乗っていてこれは通勤仕様なんだけど、どうしてこんな形になっちゃうんだろうねぇ、みたいな話をしていたらメカさんが、僕も、これとは別にバイクを持っていて、大人しく乗ろうと思ってたんですけどねぇ(車輛を見たら、派手なストロボカラーの車体だった。しかも2台目らしい)、みたいな話に。ああ、この人も似たようなタイプなのかなぁと親近感を覚える。

その上、「バイクはZX-10Rに乗っていて…」と話したところ、「何年式?」と聞かれて、「2004年の最初期型」と答えたところ、「僕もD型に乗っていたんですよ」とのお話。おお、シンクロニシティ…!と、なんかピットで思いっきり雑談しちゃってんだけど大丈夫かしら、って位に話し込んで、そろそろ業務妨害じゃないかしら、と思えた辺りで話を切り上げる。いやぁ、久しぶりに趣味の合う人と話が出来たなぁと、それまでの災難を忘れ、ご満悦で帰宅。

DSC03339_1.JPG

□帰宅後、鞄から発見された謎の物体。

…あれ?
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