VOX(SA52J)、レビュー。 [VOX(SA52J)]
2月初旬に納車されてより、2か月が経過。弄りも一段落したので、車体のレビューをば。
【前提条件】
大前提として、大型及び小型を所持しており『5km県内の快適な移動(買い物)』を想定しての購入・運用となる。その為、運動性能等の条件はかなり緩い評価となる。
【購入費用】
ヤマハ VOX(SA52J)2016年式 50㏄ スクーター
車両価格:177,600円
整備代金:16,200円
自賠責保険(24か月):9,870円
現金支払い合計:214,000円
使用用途等の前提、購入費用を明記した上で、この車体を評価してみよう。評価項目は、収納、燃費、走行性能、(優先評価順)とオマケに整備性、アフターパーツについて。
【収納】
□お買い物後
ご近所の足…主にお買い物仕様な車両な為、最も大切なのが収納…と言うか、積載性能。残念ながら、VOX君はあまり大きくは無いし、使い勝手も宜しくないと思われる。
大柄な…2種サイズの車体の割には少な目、かな。50㏄のサイズが良く分からない(原付はVOXとズーマーしか知らない)が、シグやBと比べると明らかに少ない。
ただ、少し大きめの保湿ティッシュ3個セット等が入るのはありがたい。他にネギや牛蒡、長めの荷物は得意…な半面、深さが無い為に積み方には工夫が必要な車体。
週に一度、スーパーで二人分の食料程度ならば問題無く積めるレベル。
【燃費】
□給油レシート
次いで大事なのが燃費…これはタンク容量が4.5Lと非常に小さい為、燃費が悪いと給油回数が無駄に増えるから。タンクが大きければ、多少の燃費の悪さは良いのだけどね。
ちなみに燃費は以前に載せた通り、リッター40㎞…カタログ値(WMTC)で55㎞には及ばないが、タンク容量が4.5Lとして180㎞は無給油で走れると考えれば、十分だろう。
基本、一度の走行が5㎞以下…と考えれば、36回の走行に一度の給油で事足りる。毎日の使用でも月に一度のガス入れで良い…と考えれば、必要十分な燃費である。
【走行性能】
□純正駆動
加速は…ゼロ発進はかなりもっさり、20km/h以下も大分もっさり…だが、そこから40km/hは快適に加速する。40km/h~60km/hまでは、多少のもっさり感がある。
個人的には50km/h頭打ちで良いから、もう少し加速が欲しいかなあ。但し、二段階右折と速度取締の問題から、幹線道路は極力走らないので問題が無いとも言えるレベル。
むしろ、恐ろしく止まらないフロントブレーキを考えると、これ以上の加速・最高速は要らないとも思えるレベルかも知れない。エンブレも無いから早めのブレーキになるしね。
旋回性能と言うか、ハンドリングはかなり特異な感触がある。スクーターの癖にハンドルで曲がる動きをしない。ここは唯一、原付免許のみの人には、おススメし難いかな。
*50㏄MT車の経験があれば問題無いと思われるけれども。
…と、基本的な50㏄としての評価はこんなところかな。
【総評】
『収納』については積むモノ次第、『燃費』は50㏄スクーターとして及第点、『走行性能』は制動の低さとハンドリングの特異さが特徴、とまとめてみればこんなトコロか。
デザイン性の高さは評価は出来るが好みが分れるし、その為に価格自体が高価に見えるが所有する満足感は満たしてくれる様に思う。これは実用と趣味のトレードオフだね。
もう少しだけメットインが深く、メットが常備出来ればありがたいと思う。半ヘルしか入らないので、真冬と花粉の時期が辛い。ご近所だから耐えられるけども、ね。
正直、通勤や通学(10km以上で幹線道路を使用)となると厳しい車両じゃないかなあ。
…てのが一般的な総評で、下記は『弄る(整備も含む)』事を前提とした項目での評価。一般的な人は基本整備も自分で行わないみたいだし、別項目として載せて見る。
【整備性】
□オイル交換
オイル・油脂関連はBW’Sと同レベル。E/gオイルやギアオイルの交換方法もほぼ同じ、ハンドル回りにカウルが無いから、フルード交換等も容易だし。
カウル構成がちと面倒で、カウル同士が連結するシグ方式…メットインも単体で外せないので、12Jのシグが近い…今までのスクーター歴から考えるとダントツに面倒臭いかも。
基本メンテは良いが、修理・カスタムとなると途端に面倒な車両だとも思える。
ウチの型…SA52JからO2センサーが装着されているので、マフラー交換等は死ぬほど面倒。フロアステップまで捲らないと、O2に手が届かないから…SA31なら簡単だが。
また、駆動パーツで言えばクラッチ右側にスペースがほぼ無く、駆動メンテの際に前駆動パーツの取り外しが必要になる等の整備性の悪さが目立ちもする。
【アフターパーツ】
□マフラー
はっきり言って、専用パーツが殆ど出ていない。アフターパーツの代表格足るマフラーだが、殆どのメーカがSA31Jのみで、SA52Jに対応するメーカはBEMAS位だろう。
マフラーですら一部対応、という状況を見れば分かる通りに、駆動パーツなど数える程しか存在していない。外装パーツもクリアテール位のモノでウィンカーレンズすら無い。
弄る車体じゃないのかなあ、とも思うがコアなファンが付いてるのにとも思う。
逆にコアなファン=少ないユーザでもあり、商品単価を考慮すると作成できないジレンマもあるのかもしれないが、結果的にアフターパーツが少ないのは変わらない。
【総評】
結果的に、整備性とアフターパーツの少なさから、弄る人向けの車体でも無い、という評価になるかな。流用や加工なども考慮に入れられる上級者ならば、その限りでは無いけれども。
逆に言えば他にはないスタイル、メーカでしか作成出来ない部分に特異性がある為、それをベースに弄れば他の50㏄とは一味違うカスタム車が出来るとも言えるだろう。
個人的には諸々含めて、悪くない車体、買って後悔のない車体だとは評価している。
【前提条件】
大前提として、大型及び小型を所持しており『5km県内の快適な移動(買い物)』を想定しての購入・運用となる。その為、運動性能等の条件はかなり緩い評価となる。
【購入費用】
ヤマハ VOX(SA52J)2016年式 50㏄ スクーター
車両価格:177,600円
整備代金:16,200円
自賠責保険(24か月):9,870円
現金支払い合計:214,000円
使用用途等の前提、購入費用を明記した上で、この車体を評価してみよう。評価項目は、収納、燃費、走行性能、(優先評価順)とオマケに整備性、アフターパーツについて。
【収納】
□お買い物後
ご近所の足…主にお買い物仕様な車両な為、最も大切なのが収納…と言うか、積載性能。残念ながら、VOX君はあまり大きくは無いし、使い勝手も宜しくないと思われる。
大柄な…2種サイズの車体の割には少な目、かな。50㏄のサイズが良く分からない(原付はVOXとズーマーしか知らない)が、シグやBと比べると明らかに少ない。
ただ、少し大きめの保湿ティッシュ3個セット等が入るのはありがたい。他にネギや牛蒡、長めの荷物は得意…な半面、深さが無い為に積み方には工夫が必要な車体。
週に一度、スーパーで二人分の食料程度ならば問題無く積めるレベル。
【燃費】
□給油レシート
次いで大事なのが燃費…これはタンク容量が4.5Lと非常に小さい為、燃費が悪いと給油回数が無駄に増えるから。タンクが大きければ、多少の燃費の悪さは良いのだけどね。
ちなみに燃費は以前に載せた通り、リッター40㎞…カタログ値(WMTC)で55㎞には及ばないが、タンク容量が4.5Lとして180㎞は無給油で走れると考えれば、十分だろう。
基本、一度の走行が5㎞以下…と考えれば、36回の走行に一度の給油で事足りる。毎日の使用でも月に一度のガス入れで良い…と考えれば、必要十分な燃費である。
【走行性能】
□純正駆動
加速は…ゼロ発進はかなりもっさり、20km/h以下も大分もっさり…だが、そこから40km/hは快適に加速する。40km/h~60km/hまでは、多少のもっさり感がある。
個人的には50km/h頭打ちで良いから、もう少し加速が欲しいかなあ。但し、二段階右折と速度取締の問題から、幹線道路は極力走らないので問題が無いとも言えるレベル。
むしろ、恐ろしく止まらないフロントブレーキを考えると、これ以上の加速・最高速は要らないとも思えるレベルかも知れない。エンブレも無いから早めのブレーキになるしね。
旋回性能と言うか、ハンドリングはかなり特異な感触がある。スクーターの癖にハンドルで曲がる動きをしない。ここは唯一、原付免許のみの人には、おススメし難いかな。
*50㏄MT車の経験があれば問題無いと思われるけれども。
…と、基本的な50㏄としての評価はこんなところかな。
【総評】
『収納』については積むモノ次第、『燃費』は50㏄スクーターとして及第点、『走行性能』は制動の低さとハンドリングの特異さが特徴、とまとめてみればこんなトコロか。
デザイン性の高さは評価は出来るが好みが分れるし、その為に価格自体が高価に見えるが所有する満足感は満たしてくれる様に思う。これは実用と趣味のトレードオフだね。
もう少しだけメットインが深く、メットが常備出来ればありがたいと思う。半ヘルしか入らないので、真冬と花粉の時期が辛い。ご近所だから耐えられるけども、ね。
正直、通勤や通学(10km以上で幹線道路を使用)となると厳しい車両じゃないかなあ。
…てのが一般的な総評で、下記は『弄る(整備も含む)』事を前提とした項目での評価。一般的な人は基本整備も自分で行わないみたいだし、別項目として載せて見る。
【整備性】
□オイル交換
オイル・油脂関連はBW’Sと同レベル。E/gオイルやギアオイルの交換方法もほぼ同じ、ハンドル回りにカウルが無いから、フルード交換等も容易だし。
カウル構成がちと面倒で、カウル同士が連結するシグ方式…メットインも単体で外せないので、12Jのシグが近い…今までのスクーター歴から考えるとダントツに面倒臭いかも。
基本メンテは良いが、修理・カスタムとなると途端に面倒な車両だとも思える。
ウチの型…SA52JからO2センサーが装着されているので、マフラー交換等は死ぬほど面倒。フロアステップまで捲らないと、O2に手が届かないから…SA31なら簡単だが。
また、駆動パーツで言えばクラッチ右側にスペースがほぼ無く、駆動メンテの際に前駆動パーツの取り外しが必要になる等の整備性の悪さが目立ちもする。
【アフターパーツ】
□マフラー
はっきり言って、専用パーツが殆ど出ていない。アフターパーツの代表格足るマフラーだが、殆どのメーカがSA31Jのみで、SA52Jに対応するメーカはBEMAS位だろう。
マフラーですら一部対応、という状況を見れば分かる通りに、駆動パーツなど数える程しか存在していない。外装パーツもクリアテール位のモノでウィンカーレンズすら無い。
弄る車体じゃないのかなあ、とも思うがコアなファンが付いてるのにとも思う。
逆にコアなファン=少ないユーザでもあり、商品単価を考慮すると作成できないジレンマもあるのかもしれないが、結果的にアフターパーツが少ないのは変わらない。
【総評】
結果的に、整備性とアフターパーツの少なさから、弄る人向けの車体でも無い、という評価になるかな。流用や加工なども考慮に入れられる上級者ならば、その限りでは無いけれども。
逆に言えば他にはないスタイル、メーカでしか作成出来ない部分に特異性がある為、それをベースに弄れば他の50㏄とは一味違うカスタム車が出来るとも言えるだろう。
個人的には諸々含めて、悪くない車体、買って後悔のない車体だとは評価している。
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