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ウェイトローラー、軽量化(6g×6=36g→5.5g×6=33g)。 [VOX(SA52J)]

VOX納車時から感じていたのが、発進時のもっさり感である。

何というか、動き出しが重い…シグ系ならば、じゃあプーリー交換か、となるトコロだがVOXにはその選択肢も極めて少なく、またその情報もweb上には存在しない。

ならばまず、変速タイミングを高回転へズラそう…ローラーを軽量化してみよう。

IMG_8206.JPG
□ケース開放

クランクケースの開け方…は特にシグ系と変わらず。キックペダルを外し、ケースを止めるボルトを抜くだけ…強いて言えば、初めての開放なのでかなり貼りついていた程度。

ボルトの数やケースカバーがハーフなのを考えれば、作業はシグ系より楽だろう。

だが、手間なのがベルトの開放…通常、クラッチ(トルクカム)を握り潰せばベルトがフリーになる(余裕が出来る)のだが、このケース内で潰すのは非常に困難である。

画像を見れば分かる通り、シグ系と異なり右手が入るスペースが無いのだ。

IMG_8207.JPG
□駆動分解

ならば、ドリブン(クラッチ)側からバラしていき、ドライブ(プーリー)も外していくしかないよね…つまるところ、駆動系のパーツを全て取り出す他無いよね、となる。

そんな訳で取り出したるは上記のパーツ類…VOXはシグと異なり、ドリブン側のナットも17mmで外せるのは、駐輪場整備の身としてはありがたいところである。

IMG_8208.JPG
□ローラー変更

そして、KNで購入して置いたWRへと交換してみる。

純正が6g×6=36gなのに対し、今回は5.5g×6=33gへと変更…シグ系と同様に0.5g刻みで落としたが、分母が小さいと大きく見えるなあ。たった3gなのに変化の割合が大きい。

シグなら12g×6=72gから11.5g×6=69gでも同様に3.5gだが、分母が半分だからな。

IMG_8209.JPG
□らんぷれ確認

ちなみにVOXのランププレートには、クランクシャフトのスプラインに合わせた溝が無く、単純な円形となる…構造的にはこれでも開きはするのだが、なんか不安を覚えるな。

しかも溝が無いから、クランクに入れ易いかと思えばむしろ入れ難いし。

IMG_8211.JPG
□完成

ローラー交換後、逆の手順で組み付けて…E/gを掛け、ベルトの動きを確認。

さて、試走に…と今までと同じように走り出すも、加速感が違う…いや、動き出しが軽いのか。変速タイミングが、と言うよりはプーリーの開きが早いのだろう。

理屈上、最高速は落ちていると思われるが、50km/h以上を出した事が無いのでそこは分からない…が、確実に乗り易さは増している。…燃費は落としていると思われるが。

うん、自分で作業が出来れば低コストだし、これは正解だったな。
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