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友人との邂逅とバッテリートラブル。 [整備・作業]

7月某日。W3タンク装着後、初めての週末。

その日は数年ぶりに会う友人と、浮島へ撮影ツーをと話していた矢先の出来事だった。さて、そろそろ友人との待ち合わせに行こうか、とWを駐輪場より道路へ。

イグニッションキーを捻り、ニュートラルランプが点灯…そして消灯。

一瞬、何が起きたか頭の処理が追いつかず、スターターボタンを押す…も、セルが回る音は無い。当然だ。電装が死んでいるのに、始動する訳がない。

友人との待ち合わせも忘れ、しばらくフリーズ。…徐々に動き出す脳細胞。

ニュートラルランプは点灯した。一瞬だけだが。と、なれば、瞬間的な通電で電装が死んでいる。ならば、短絡か。ショートしたか。まずはヒューズを調べろ。

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□ヒューズボックス

イグニッションからキーを抜き、シート下のシリンダに鍵を入れて回す。ロックの外れたシートを取り外し、ヒューズボックス内部を確認。ボックス裏側に説明か。

ボックス裏側の説明にを読むに、左端の10Aと30Aはそれぞれスペア、か。

他は…通電自体が途切れている以上、イグニッション周り…良し、IGの記載がある…コレか。積載にペンチが無い為、苦労して爪で引き抜くもヒューズは無事な模様。なぜ。

しばらくフリーズ。再起動する脳細胞。

30Aのメインヒューズと思わしきスペアだが、スペアの元となる本体はどこだ。ボックス内には無い…となれば、電源周りのどこかにいるハズ。バッテリ周りが怪しい。

左右のサイドカバーを外し、配線を追いかけてメインヒューズを格納と思わしきコネクタに遭遇。これまたスペース的にも形状的にも作業が難しい…が、やるしかない。

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□メインヒューズ

配線周りを苦労して外すも、メインヒューズは無事。枝葉もフューズは無事…つまり、どこでも短絡していない。だが、症状的には「瞬間的に無事な通電」である。

バッテリー?いや、一昨日にタンクを載せ変えた時は、チョークを引く事も無く、グズる様子も無く、直ぐにE/gが始動した。そこからバッテリが…考え難い。

まず、バッテリ上がりでセルが回らずとも、スターターリレーはカチカチと音がする。それ以前にどんなに上がりかけでも、イグニッションランプが付かない事は無い。

過去に幾度と無くバッテリ上がりは経験している。その為、バッテリーチャージャーを購入している程である。その経験的に考えても、バッテリ上がりは考え難い。

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□バッテリ取外し

フューズが無事な以上、分り易い配線トラブルは無い。レギュやオルタにしても、2日前に無事な状況(10分程度始動)から、完全不動になる可能性は低い。

…となれば、自分の知識内ではバッテリーが最も怪しいとしか思えない。

とりあえずバッテリーを外し、充電…と考えたが、友人の待ち合わせ場所の近くにカワサキのショップがある事を思い出し、バッテリーチェックがてらに預ける事に。

友人には遅れる旨と詫びの連絡を入れ、ショップにて事情を話しバッテリーの充電を依頼する。その際に、再使用(バッテリ充電で)が可能かテスターでチェックを行う。

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□テスター

測定当初は6V…しばらく見守ると9V…12V…と電圧が上がる。12V車なら12.8Vは必要な為、これでは…でもランプも付かないか…と眺めていると6V…9V…6V…12Vと変化する。

バッテリーの電圧って、上下に変化した…っけか。いや,1での変化はともかく、これはおかしいだろう。走行中ならまだしも、バッテリ単体なら安定する。なにこの挙動。

ショップの方と話すも、やはりバッテリがおかしいとの結論。

とりあえず本日だけでも持てば、今日の撮影ツーはこなせる…し、次の週末までは乗らないから、その間にバッテリ入手&充電でリカバーが可能。なら充電をお願いする。

まあ、バッテリが無事なら、トラブル自体の切り分けにもなるし…と充電依頼(1,080円)。

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□昼食

数年ぶりの友人に再会し、事情を話して昼ご飯からのファミレスドリンクバー。

数時間でバッテリー充電が終わる為、昼食&ダベりながらの時間潰し…3~4年ぶりの再会の為に話も弾み、昼頃に充電に預けていたので夕方前には充電が完了。

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□バッテリと取り付け。

充電が終了したバッテリを取付け、イグニッションキーを回す…おお、ニュートラルランプが点灯する。少なくとも、バッテリ劣化による原因は誤り無し、か。

次いでスターターボタンを押す…カチカチカチ…との作動音はするも、セルモーターは回らない。シート下のカチカチ音は…と見回すとスターターリレーか。

少なくとも、イグニッションランプ、スターターリレーの始動までは復活。但し、セルモータは回らない。少なくともココまでは壊れていない。最低限の電気もある。

…なら、キックはどうか。キックスタートならばどうか。

Wにはキックスタートと言う強制クランキング機構がある。リレーまで届く最低限の電気があり、通電自体に問題が無ければE/gが始動するハズ…しなければ別に問題がある。

イグニッションキーを捻る。ニュートラルランプが点灯。そう言えばWでは初めてか…と思いながら、蹴り下ろす。SRよりは軽くCBよりは重い…と、数回でE/gが無事に始動。

スロットルを回す…いつも通りに吹け上がる。スロットルを戻してもアイドルは安定…一昨日よりやや、排気音が大きい。あの時点で電装、火花が弱かったのか。

しばらくの暖気後、これならば行けるだろう…と友人と走り出す。

…が数100mも走らずに、プスプス…と失火して停車。その後はキックでも始動が困難となり、この状態で走行は、トラブルを増やす以外の想像が出来ない為に撮影は断念。

初めてのW3タンクでの走行、そして撮影を心の底から楽しみにしていたのだが、それ以上にココまで来てくれた友人にすまない気持ちで一杯となる。

友人と別れ、自宅までWを押して帰る間も、何とも言えない惨めな気持ちに。

家の前まで帰りつき、ふと気になったので再度のキック。…問題なくE/gが掛かる。E/gを切り、再度…を繰り返し、掛かる時とそうでない時がある事に気が付く。

掛からない時は、ランプの点灯が非常に弱い…安定してないんだ。

そしてランプを見ていると、点灯の強さが変動している…これ、バッテリからの供給が安定していない。その為にさっきは失火したのだろう。仕方も点灯のそれに近い。

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□中華バッテリ

帰宅後、しばらく汗と失意に塗れるも、冷房を掛けてシャワーを浴びると多少はスッキリとする…と同時に、楽天にてお安めの中華バッテリをポチり、少し気持ちが安定。

梅雨明け後初の週末、朝から晴天、変えたばかりのタンク(&汗だくになりながらの洗車&ワックス掛け)からのE/g不動は、かなり心にクるモノがあったが。

ちなみにこの1週間で、Bのダイレクトイグニッション故障、パンク、今回のバッテリー損壊、テスト充電失敗と故障続きで、15,000円程の出費となり、こちらは財布にキた。

この新バッテリも、バッテリーが壊れた原因が自身に無くオルタやレギュにある可能性も考慮すると完全復活とは言い難い…かもしれないが、しばらくは考えない方向で。

ちょっともう、いろんな事で神経が擦り切れてるから。
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