Bにシグヘッド?【ヘッドバラし編】 [シグナスX(SE12J)]
タペットバー上下を外し、ブリーザープレート類等は取り外した状態からスタート。
□上死点確認(フラホ側)
「マグネトローターのTマークをクランクの合いマークに合わす」…まぁ、画像の通りで、クランクケースにある△マークにTマークが合うようにフラホを回して位置を合わせるわけだ。
□上死点確認(カムチェーン側)
次にヘッド側でも、クランクケースのマークとカム側のマークを合わせる様にセット。先生いわく、「この時、カムチェーンにも印をつけると後で楽」とのアドバイスに従い、マジックでマーキング。
□プレート類
ピストンを上死点にあわせて、ヘッドを抜く…訳だが、その前にカムチェーンの取り外しが必要。なので画像の様に、クランクの周り止めをして、カムチェーンスプロケットボルトを緩める。
…で、ここにサビマニの罠があるのだが、「カムチェーンテンショナーを外す」とあるがここまでに見ている「シリンダーヘッド」の項目には、先の文字列だけで絵も方法も書いていないので注意。
確か、「シリンダー」の項目にはあるのだが、「シリンダーヘッドの取り外し」の中には記載がされていないので、「テンショナってこれ?」思い込みで作業を行うと失敗する。
ちなみに今回、オレンジ先生の助言が最もありがたかったのが、ここだったりした。
□カムチェーンテンショナー
ちなみに、カムチェーンテンショナーはここ…ヘッドではなくシリンダーに付いている。E/gの基本構造が頭に入っている人ならば問題ないが、サビマニ頼りのオイラ等だと気付きにくいアイツ。
□カムチェーンテンショナー
これが取り外したスプリングとボルトの部分…本体は別なのだが、撮り忘れたので割愛。ちなみに、テンションを掛ける部分をこの時点で凹ませておく。そうしないとテンション掛けっ放しになるので。
*後に他の車両の作業で、これが出来たのは新車間もない車両だったからと判明。旧い年式のシグや走行が多い車両は、シリンダーに固定しながらでないと無理。
□プレート類取り外し
さって、ようやくシリンダーヘッドの取り外しが行える。一応、サビマニには、ボルトやナットの取り外す順番が載っているが、そこまで厳格な必要は…と思いつつ、一応、それに従ってバラしていく。
□ヘッドナット取り外し
最後に、サビマニの指定に従って、ヘッドを押さえ込んでいるナットを外し、うし、これでヘッドが抜けるはず…!と、初めてE/gをバラすと言う作業を自覚して、ちと手が震えてみたりしたのはナイショ。
□シリンダーヘッド取り外し
これでもう、後戻りは出来ない…と言う感覚。いや、さっきの状態から戻れるとこってなんだ、とは思うのだが、感覚的に、ね、うん。E/gをバラし始めたと思えるのは、ここからじゃないかな。
ちなみに、サビマニを見ても先生に聞いても、ココまで来ればシリンダー&ピストンの交換は簡単…社外のボアアップを組むのにはもう、難しい点はないご様子…ふ、ふふふ。
□バルブ確認
走行が2,000km未満…と言うことで、意外とキレイ…でもない、Bヘッド。でも、in側と違ってEx側はまだまだ、キレイだよなぁ。でもカーボンはこの距離でも蓄積される…んだなぁ。
□ロッカーアーム&カムシャフト確認
タペのin側Ex側を確認し、ほほぅ君がロッカーアームかね…そして君がカムシャフトかね、と確認しつつ、カムシャフトを押さえ込むガイドの先のピン…なるほど、これを外すのに特殊工具が必要なのか。
□YAMAHA純正スライドハンマー
…うん、ウェイトっつーか、バラストを長~い8mmの棒…先端にねじ山と抑えがあるだけのソレを見て、高い物ではなかったけれども、思った以上に微妙な作りのスライドハンマーだなぁコレ。
web上で見ていると、自作される人が多いのにも納得が行くわコレ。
□カムシャフト取り外し
んで、ガイドを押さえるボルトを5mmヘキサで取り外し、固定のピンの先にスライドハンマーのねじ山を回しこんで、バラストをガッツンガッツン、手元の押さえに充てる事で固定のピンが引き抜ける。
で、このピンが固定しているのはロッカーアームで…ロッカーアームが外せると、カムシャフトが引き抜けるようになる、と…ほうほう、するっと抜けてくるんだねぇ、カムシャフト君は。
□シグ&Bカムシャフト
ついでに、KEIZさんにてご手配いただいたヘッドに付属していた、カムシャフトを見比べてみる…へぇ、見た目で直ぐに分かるほど、シグとBではカム山が違うんだなぁ…これは面白い。
□バルブスプリング取り外し
で、今回の作業の…ヘッドのパーツ取り外しの最難関たるバルブスプリングの取り外し…いや、バルブコッターの取り外しに掛かる訳なんだが、これがまたコツがあるというか癖があるというか。
まぁ、取り付けに比べれば遥かに楽、と言うのを後で思い知るのだけれども。
これで、ロッカーアーム、カムシャフト、バルブスプリング類…が、現行のBヘッドから取り外された事となり、これからKEIZさんの44シグヘッドへと組み込んでいくログとなる。
と、云うコトで、今日はココまで…続きは次回のログで。
□上死点確認(フラホ側)
「マグネトローターのTマークをクランクの合いマークに合わす」…まぁ、画像の通りで、クランクケースにある△マークにTマークが合うようにフラホを回して位置を合わせるわけだ。
□上死点確認(カムチェーン側)
次にヘッド側でも、クランクケースのマークとカム側のマークを合わせる様にセット。先生いわく、「この時、カムチェーンにも印をつけると後で楽」とのアドバイスに従い、マジックでマーキング。
□プレート類
ピストンを上死点にあわせて、ヘッドを抜く…訳だが、その前にカムチェーンの取り外しが必要。なので画像の様に、クランクの周り止めをして、カムチェーンスプロケットボルトを緩める。
…で、ここにサビマニの罠があるのだが、「カムチェーンテンショナーを外す」とあるがここまでに見ている「シリンダーヘッド」の項目には、先の文字列だけで絵も方法も書いていないので注意。
確か、「シリンダー」の項目にはあるのだが、「シリンダーヘッドの取り外し」の中には記載がされていないので、「テンショナってこれ?」思い込みで作業を行うと失敗する。
ちなみに今回、オレンジ先生の助言が最もありがたかったのが、ここだったりした。
□カムチェーンテンショナー
ちなみに、カムチェーンテンショナーはここ…ヘッドではなくシリンダーに付いている。E/gの基本構造が頭に入っている人ならば問題ないが、サビマニ頼りのオイラ等だと気付きにくいアイツ。
□カムチェーンテンショナー
これが取り外したスプリングとボルトの部分…本体は別なのだが、撮り忘れたので割愛。ちなみに、テンションを掛ける部分をこの時点で凹ませておく。そうしないとテンション掛けっ放しになるので。
*後に他の車両の作業で、これが出来たのは新車間もない車両だったからと判明。旧い年式のシグや走行が多い車両は、シリンダーに固定しながらでないと無理。
□プレート類取り外し
さって、ようやくシリンダーヘッドの取り外しが行える。一応、サビマニには、ボルトやナットの取り外す順番が載っているが、そこまで厳格な必要は…と思いつつ、一応、それに従ってバラしていく。
□ヘッドナット取り外し
最後に、サビマニの指定に従って、ヘッドを押さえ込んでいるナットを外し、うし、これでヘッドが抜けるはず…!と、初めてE/gをバラすと言う作業を自覚して、ちと手が震えてみたりしたのはナイショ。
□シリンダーヘッド取り外し
これでもう、後戻りは出来ない…と言う感覚。いや、さっきの状態から戻れるとこってなんだ、とは思うのだが、感覚的に、ね、うん。E/gをバラし始めたと思えるのは、ここからじゃないかな。
ちなみに、サビマニを見ても先生に聞いても、ココまで来ればシリンダー&ピストンの交換は簡単…社外のボアアップを組むのにはもう、難しい点はないご様子…ふ、ふふふ。
□バルブ確認
走行が2,000km未満…と言うことで、意外とキレイ…でもない、Bヘッド。でも、in側と違ってEx側はまだまだ、キレイだよなぁ。でもカーボンはこの距離でも蓄積される…んだなぁ。
□ロッカーアーム&カムシャフト確認
タペのin側Ex側を確認し、ほほぅ君がロッカーアームかね…そして君がカムシャフトかね、と確認しつつ、カムシャフトを押さえ込むガイドの先のピン…なるほど、これを外すのに特殊工具が必要なのか。
□YAMAHA純正スライドハンマー
…うん、ウェイトっつーか、バラストを長~い8mmの棒…先端にねじ山と抑えがあるだけのソレを見て、高い物ではなかったけれども、思った以上に微妙な作りのスライドハンマーだなぁコレ。
web上で見ていると、自作される人が多いのにも納得が行くわコレ。
□カムシャフト取り外し
んで、ガイドを押さえるボルトを5mmヘキサで取り外し、固定のピンの先にスライドハンマーのねじ山を回しこんで、バラストをガッツンガッツン、手元の押さえに充てる事で固定のピンが引き抜ける。
で、このピンが固定しているのはロッカーアームで…ロッカーアームが外せると、カムシャフトが引き抜けるようになる、と…ほうほう、するっと抜けてくるんだねぇ、カムシャフト君は。
□シグ&Bカムシャフト
ついでに、KEIZさんにてご手配いただいたヘッドに付属していた、カムシャフトを見比べてみる…へぇ、見た目で直ぐに分かるほど、シグとBではカム山が違うんだなぁ…これは面白い。
□バルブスプリング取り外し
で、今回の作業の…ヘッドのパーツ取り外しの最難関たるバルブスプリングの取り外し…いや、バルブコッターの取り外しに掛かる訳なんだが、これがまたコツがあるというか癖があるというか。
まぁ、取り付けに比べれば遥かに楽、と言うのを後で思い知るのだけれども。
これで、ロッカーアーム、カムシャフト、バルブスプリング類…が、現行のBヘッドから取り外された事となり、これからKEIZさんの44シグヘッドへと組み込んでいくログとなる。
と、云うコトで、今日はココまで…続きは次回のログで。
ちょうどうちのシグもこんな具合かな~
シリンダー交換にヘッドもやってもらってます。
自分でもやれば出来ますが暑さに負けてお店にぶん投げましたw
カムプロフィールが違うのには驚きました!
Bのがハイカム?なんですね
バルブスプリングは外す時より入れる時にイライラさせられます
by ぐぐ (2013-07-25 07:42)
この時期だと、屋外でエンジン作業は厳しいですもんね(^^;)
とはいえ、近日中に自分のヘッドもやりますオイラw
シグとBの違いは、基本的にカムのリフト量と2次ギアですね。
クランクの長さが違ったりもしますが、性能に影響するのはこの辺りかと。
ちなみに、シグの方がハイカムだったと思います。
コッターは入れる時に、ピキピキッと来ますよね(^^#)
by アキヒト (2013-07-27 07:26)