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ボアアップ トラブル談。 [Diary ‐雑感‐]

さて、昨日のボアアップに続きがあり。

無事にボアアップを終え、MJを一番手ほど上げ、WRは…はノマフ用ではないので仕方ないと諦め。鳴らし中の為、国道246をゆっくりと流して帰る途中。青葉台の坂を下り、スピードが乗ったのでスロットルを緩め…たところ、突然のストール。緩やかに回転が低下し、そのまま停止すると言う状況。あれれれ。なんだろう、何の前触れもなくE/gが止まるのは初めて。

いわゆる焼付きや抱き付きと言った感じでもなく、もう馴染み深くなってきたベルトの切断でも無い様子。車体を路肩に寄せて、スターターボタンを押すと普通にかかる。あれ?なんだったんだ…と思いながら走り始め、また、数分でストール…で、E/g周辺やキャブ、エアクリ等を見るも特に問題は無し。少なくともきちんと接続されてるし、見た目には問題無いし…?

その後、停止しようとする際、低速域(20km/h位?)で妙に揺れる事に気がつく。まぁ、停止寸前(10km/h以下)では出ない為、ボアアップするとこういう癖になるのかな…と思いながら走っていると、再度のストール…かと思いきや、路肩に止めて停車しようとしたところ、停止には至らず。だが、妙に気持ちが悪い為、一度、E/gを止めて様子を見ようとキーを捻るも…E/g停止せず。キーを抜くも停止せず。…あれ?

仕方が無いので、そのまま走りつつ、その原因について思索する。

今回の作業で変更したのは、内燃機腰上(シリンダー/ピストン/ヘッド)と吸排気(キャブ/マフラー)。内燃機に関しては、とてもシンプルな構造な上、師匠が組み付けてくれた為、取付作業に問題無いと思われる。…が、構造が変化した事による、特性の変化は十分に考えられる。

押さえ目に流していても、低回転時のトルクアップが感じられる以上、馬力とその特性は変化していると思われる。また、単純に排気量が変更されているわけでは無い。シリンダーもヘッドも、ノーマルとは明らかに形状が異なっていた事を思い出す。

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□KN製 57∮シリンダー(3ポート)

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□純正シリンダー

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□KN製ヘッド

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□純正ヘッド

この形状の変更から、ノーマル品を削っているワケではない事が判明。純正、KNの加工品共に台湾製品だとは思うが。問題はその形状の違い。シリンダーは排気ポートをやや小さくし、そのポートを挟み込むように追加ポートが打ってある。ヘッドに至っては、ノーマルと全く異なり、滑らかに擂り鉢状を描いている。

シリンダー交換(ボアアップ)だけでも圧縮率はそれなりに上がるが、この形状変更はかなりの圧縮率向上を呼んでいるのでは無いだろうか。そう考えた場合、燃料は燃え難い(オクタン値の高い)、ハイオクタンが必要となる。

*高圧縮E/gでは、点火前に圧縮で爆発しないよう燃え難い燃料を使用。

4stの場合、この程度のボアアップでハイオクタンが必要になる事は無いのだが、何しろ2stE/gへの理解が浅過ぎて、形状変更による影響が読めない。なにしろ、最近になってようやく、2stE/gにはバルブが無い事を理解した位なのだから。

ちなみに例として挙げたのは、D-TRACKER(248cc)をKLX300(292)のシリンダーへ交換したのをケースとしてあげて見た。292ccE/gに対し44ccのアップ。元E/gに対して0.17…約2割の排気量が増加している。同様の計算でアクシスは0.15…約2割の排気量増加であり、その程度でオクタン値を見直す必要があるとは思えないのだが。

だが、既に燃料は残り少なく、手っ取り早く試せるのでハイオクを投入。

だが、既に燃料は残り少なく、手っ取り早く試せるのでハイオクを投入。

…してみた結果、より中低速域(40km/h)から振動…ノッキング?が起こるようになった…と、思うのだが。それまで(R246走行時)は、他のトラブルが気になっていたり、巡航速度自体があまり落ちなかった為、イマイチ比較がし辛い。レギュラーガスでも起きていたとしても、不思議ではないので、と、思うという状況。

ちなみにこのノッキングに近い症状、減速時にのみ現れる。加速していく際にはこの状況は発生しない。なので、ある程度、高速巡航が出来る状況であれば問題無いのだが、Stop&Goが頻発する街中での走行では非常に不快かつ乗り難い。スクーターとしての本分を捨てたかのような特性。

また、今朝の通勤時に色々と試して見た結果、これはちょっと薄いのか?と言う疑問も抱いた為、まずはガスをレギュラーへと戻し、MJをもう一番手ほど上げて様子を見ようかと考えている。ただ、明日は雨模様との予報もあり、MJは明後日から、燃料は未だ半分以上残っている為、その翌日から…と考えているのだが、これで軽減されるのやら…。微妙に問題の種は、別のところにあるような気がしてならないのだが。

そんな訳で、現在、ボアアップを体感できる部分としては、発進トルクや全域でのトルクアップのみで、他はトラブルにノッキングにとデメリットばかりが目立つ結果となり、結果として、非常に乗り難い車輛となっている。(ノマフに対してWRが余りに軽過ぎるという状況もあり、イマイチ乗り難いと思う部分も含めて)。

せっかくのボアアップ、これではあまりに悲しいので、何とかならないか模索中…。
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