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セパハン化別体タンク式マスター、レビュー! [BW'S125Fi(3rd)]

ここ最近で、一気にカスタム感を増したBW'S。

一応、装着についてや簡単なレビューを載せてはいたものの、あらためて一連の変更についてのレビューを残しておきたいと思う…慣れるとそれが当たり前になっちゃうし。

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□PCX用 セパレートハンドルキット(改)

正直に言えば、当初はあまり気乗りのしなかったセパレートハンドル化。

正確にはクリップオンハンドルなのだが、フロントフォークがブリッジまで無い車両では意味が無いだろう。前傾荷重はスクーターには利点だが、ホールドするタンクも無ければ後方に設置出来るステップもない、フォワードコントロールでは意味がない。

実際、走行時には何の意味もないどころか、乗り難さだけが浮かび上がる。過去のBW'Sを見ても分かる通り、ある程度の高さと垂れ角、長さが操作上の利点となる。シグより大きいハンドル角を生かせるのは、オフなりモタードなりの乗り方なのだと思う。

実際、道志辺りのタイトなワインディングではHardyがダントツで曲がり易く…倒し込み易くまた切り返しも容易だった為、あれが最上だとは思う。通勤に特化したロー&タイトは操作性にやや劣るし、現在のハンドルに至っては操作性はかなり悪いものと思われる。

が、楽しい。テンションが上がる、の一言に尽きる。

ルックス的にも最上位…とは実は言い難い。車両に跨る時はテンションが上がるのだが、車両後方や前方から見た際には、「ハンドルの上に何か乗ってる」感が半端なく、自身も初めて見た時にはアレ…という感想のみ。そして上記の理屈通りに意味がないなと判断。

ただ、友人に加工して貰い、スペシャルパーツとして車体へと組込み、ハンドルを握り視線を落とした時に評価が180℃の変更となる。うわなにこれ格好良い、テンション上がるわあ、と。そして、車両に跨らないと良さが全く分からなかったのだな、と痛感する。

たまたまオクで新古品の中古を見かけ、試乗の半値程度なら試してみようとの思いから。そして何気なくFBに上げた時に加工してくれる友人を見つけた事から。考えてみれば、ベストなタイミングで物事が進み、奇跡的にカタチになったカスタムとも言える。

総評 ルックス★★★★☆ 機能性★★☆☆☆ 走行性能★☆☆☆☆ スペシャル感★★★★★

跨っていない時のルックスにやや難があり、機能性は経常的に縛りが多く使い難い。走行性能はスクーター故に言わずもがな…なのだが、それらを補い余りあるスペシャル感があるパーツだと思う。ドラッグバーが好みの人ならば、運転にも問題は無いだろう。

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□NISSIN 1/2 横型マスター 別体タンク式(&アルミタンクキャップ)

実のところ、必要性を感じての購入ではなく、上記のテンションの高さから購入。

BW'Sのブレーキマスターを取り外すとタンク下に「1/2」の刻印がある。これは1インチのハーフ、25.4㎜の半分で12mmのピストン径を持つ横型マスターである事を示している。そして購入したNISSINマスターも1/2mmの横型となり規格上は同じ製品となる。

初代に装着した14㎜のマスターであればピストン径の大径化は、キャリパー側のピストンを押し出す力を強くする為に瞬間的な制動力が強くなったり、レバーの引きが少なくて済む等のメリットがある反面、急激に強く効き過ぎる等のデメリットが発生する。

つまり、規格による性能の変化は無い…のに購入したのは、純正がヤレていたことに加え、セパレートハンドル化が成功したハンドル回りに、別体タンク式のルックスが欲しいから、という非常に浅い理由からで、逆に言えば性能的な期待はしていなかった。

…のだが、想像以上にブレーキが扱い易くなったのは良い意味で予想外だった。

まず、レバーをすっと引いた際に立ち上がる初期制動の強さ。純正が効き始めから効き終わりまでフラットな感じなのに対し、このマスターは初期制動がグッと立ち上がり、そこからレバーを引いた分だけじっくりと制動力が立ち上がるコントロール性の高さ。

繰り返すが、規格の変更が無い以上、性能…制動力の変化は無い。が、制動力の配分を変える事により、扱い易さは格段に変化する。ラジアルポンプ(縦型)が良い例で、構造が変わらない以上はそこまでの変化は求められないが、お値段以上の価値はあるだろう。

これはマスターの精度の高さから来る、ピストンの動きのコントロール性だろう。純正のレスポンスの鈍いマスターでは得られないダイレクトさが、レバー越しにタッチとして感じられるのは、操舵性と言う意味で十分に性能向上とも言えるに違いない。

総評 ルックス★★★★☆ 機能性★★★★☆ 走行性能★★★☆☆ スペシャル感★★★☆☆

やっぱり純正とはルックスの満足感が違う。そして今回、想像以上に制度の違いによる操作性の向上を体感。走行性能自体は特に変化は無いし、マスターの選択も別体タンク式なだけで、ありふれたNISSIN同サイズなので、単純な上位交換程度の満足感である。

【補足】
上記に対して、元よりフロントのローダウン&バネ強化が為されていた事を補足。

フロントが純正より3cmほど落ちている事により、ハンドルが低い位置にある事でのルックスの良さがプラスされ、過剰なフロント荷重により乗り難さが3割り増しとも言える。

また、バネが強化されている事により、初期制動の立ち上がりの速さをバネが逃がさない(柔らかいバネは初期制動で大きく沈む)が、軽いブレーキでも突き上げが半端ない。

結果的にそれなりのマイナスを抱え込むが、得た満足感とは比較にならないので良し。
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