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【ブレーキ考察】その2.純正マスターの容量不足【ブレーキマスター】 [考察・妄想]

W650はなぜにインチバーなのか。採用された理由を考えて見るが、想像が付かない。

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□純正ハンドル(インチバー)

精々がハンドル周りの剛性強化だが、それならファットバーの様にクランプ部分だけで良いし、ファットバーを前提とする車両は倒立等の高剛性な足を前提としている。

35φ程度の正立で脆弱な足に対して、ブラケット回りで剛性を上げても、なあ。

また、多少の効果があるとしても、汎用性の高いミリバーから特殊なインチバーへ変更するだけのメリットも不明である。他にインチバーの現行車両が複数あればともかく。

…あるのかな。アメリカンか…カワサキにアメリカンてあったっけか。

この車両だけだとしたら、その為だけに、ハンドル、ミラークランプ、ブレーキマスターを専用の在庫として抱えるメーカー側のデメリットが想像出来るだけなのだが。

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□W400 トップブリッジ(中古)

でも、400も800もミリと考えると、650でインチバーを止める事はしたくない、かな。

400なり800なりのトップブリッジ移植で容易にミリバー対応が可能になると思われるが、インチバーも650の個性と考えると、やはりインチバーのままが良いのだ。
 *後にブリッジより下で差異を発見し交換が手間である事を知る

ちなみに、インチバーに対してミリバーと呼んでいる一般的なハンドルサイズ(22.2㎜)だが、実は7/8インチ=22.225mmなのでアレも正確には、インチバーとも言える。

色々と思うところはあるのだが、650に乗る以上はインチバーで行きたい。

なら、インチバー対応のマスター、それもピストン径14㎜のを探すしかない…と思いきや、そもそもインチバーの国産が見つからないのに、対応パーツがある訳もない。

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□グリメカ

一部の外車、特にハーレーがインチな為にそこからの流用…と思いきや、ハーレーはブレーキも大味らしく調べてみると如何にミリバーのマスターを付けるか、が話題に。

…見つけたグリメカは、ショボそうなのにB社のラジポンが買える程のお値段である。

インチバー対応の社外マスターは基本的に存在せず、かと言ってインチバーを止めると言う選択肢は無い。となれば、もうマスター側を加工する他、選択肢は無い。

まず、加工するベースのマスターを選択する。

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□NISIIN 14㎜ 横置きレトロ 15,000円(税/送料込)

前述の通り、高性能マスターでは無くあくまでもピストン径(油圧レシオ)のみの変更の為、横置きのマスターシリンダー。車両へのマッチング的にレトロタイプを選択。

当然ながら、汎用の社外マスターはミリバーへの装着を前提とする為、取付内径が22.2㎜な訳だが、これをインチバーに取り付ける為に内径を25.4㎜まで拡張する。

…と書けば簡単なのだが、マスターの内径変更てどんな工具ならば可能なのか。

フラップホイール的なものか。ステップドリルか。広げるだけならば幾らでもあるが、正確な内径変更、それも削り過ぎたら戻せないリスクを抱えて、だ。

単純に考えて、内径22.2mmを内径25.4mmへ拡大…となれば、3.2㎜の内径切削が必要な訳だが、微調整も考えると自作&電動工具は怖いし、手動では途中で投げ出すだろう。

これは、専門の切削業者へ相談してみるしかない…かなあ。
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