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アドレスV125、と言うスクーター。 [W650('99)]

Wさんomorashiと言う素敵事件より借り出した代車、SUZUKIアドレスV125の話をば。

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□代車

今の原付二ブームを起こし、牽引したのは他でもないシグナス「Xなのだが、その陰にひっそりと隠れて存在し続ける、スズキのアドレスV125シリーズ。

シグ系統がラグジュアリ感を売りとした事に対し、アドレスは徹底的に実用性を重視したイメージ…かな。所有する満足感は薄くとも、スクーターに求められる実用性を重視。

0~60km/hまでの加速が良く、どこにでも止められる小さくて軽い車体、これこそが50ccスクーターの正常進化なのだろうと思わせる車体。

積載量も多く所有感を満たす大きな車体、12インチで太めなタイア(アドは10)、60km/h以上も常用域であるE/gを持つシグナスは、50ccとは明確に異なるカテゴリな事を示している。

まあ、シグが30万とするならばアドは20万と、価格帯が大きく異なる訳で、基本設計の時点から想定ユーザも異なる車両なのだ良く分かる。

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□アドレスV125

で、ここまでがカタログデータから読み取れる内容となるのだが。

実際に乗ってみると、想像以上に軽く取り回しが良い…が、本当に50ccに乗っている様な不安感も首をもたげる。多分、原因は足回りの落ち着きの無さ、だろう。

10インチと言う小径でそれゆえに細いタイアは、軽さとのトレードオフ以上に不安を感じさせ、タイアに応じた足回りは限りなくバネに近いサスペンションと言う印象。

低速域ではフニャフニャとした感触の足は、60km/hを越えた辺りから剛性を感じられなくなり、旋回時には沈み込んだまま戻らない様な不安感を覚える。

まぁ60km/h~80km/hまでのもっさり感が半端無く、それ以上を出す機会が少ないからこその足回りなのかもしれないけれども(加速が鈍く信号のStop&Goが増加するから)。

片道10km圏内でたまにちょっとした幹線道路も使用、程度ならありかな。片道5km圏内で大きな幹線道路の仕様無し、ならば優秀な車両だと思う。

ぶっちゃけ、近所(2~3km)へのお買い物ならば、弄繰り回したBよりも遥かに使いやすいし、ご近所のアシ用に安い中古があればありか、と思わせる程度には気に入ったと思う。

今の片道20km、ほぼ幹線道路(主に三車線)、と言う通勤には使えないが。

また、メットインが予想外に小さいのは閉口した。実用車なのにと首を捻りたくなる小ささなのだが、車体自体の小ささを考えればこれは仕方ないのかも知れないが。

用途がかなり限定されるけれども、用途に合えば優秀な車体と言う印象。

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